
(税理士1科目合格を活かして転職するには?)
- 税理士試験の1科目合格で転職できる?
- 転職市場での評価は実際どの程度?
- 科目合格者が転職成功するコツは?
税理士試験は「社会人向け」の試験です。
受験資格からみて明らかにそうなっていますし、
科目合格制度があるので、
働きながら合格を目指しやすいんですね。
いきなり5科目合格!は無理でも
「1年で1科目」とかなら現実的です。

つまり、ほとんどの人が働きながら勉強しているわけなんですが、
科目合格1科目できたタイミングで転職活動した場合、
実際どのぐらいの評価を得られるものなのでしょうか?
(どのぐらい年収稼げるのか?)
この記事では、
税法1科目合格という実績を活かして、
会計事務所に有利な条件で転職するコツ
をお教えします。
これから税理士としてキャリアを気づいていくことを目指す方は、
ぜひ参考にしてみて下さい。
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この記事の目次
「税理士試験1科目合格」は会計事務所転職でどの程度の評価になる?

(「税理士試験1科目合格」は転職市場でどう評価される?)
税理士試験の1科目合格は、
会計事務所への転職活動では高く評価されるポイントといえます。
未経験者で科目合格の場合は、難関である税理士試験を一科目でも突破しているというポテンシャルが買われます。
特に20代など若い世代は、これから育てられるという期待がありある程度規模の大きい研修制度なども整った会計事務所への転職で評価されるでしょう。
実務経験者の場合、即戦力としての人材を求められるため、
特に中小規模の会計事務所では科目合格も持っていると重宝されます。
採用確実とまでは言えませんが、
1科目合格でも採用に有利であることは間違いありません。
>>科目合格を活かす!高年収な会計事務所で働きたい人はこちらをご覧下さい
実務経験者の自己PRのポイントと例文
以下では、実務経験者と未経験者それぞれのケースで、
「税理士試験1科目合格」を最大限活かす自己PRの伝え方をお教えします。
実務経験者の転職でアピールすべきポイントは、やはりどのような税務に携わってきたかということです。
また同時に、科目合格者は将来的に5科目合格を目指しているということに説得力を持たせられます。
これらを組み合わせてアピールすることで、転職での採用確率もぐっと高まることでしょう。
例文1. 財務諸表論の合格+税務申告経験をアピールする例文
以前の会計事務所では、小規模企業から製造業の大規模会社まで、10社の税務申告に携わってきました。
単に実務として税務申告を行うだけではなく、資金繰りや経営サポートなど幅広くお客様の支えになる業務を行ってきました。
その中でも勉強を続け、財務諸表論に合格することでより深く会社の財務諸表を読めるようになり、お客様へ適切なアドバイスをできるようになったと自負しています。
今後も税理士試験の勉強を続けながら、今まで培った経験をもとにより良質なサービスをお客様に提供していきたいと考えています。
例文2. 科目合格+自分を採用するメリットをアピールする例文
さまざまなお客様と関わる中で、顧客を獲得する営業力を磨いてきました。
税理士科目合格により知識面での信頼を得て確かな業務を行い、そのうえでお客様を紹介いただくなど、人との繋がりを大事にしています。
入社後はその営業の経験を活かして、御社の発展に寄与したいと考えています。
未経験者の自己PRのポイントと例文
一方で未経験者の自己PRについては、税理士1科目合格していることにより将来の展望を描けているかがポイントになります。
具体的には、税法でどの科目を取得しようとしているのか、またそれによって志望する会計事務所にどのように寄与できるのかをイメージしておきましょう。
例文1. 相続税メインの税理士志望をアピールする例文
貴所のウェブサイトを拝見し、相続税の申告をメインに行っていることに共感し応募いたしました。
将来的には相続税のスペシャリストを目指しており、貴所であればそれが実現できると考えました。
そのために税理士試験の合格を目指しており、すでに一科目合格していまして、さらに貴所で業務経験を積みながら勉強も頑張りたいと思います。
例文2. 法人税の分野での活躍希望をアピールする例文
大学で経済学を専攻しており、企業経営を税務の面でサポートする税理士に強く興味を持ちました。
すでに合格している簿記論の知識を活かし、業務経験を積む中で税法は法人税や消費税の合格を目指しています。
将来的に貴所の良きパートナーになれるように努力したいと思います。
労働環境が劣悪なブラック事務所でぜったいに働きたくない人へ

(ブラックな会計事務所で働きたくない人へ)
いま税理士事務所で働いている人も、これから働く人も、
労働環境が悲惨なブラック事務所にまちがえて入社しないよう注意してください。
職員を「使い捨て」ぐらいにしか考えず、安い給料で搾取しまくるブラック事務所は、
2023年現在も残念ながら一定数存在しています。
こういう事務所ほど「うちはアットホームな職場です!」…みたいにアピールしていることが多いので注意が必要です。
ブラック事務所にまちがえて応募するリスクを避けるためにも、
会計職専門の転職サイトを活用しましょう。

↓こういった専門サイトでは、
ブラック事務所の求人はあらかじめ排除されているので安全です。
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正直、税理士業界に転職するなら、
ハローワークやリクナビは使わない方が良いと私は思ってます。

実際、私が1社目に入社したブラック事務所はハローワーク経由で応募しました。
(窓口の職員さんに「こちらは特におすすめですよ」と紹介されました…)
私も後から知ったんですが、ハローワークの相談員って、
彼ら自身が非正規職員だったりするのでけっこういい加減なんですよね…。
情報リサーチには会計職専門の転職サイトを使うようにしましょう。
(無料アカウント登録すると詳細な求人検索をかけられます)
↓例えば、以下のような優良求人をたくさん見つけることができますよ。
- 未経験・資格なしでも年収400万円スタートの事務所求人
- リモート勤務OKな税理士事務所求人
- 税理士試験と両立できるワークライフバランス重視の求人
- 一般企業の経理で会計事務所経験者を積極採用している求人
- 相続税申告の実務経験を積むことができる事務所求人
- 将来的に独立を目指すのもOKな事務所求人
- 医業や社福法人など「もうかる分野」で活動している事務所求人
- 社労士や司法書士など他分野の士業と提携している事務所求人
「今すぐ転職する気はない人」もやっておくべきこと1つ
今すぐは転職するかどうか決めてない。
でもさすがに今の職場で定年までずっと働く…はありえない。
チャンスがあれば転職もありだけど、具体的な行動はまだ…。
(なのでいろいろ調べてる)
↑私のブログを読んでくださっている方の多くは、
おそらくこういう段階だと思います。
転職活動ってはっきりいってめんどくさいですよね。
人生でそう何度もあることではありませんし。

ただ、こういう段階の人ほど、
転職サイトの無料アカウントだけは早めに作っておいた方が良いです。
実際には、転職って運で決まってしまう部分もあります。
たまたま良いタイミングで、良い求人に出会えるか?
で決まっちゃうことも多いんです。
能力的に優秀な人でも、たまたま良い求人に出会えずブラック事務所で働いている…みたいなことって普通にあります。
(逆に言うと、能力的には普通だけど、転職活動の進め方が上手でホワイト事務所に入社できている人もいる)
重要なのは、とにかく優良求人に「出会う確率」を上げることです。
具体的には、転職サイトに転職先に求める条件をしっかり入力しておくのがコツですね。
(年収や組織規模、残業上限など)
↑これをやっておくと、
転職サイトから得られる情報の質が一気に上がります。
条件にマッチした事務所求人が出た瞬間にスマホに自動通知してもらえるので、
優良事務所の求人を見逃すリスクがなくなるのが大きいです。
(転職サイトで求人検索をかけてるだけ、
なんとなく求人をながめているだけ…の人たちと大きな差がつきます)
いい感じの事務所求人が見つかったら、
ブックマーク保存等で情報としてストックしていきましょう。
日常的に積み上げた優良な情報ストックを、
行動を起こす時の判断基準に使えるようにしておくのが大切です。

↓年収高めのホワイト事務所の求人や、
BIG4税理士法人を含む大手事務所ほど、
募集期間が短い傾向があるので注意してくださいね。
>>無料アカウント作成時には「希望条件」をしっかり入力しておきましょう
現状への不満とストレスが限界を迎えると、行動する気力がなくなる

(ストレスが限界になる前に手を打てるようにしておきましょう)
転職サイトを日常的にチェックし、
気になった求人をブックマーク保存していくだけでも、
「今の環境で精神的に限界が来たら転職もある。
自分には別の選択肢もある」
↑と気づけるのも重要です。
ストレスでどうしようもなくなる前に、
転職という手を打つことができるようにしておきましょう。
これって、今の職場で働く上でも
精神的な安定につながります。
いい意味での逃げ道を常に準備しておくのが大事ですよ。

逆に言うと、いま現在の環境への不満とストレスが蓄積された後になると、
転職サイトに登録する気力すらなくなります(私の実体験談です…)
そうなると、さらに現状への依存度が高まって、
抜けられなくなる…という無限ループにはまりがちですね。
なぜ「最大手のリクナビ」をおすすめしないのか?

(「税理士業界専門の転職サイト」を情報リサーチに活用しましょう)
転職サイトっていろんなところがありますよね。
この記事を書いている2023年現在で、
なんと1万社以上あるそうです。
最大手のリクナビとかの方が、
学生時代の就活でも使ったのでなじみがある…
という方も多いかもしれません。

ただ、税理士業界って採用側も応募側もかなり事情が特殊です。
必ずしも大手の事務所が環境良いわけではないですし、
仕事探す側も税理士受験生だったり、
キャリアスタートの年齢が高めの人が多かったりと、
普通の求職者とは異なる事情が多いんです。
こういった「特殊事情」をふまえて転職活動していくなら、
税理士業界専門の転職サイトを使うべきです。
- ブラックな会計事務所で絶対に働きたくない人
- 将来は独立を見すえ、ちゃんと年収を稼げる税理士になりたい人
- 税理士試験との両立ができる事務所で働きたい人
- 会計事務所での経験を生かして経理に転職したい人
↑これらに該当する人は、
税理士業界専門の転職サイトを活用しましょう。
リクナビなどとは登録されている求人の質(年収や福利厚生)
がまったく違うので、びっくりすると思いますよ。
会計職専門の転職サイトに登録されている求人例がこちら。
現時点で8,647件の求人がありました。

最後の最後にお伝えしたいこと
↓転職に限らずですが、
仕事で成功するために大事なのって、結局はこれなんです。
能力やスキルももちろん大切なんですが、
転職活動でもっとも重要なのは情報収集です。
税理士業界は、能力的にとても優秀なのに、
転職活動のやり方がまずかったのが原因で、
ブラック事務所で働くことを余儀なくされている人…が多すぎます。

↓今から5年後に、あなたはどちらになっていたいでしょうか。
- 劣悪な雇用環境で給料も安く、税理士試験もいつまでたっても科目合格ゼロ…。貯金もゼロ…。
- 働きながらスピーディに5科目合格達成。年収高めなので独立資金のめどもある程度ついている。あとは税理士としての実務能力を高めていくだけ…!
もちろん後者を目指しましょう。それは誰でも可能です。
