税理士事務所が地獄な理由は?残業なしの職場に転職することは可能?

2021年1月16日

  • 税理士事務所が地獄のような職場と言われる理由は?
  • 残業なしの事務所ってないの?
  • 税理士試験との両立は可能?
  • ホワイト環境な税理士事務所を見つけるには?
読者様

ネットの口コミ評判を見ていると、

税理士事務所は地獄だからやめとけ

という意見が多くてビビってます。

これって本当ですか?

そうですね。

確かに地獄のような環境の事務所も存在します。

(私も一時期そういう事務所で働いていました)

管理人

もちろん、すべての事務所がブラックというわけではありませんよ。

特に「繁忙期の残業」は税理士事務所の宿命…

みたいに言われることが多いんですが、

実際には残業ゼロを達成している事務所なんていくらでもあります。

ネットの口コミ評判には極端なものも多いので注意しておきましょう。

この記事では、税理士業界に未経験で転職することを検討している方向けに、

税理士事務所の職場環境の実態をお教えします。

残業なし・高年収で働けるホワイト事務所求人の見つけ方をについても解説していますので、参考にしてみてくださいね。

ブログ管理人

1985年生まれ。ニートで税理士事務所入社→月給16万円のブラック事務所で地獄のような目にあう→ホワイト事務所に転職して年収600万円/2018年開始の当ブログも6年目突入!おかげさまで毎月1万人(累計34万人超)の方に読まれています。
>>自己紹介の記事はこちらです

この記事の目次

税理士事務所が「地獄の職場環境」と言われる理由4個

税理士事務所 地獄

(税理士事務所が「地獄の職場環境」と言われる理由)

1.「小さな組織」なので人間関係が悪いと地獄

税理士事務所って、どこも小さな組織で活動しています。

「所長税理士+職員1名〜5名」

ぐらいの規模のところがほとんどで、

毎日全員がひとつのフロアで顔を見合わせながら仕事をしていますから、

職場の人間関係でつまずくと地獄のような環境になりがちですね。

転勤なんてまずありませんし、

苦手な先輩スタッフがいても逃げることができません。

所長税理士が圧倒的に強い権限を持っている

また、小さな組織ですから、

組織のボスである所長税理士の権限が圧倒的に強いです。

所長税理士と性格が合わない…

とかになるとはまさに地獄ですね。

管理人

ワンマンの組織体制となる可能性が非常に高くなり、

責任を持って自由に仕事ができない場合があります。

ワンマンの組織体制のため、いちいち所長への確認が必要で、

あまり権限が与えられずいつまで経っても成長できない…みたいな事務所もあります。

所長勢氏とは「師匠と弟子」の関係になりがち(良くも悪くも)

もちろん、小さな組織ならではの良さもありますよ。

所長税理士とは「師匠と弟子」みたいな雰囲気になりますから、

ゼロから手取り足取り仕事を教えてもらえたり、

多少のミスは「しょうがねえなあ」でかんべんしてもらえたりします。

特に未経験のうちは本当にゼロから仕事を1つ1つ覚えていかないといけませんから、

家族的な雰囲気の事務所を最初の勤務先に選ぶのはメリットになることも多いです。

>>地獄のようなブラック事務所で絶対に働きたくない人へ

 

2. 年収が低いブラック事務所を選ぶと地獄

税理士事務所 地獄

(税理士事務所は給料が安い?)

 

税理士事務所は地獄…!と不満な理由のNo.1は、

おそらく給料の安さでしょう。

税理士事務所に未経験で転職した場合、

1年目の年収は300万円〜350万円程度が相場になります。

月給手取りにして20万円前後あれば「良い方」ですね。

もちろん、どのぐらいの給料を稼げるか?は入社する事務所によって違います。

未経験職員の年収って能力的な問題よりも、

入社した事務所がもうかっているか?で決まる部分が大きかったりしますね。

なので、未経験者ほど「どういう事務所に応募するか?」が重要です。

↓同じ未経験OK求人でも、

比較的年収高めで募集されている事務所もあります。

管理人
税理士事務所 地獄

(未経験でも比較的高い年収で働ける事務所の求人例)

>>実際の税理士事務所求人で年収を見てみる

税理士事務所によっては、

年収200万円台で正社員を募集しているところもあるので注意してください。

(その時点でほぼブラック事務所確定なので、応募先の候補に入れないこと)

一方で、事務所の規模を拡大していっている事務所では、

未経験であっても平均以上の年収を稼げるケースは普通にあります。

(高めの給料を設定して、従業員の定着率向上を狙っているためだと考えられます)

「給料が安い」といわれがちな税理士業界ですが、

中にはちゃんとお給料を稼げる事務所もありますよ。

ネットの口コミ評判に流されすぎるのは考えものです。

(現状に満足している人は、わざわざネットに口コミなんて書きませんからね…)

ブラック事務所の特徴と見分け方

についてはこちらの記事も参考にしてください。

管理人
ブラックな税理士事務所の特徴18個…最悪な求人の見分け方を業界10年経験者が解説

税理士事務所(会計事務所・税理士法人)はブラックで最悪だからやめとけ…って本当?ブラック事務所の求人の見分け方は?この記事では、税理士業界で10年働いた経験のある著者が、雇用環境が劣悪な「ブラック事務所」の特徴を18個紹介しています。税理士業界への転職を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

続きを見る

3. 繁忙期の残業時間が地獄のように長い

税理士事務所が地獄の職場と言われる理由の3つ目は、

繁忙期の残業時間が長いためです。

私の場合、閑散期は毎日、定時で帰宅することができました。

しかし、年末調整や確定申告などの繁忙期になると業務量がかなり多くなります。

特に確定申告の締め切り直前期になると1日12時間以上の勤務が1週間程度続くというブラックな職場環境になります。

ただし、近年は、基本残業ゼロ・在宅ワークを積極促進の事務所もあります。

このような事務所では、閑散期での資料回収の強化やデータのデジタル化による会計入力など繁忙期の業務量を減らすよう努力しています。

4. 税理士試験との両立が地獄のように辛い

税理士事務所が地獄の職場と言われる理由の4つ目は、税理士試験との両立が辛いためです。

税理士試験の平均勉強時間を約3000時間です。

合格までの平均期間は4~5年と言われています。

仕事と両立して勉強するとなるとかなりの自由時間を犠牲にする必要があります。

このことから税理士事務所はブラックだというイメージを持つ人は多いです。

この辛さやブラックさは、税理士を目指している方のブログを読めばある程度把握することができます。

税理士を目指して、就職活動や転職を行っている方は一度確認されることをおすすめします。

ただし、試験前の有給取得を認めるなど職員の勉強を応援している事務所もあります。

これは、税理士が増えると事務所全体の業務処理能力が増え、顧問先を増やすことができます。

また、税理士が多いと協力できるため、より困難な案件を受注でき、更なる顧問先の増加につながります。

以上から、税理士試験の勉強を応援している事務所は非常に多いです。

希望のある税理士事務所に転職するためには、しっかりと情報収集することが重要になります。

残業なしの税理士事務所に転職することは可能?

税理士 転職 残業なし

(税理士が「残業なし」の会計事務所に転職するには?)

読者様

会計事務所で「繁忙期も残業なし」とか本当にあり得るんですか?

税理士業界のしくみ的に難しいように思うんですが…。

個人事業主の顧客がメインの事務所だときびしいですね。

その事務所がどういう顧客層をメインにしているか?

をチェックするのが、

残業の少ない事務所を見分けるポイントです。

↓いくつか実際の求人を見てみましょう。

管理人
税理士 転職 残業なし

(実務経験者むけの会計事務所求人)

未経験者むけの求人でも、

↓残業なしの会計事務所求人はありますよ。

管理人
税理士 転職 残業なし

(未経験者むけの会計事務所求人)

>>実際の税理士事務所求人で年収を見てみる

会計事務所の実務経験者の方にはいうまでもないと思いますが、

法人企業は決算時期を自由に決められます。

また、日本では大手企業を中心に3月決算(5月申告)を選択している会社が多いですが、

税理士が顧客にする企業は基本的に中小企業だけなので、顧問先企業の決算時期はバラバラです。

顧問先はほぼ法人企業のみという事務所の場合、

そもそも繁忙期というものが存在しない事務所もありますよ。

(年末調整の時期ぐらいでしょうか)

管理人

なお、最近は会計ソフトがものすごく優秀になってきていることもあり、

確定申告ぐらいは自力でやれる個人事業主が増えています。

税理士の顧問先は、今後は業績をのばしている法人企業の奪い合いになっていくでしょう。

事務所の収益を個人顧客の確定申告でまかなわないといけない会計事務所は、

事務所の収益的にも、従業員である職員の働き方的にも、

今後どんどんきびしくなっていくことは理解しておいてください。

>>実際の税理士事務所求人で年収を見てみる

なぜ、ホワイト事務所は「残業が少ないのに高年収」なのか?

税理士 転職 残業なし

(ホワイト事務所とブラック事務所の違いは?)

読者様

何度も聞いてすみませんが、

残業が少ないのに給料も高い事務所

なんて本当にあるんでしょうか?

結論からいうと普通にあります。

ポイントはもうかっている事務所で働くことです。

もうかっている事務所というのは、

相場よりも高い顧問料を設定できている事務所のことですね。

管理人

会計事務所のホームページをいろいろ見てみてください。

格安の顧問料を売りにしているところもあれば、

富裕層むけの高度なサービスを売りにしているところもありますよね。

このどのような顧客をターゲットにしているか?は、そこで働く職員にとってもとても大切な問題です。

たとえば、同じ「年間1億円の収益」をあげるにしても、

↓事務所によって仕事のとってきかたには違いがあります。

  • 格安事務所の場合
    顧問料年10万円 × 顧問先1000件=1億円
  • 顧問料が高い事務所の場合
    顧問料年40万円 × 顧問先250件=1億円

↑この2つの事務所で、

働き方に大きな差があることは容易に想像できるでしょう。

実際に会計事務所の仕事をしている人ならわかると思いますが、

ひとつの企業の決算にかかる時間や労力って、企業規模の大小でそれほど変わりません。

(小さい企業の決算でも、ややこしいところはややこしいですよね)

顧問料単価を高めに設定できる事務所は、顧問先数はそれほど多くなくても稼げますから、

職員の数は少なくても業務をきちんとまわしていくことができるのです。

これが「残業が少なくても高年収」な事務所の秘密です。

顧問料単価をあげることができない事務所は、

必然的に薄利多売のビジネスになりがちです。

そこに所属して働く税理士も、

仕事がしんどい割に低年収…という状態になりがちなのです。

管理人

顧客から高い顧問料を払ってもらえる会計事務所とは?

問題は、事務所がお客さんから高い顧問料を払ってもらうにはどうしたらいいのか?

なのですが、これには当然ながら「それに見合った価値がある」とお客さんに思ってもらわないといけません。

↓具体的には、以下のようなことですね。

  1. 高度な会計・税務業務にも対応できる(国際税務や資産税)
  2. 所長税理士に金融機関とのコネがあって融資が降りやすくできる
  3. 大手の不動産会社や保険会社と提携していて節税対策をいろいろ提案できる

↑この中で「顧問料の単価」を決めるにあたって特に重要なのが、2.や3.です。

そしてこれらは、所長税理士の実力にかかわることがらなのです。

「この業界で税理士探すならここ」というように業界内での評判が高い事務所なら、

広告費などに大きなお金をかけなくても、高い顧問料を設定することができます。

高い顧問料の設定=事務所の売上アップ」ですから、

職員への分配を多くしても利益をしっかり出すことができ、人材に投資することが可能になります。

そうすれば、さらに優秀な職員を集めることができ、

より付加価値の高いサービスを提供してさらに高い顧問料を設定し…

といったように、プラスのサイクルを回していけます。

このように、もうかっている事務所には優秀な職員が集まります。

優秀な人に囲まれて仕事をしていけば、税理士としての実力もどんどん高くなっていくのも当然ですね。

これは将来的に独立を目指している人にとっても、きわめて重要なことです。

>>実際の税理士事務所求人で年収を見てみる

税理士業界で「年収の高い人・低い人」の違いが生まれている理由

税理士 転職 残業なし

(稼げる税理士と、稼げない税理士の違いは?)

 

↓税理士業界には、以下の2種類の人がいます。

  • 低年収な会計事務所職員
    地獄のように残業しているのに低年収(年収300万円〜など)
  • 高年収な会計事務所職員
    繁忙期を含めて残業がほぼないのに高年収(年収700万円〜など)

なお、独立しない限りは資格の有無は年収にあまり影響はありません。

無資格職員でもめちゃくちゃ稼いでいる人はいますからね。

なぜこのような違いが生まれるのか?というと、理由はたった1つです。

それは、その人がもうかっている事務所で働いているか、

もうかっていない事務所で働いているかの違いです。

これは、実際の求人を見てもらった方がわかりやすいと思います。

↓例えば、以下の2つの求人(どちらも未経験者むけの求人)を見てください。

管理人
税理士 転職 残業なし

(未経験者OKの求人の例)

税理士 転職 残業なし

(年収の低い会計事務所求人の例)

>>未経験者OKの会計事務所求人を検索してみる

↑上の2つの求人は、

いずれも「未経験者OKの求人」であることに注目してください。

未経験者は、当たり前ですが「入社時点での実務能力はゼロ」です。

(会計事務所で一人前の仕事ができるようになるまでは3年ぐらいはかかります)

同じ「実務能力ゼロ」なのに、

  • 年収370万円代でスタートできる人と、
  • 年収250万円でスタートしないといけない人

がいるのです。

くりかえしになりますが、いずれも未経験者むけ求人なので、

この差は「本人の能力の差」によって生まれる違いではありません。

ただ「たまたま選んだ勤務先の事務所がもうかっているかどうか」によって生まれる違いです。

事務所の移籍で「いきなり売れだす芸能タレント」としくみは同じ

こうした違いは、芸能人の働き方をイメージするとわかりやすいですね。

女子アナが大手芸能事務所に移籍して女優デビューするとか、

移籍前はパッとしなかったのに、所属事務所が変わったことでブレイクするタレントとかたくさんいます。

(松竹芸能から吉本に移籍して売れるなど)

タレントの見た目や演技力なんて、

事務所が変わっただけでは変化しません。

彼らがある日突然ブレイクするのは、

所属先の芸能事務所がもうかっているかどうかの違い

に過ぎないケースがほとんどでしょう。

管理人

会計事務所の職員の給料もこれと基本的にしくみは同じです。

もうかっている事務所で働くことができれば、

まだ実務能力ゼロの未経験者でも高い年収で働けます。

逆に、実力もあって人がらも良い人であっても、

もうかっていない事務所に入社してしまうと、

どれだけ努力しようが残業しようがお金を稼ぐことは難しいのです。

【ストップ奴隷労働】無能な所長税理士に人生をささげるな

税理士 転職 残業なし

(無能な所長税理士のもとで働く職員は悲惨です)

 

私が実際に「会計事務所勤務→別の事務所」の転職をして実感したのは、

会計事務所はどこも同じような仕事をしているけど、

業務の量や稼げる給料は事務所によってぜんぜん違うことです。

同じような仕事をしてるのに、自分より楽してたくさん稼いでいる人がいる…とかつらいですよね。

でもこれって、転職活動を「年収にこだわってしっかりやった人」とそうでない人の差だったりします。

どうせ独立するから職員時代の年収にはこだわらない

という税理士志望者は少なくないですが、これはおすすめしません。

そもそも職員として高年収になれない人が、独立したらいきなり稼げるようになるなんてことは考えにくいです。

少なくとも私は10年以上この業界で働いて、

そんな人は見たことがありません。

管理人

お金は「後からついてくる」なんてことは現実にはほぼありえない

税理士 転職 残業なし

(お金は「まじめにがんばっていればついてくる」なんてことは実際にはほとんどありません)

 

お金というものは、何もしてないのに自然についてくるなんてことは現実にはほぼありえません。

お金を稼ぎたいなら、そのための努力を意識的にやっていく必要があるのです。

(これは独立しようが、サラリーマンだろうが同じです)

サラリーマンとして働く場合、「入社後になってから交渉で年収上げてもらう」というのは絶望的に難易度が高いでしょう。

なので、転職活動時(入社前のタイミング)でしっかりと年収にこだわって求人を探すことが大切になります。

本来「残業はない」のが当たり前

いったんブラックな事務所の働き方に染まると、

「残業はあって当たり前」という意識になりがちなんですが、

これって単なる洗脳であることに気づいてください。

本来、残業ってなくて当たり前のものです。

そもそも「慢性的に残業が発生している状態」というのは、マンパワーと業務量のバランスがくずれているのに、それを放置している状態に他なりません。

(これをバランス見ながら是正していくのが経営者の仕事ですが、それをさぼってやっていない)

当然、人を雇ってマンパワーを増やせば経営者(所長税理士)の利益は減るはずです。

しかし、それをしないのは「本来そろえるべき人員を雇っていたら利益が出ないしょぼい経営状態なのに、

無理やり利益を出し、そのツケを従業員にまわしている」ということですからね。

従業員にサービス残業を強制している所長税理士って、

はっきりいって経営者としては無能です。

従業員に残業させずに利益をしっかり出してる税理士なんていくらでもいますからね。

サービス残業というかたちで従業員にケツをふいてもらって、なんとか利益を出している税理士とか悲惨ですよね。

それで顧問先の経営者には「経営指導」とかやってたりするのがこの業界の実情です。

ブラック事務所で滅私奉公しても得することはなんにもないですよ。

ボロぞうきんのように酷使されて捨てられるのがオチです。

しかも「うちは人がすぐ辞めて困ってる」とかぼやいてる税理士に限って、自分の経営者としての無能さに気づいてなかったりします。

すでに1年以上の実務経験がある人なら、

好条件で雇ってくれる事務所なんて山ほどありますよ。

↓※実務経験者向けの会計事務所求人の例

管理人
税理士 転職 残業なし

(独立も目指せる実務経験者むけ求人)

会計事務所経験者なら、

企業経理部の管理職候補も狙えますね。

管理人
税理士 転職 残業なし

(会計事務所経験者は経理の実務経験者として扱ってもらえます)

>>会計事務所経験者を歓迎!実務経験者むけの求人を見てみる

 

まだ実務未経験の人も、

↓最初から雇用環境の良いホワイト事務所の求人を狙っていきましょう。

税理士 転職 残業なし

(未経験者むけ求人でも高年収の事務所はあります)

>>未経験者むけの会計事務所求人を見てみる

職員にサビ残させないと利益出せないしょぼい事務所なんて、さっさと見切りをつけて次行きましょう。

税理士業界って、転職でキャリアアップしていくのが当たり前なんで、

「転職回数が多いこと」が不利になることもほぼありませんしね。

労働環境が劣悪なブラック事務所でぜったいに働きたくない人へ

(ブラックな会計事務所で働きたくない人へ)

いま税理士事務所で働いている人も、これから働く人も、

労働環境が悲惨なブラック事務所にまちがえて入社しないよう注意してください。

職員を「使い捨て」ぐらいにしか考えず、

安い給料で搾取しまくるブラック事務所は

2023年現在も残念ながら存在しています。

こういう事務所ほど「うちはアットホームな職場です!

…みたいにアピールしてたりするのでたちが悪いんですよね…。

もちろん、すべての税理士事務所が

ブラックという意味ではありませんよ。

最近は年収高めのホワイト事務所も増えてますからね。

重要なのは、ブラック事務所にまちがえて応募しないことです。

管理人

ブラック事務所に絶対に間違えて入社したくない人は、

会計職専門の転職サイトで求人を探すようにしましょう。

税理士や経理といった会計求人だけを集めている専門サイトなら、

ブラック事務所の求人はあらかじめ排除されているので安心です。

↓以下はいずれも無料で情報収集に使えるサイトです。

無料アカウントを作っておくと、

実際の年収など詳細情報が見られますよ。

ヒュープロ(税理士業界専門の無料転職サイト)

ホワイト事務所の求人多数あり!

ヒュープロは、税理士業界専門の無料転職サイトです。
未経験資格なしOKで年収400万円の求人
経験3年以上で年収660万円〜の求人
BIG4含む大手税理士法人の求人
税理士試験と両立できる残業なし求人
など、ホワイト求人が多数ありますよ。
>>10,097件の求人を見る

(未経験求人の例:クリックで拡大)

(経験者求人の例:クリックで拡大)

税理士事務所の求人探すならここ!おすすめ転職サイトランキング【厳選4社】

この記事では、税理士業界(会計事務所)への転職を目指す人におすすめの転職エージェントを紹介しています。税理士業界はかなり特殊な業界です。年収や福利厚生が良い会計事務所求人を見つけたい人は、税理士業界(会計事務所)専門の転職エージェントを使うようにしましょう。

続きを見る

 

何を求めて転職するのか?を明確にするのが重要

(妥協できる点と、絶対に妥協できない点を明確にすることが大切です)

 

私のブログを読んでくださっている方は、

なんらかの理由があって、今の職場に不満がある人(給料安い・人間関係が最悪…など)が多いと思います。

そんな方にぜひ知っておいていただきたいことがあります。

↓それがこれです。

なんの欠点もない「天国のような職場」はこの世に存在しない。

↑すでに社会人経験がある人は同意していただけると思いますが、

給料良くて、ワークライフバランスも良くて、

人間関係も最高で、所長税理士も優しくて…

みたいな天国のような職場ってまあ現実には存在しません。

管理人

この点を理解しておかないと、

あの人っていつ会っても転職活動やってるな…」

みたいなことになりがちですので注意してください。

(税理士業界では、そういう人はけっこう多かったりします)

重要なことは、あなた自身の中で、

妥協できない点妥協できる点を明確にすることです。

そこから「自分にとって一番メリットの大きい職場」を、

現実的な選択肢として選ぶことなんですね。

 

↓具体例を挙げると、例えば以下のような感じです。

管理人

具体例1

  • 妥協できない点
    今は税理士試験の勉強に集中したいので、繁忙期も残業のない事務所に転職したい
  • 妥協できる点
    その一方で、多少はお給料が下がることはしかたないので、年収500万円以上を許容ラインにする
  • 現実的な選択肢
    ワークライフバランス重視・職員の税理士試験挑戦を応援することを明示している事務所求人を狙う

具体例2

  • 妥協できない点
    実務経験者として今度の転職では年収アップにこだわりたいので、年収600万円は絶対に欲しい。
  • 妥協できる点
    その代わり、仕事がある程度いそがしくなるのは許容する。
  • 現実的な選択肢
    BIG4を含む大手税理士法人の求人を狙う

具体例3

  • 妥協できない点
    将来的には税理士として独立を目指しているので、自分の得意分野を持っておきたい。
    独立のための資金を貯めるためにも、年収は600万円は絶対欲しい。
  • 妥協できる点
    その代わり、仕事がある程度いそがしくなるのは許容する。
  • 現実的な選択肢
    相続税対策についての実務経験をゼロから積める「資産税特化事務所」の求人を狙う

 

なんとなく「いまの事務所嫌だなー…」とばくぜんと考えていても、

なかなか具体的な選択肢は見えてきません。

(具体的な選択肢が見えてこないと、人間は行動に移すことはできないものです)

そうこうしているうちに、

年齢を重ねて転職の選択肢がどんどんせばまっていく…

というのは税理士業界に限らずあるあるですね。

そういう人と比べて、

上記のように「妥協できる点」と「妥協できない点」から職場探しをできる人は、

比較的短期間で理想に近い職場を見つけられる可能性が高いです。

自分の中で明確な基準を持って、現実的な「落とし所」を探るのが大切と言えるでしょう。

現実的で勝ち目のあるゲームをしましょうという話ですね。

 

税理士業界専門の転職エージェント(無料)を活用しよう

(ヒュープロは税理士業界専門の無料転職エージェントです)

 

なお、こういった「妥協できる点・妥協できない点」から、

現実的な選択肢(落とし所)」を決めるかたちの転職活動の進め方については、

転職エージェントに相談しながら進めた方がうまくいく可能性が高いです。

2023年現在、転職活動に転職エージェントを使うのはほぼ当たり前というか、

使わない理由がないというのが実際のところですね。

書類選考対策から面接対策、

採用担当者と面接アポ取りや年収交渉まで、

すべて無料でやってくれますので。

管理人

自分のニーズ(妥協できる点・妥協できない点)を明確にできたとしても、

それにマッチした求人を見つける作業はなかなか自分でやるのが難しいです。

この点、税理士業界専門の転職エージェントなら、

あなたのニーズにマッチした具体的な選択肢(求人)を豊富に提案してくれます。

ときには自分で求人探しをしていたら、まず選択肢に入れていなかったであろう求人が、

実は自分にベストマッチな選択肢だったということもあり得ます。

転職活動って人生でそう何度もやることではありませんから、

徹底的にこだわってやった方が良いですよ。

転職活動のやり方ひとつで、年収が100万円以上も変わってくることって普通にありますからね。

転職エージェントを使えば、

書類選考〜採用担当者とのアポイント取り、面接対策や年収交渉まで無料でやってくれます。

無意味に「自力ですべてやること」にこだわって、

せっかく見つけた優良事務所からの採用可能性を下げる…なんてかしこいやり方ではありません。

なお、転職エージェントに報酬を払うのは採用を行う事務所側ですので、

私たち転職活動する側は無料で使うことができますよ。

使わないのはものすごくもったいないので、活用しましょう。

なお、税理士業界で転職活動するなら、

この業界専門の転職エージェントを使うのは鉄則です。

(↑もちろん、こちらも無料で使えます)

管理人

リク◎ートエージェントなどの「一般向けの転職エージェント」も、

使っちゃいけないわけではないですが、

税理士業界の内情について、いまいちよくわかっていないエージェントに担当されてしまう…みたいなことがあり得ます。

(私自身も経験があります。

面談で税理士試験の科目合格制度ってなんですか?…

みたいなこといわれてガッカリしたことがあります)

税理士業界ってかなり特殊な業界ですので、

この業界に精通した、専門の転職エージェントを使うようにしましょう。

>>税理士業界に特化した転職エージェント(無料)

税理士業界志望者はハロワを使うな

(税理士業界の求人は、ハロワやリクナビで探さない方が良いです)

 

正直、税理士業界に転職するなら、

ハローワークは使わない方が良いと私は思ってます。

なぜかというと、求人の「質」が低すぎるからなんですね。

実際、私が1社目に入社したブラック事務所はハローワーク経由で応募しました。

(窓口の職員さんに「こちらは特におすすめですよ」と紹介されました…)

私も後から知ったんですが、ハローワークの相談員って、

彼ら自身が非正規職員だったりするのでけっこういい加減なんですよね…。

税理士業界への転職を検討している方は、

あらかじめ優良求人にしぼって掲載されている

会計求人専門の転職サイトを使いましょう。

↓例えば以下のような質の高い求人を見つけることができますよ。

管理人
  • 未経験・資格なしでも年収400万円スタートの事務所求人
  • リモート勤務OKな税理士事務所求人
  • 税理士試験と両立できるワークライフバランス重視の求人
  • 一般企業の経理で会計事務所経験者を積極採用している求人
  • 相続税申告の実務経験を積むことができる事務所求人
  • 将来的に独立を目指すのもOKな事務所求人
  • 医業や社福法人など「もうかる分野」で活動している事務所求人
  • 社労士や司法書士など他分野の士業と提携している事務所求人

(在宅ワークOKな会計事務所求人)

(実務経験者向けの資産税事務所求人)

(未経験・資格なしでも年収400万円〜の求人)

(科目合格者は待遇面で優遇してもらえる事務所求人)

>>現在募集中!税理士事務所の実際の求人で年収を見てみる

 

今すぐは転職する気がない人もやっておくべきこと

今すぐは転職するかどうか決めてない。

でもさすがに今の職場で定年までずっと働く…はありえない。

チャンスがあれば転職もありだけど、具体的な行動はまだ…。

(なのでいろいろ調べてる)

↑私のブログを読んでくださっている方の多くは、

おそらくこういう段階だと思います。

転職活動ってはっきりいってめんどくさいですよね。

ただ、こういう段階の人も

転職サイトの無料アカウントだけは早めに作っておいた方が良いです。

転職って運で決まってしまう部分もあって、

たまたま良いタイミングで、良い求人に出会えるか?

が非常に重要だったりするからです。

日常的に、税理士業界の最新の求人情報にアンテナを立てておくようにしましょう。

希望年収や勤務地などを転職サイト内で入力しておくと、

マッチする最新のおすすめ求人がメールで送られてくるので便利です。

↓こんな感じで、あらかじめ自分で入力した

年収などの条件にマッチするものだけが送られてきます。

情報って多すぎても使えないんで、

自分にマッチする求人だけを送ってもらえるのが便利です。

管理人

(あらかじめ指定した年収条件などにマッチする最新求人が「おすすめ求人」としてメールで送られてきます)

 

転職サイトの使い方って人それぞれだと思いますが、

私はこういう「流し読み」的な感じがいいと思ってます。

流し読みでも日常的に求人情報を見るようにしておくと、

税理士業界の年収や、福利厚生の相場みたいなものもなんとなくつかめてきます。

良さげな求人が見つかったらブックマーク保存しておいて、

いざ転職するとなったときに、

ロケットスタートを切れるようにしておきましょう。

余裕のあるタイミングでこれやってる人と、

やってない人とでは大きな差がつきますよ。

>>税理士業界の求人専門!転職サイトを見てみる(無料)

 

税理士業界は「優秀なのに年収低いループ…」にはまる人が多すぎる

(優秀なのに年収低い…的なループにはまらないために)

 

税理士業界って、

能力スキル的には非常に優秀なのに、

たまたま良い求人に出会えていないのが原因で、

しかたなくブラック事務所で低年収で働いている…。

みたいな人がかなり多いのが現実です。

仕事のスキルや能力と、良い事務所に入れるかどうか?ってあんまり関係ないんですよね。

良い事務所に入れるかどうかは転職活動のやり方が上手か下手かできまることなんで。

逆に言うと、能力的にはごく普通だけど、

転職活動の進め方が上手で、

ホワイト事務所に入社できている人もいるわけですね。

管理人

転職活動のやり方が上手か下手かだけで、

稼げるお給料の金額が年間100万円ぐらい違ってくることもあります。

転職活動のやり方だけで年収減る…とかめっちゃ悲しいですよね。

重要なのは、とにかく優良求人に「出会う確率」を上げることです。

具体的には、会計職専門の転職サイトで定期更新される求人情報を、

日常的にチェックするクセをつけるようにしましょう。

転職サイト内で年収や事務所の人数規模など、

転職先に求める条件をしっかり入力しておくのが大切です。

↑これやっておくと、

転職サイトから得られる情報の質が一気に上がります。

求人が掲載開始された瞬間に自動通知してもらえるので、

優良ホワイト事務所の求人を見逃すリスクをなくせますよ。

転職サイトって、なんとなく求人をながめているだけ…では

なかなか良い求人にはなかなか出会えません。

↓年収高めのホワイト事務所の求人や、

BIG4税理士法人を含む大手事務所ほど、

募集期間が短い傾向があるので注意してください。

(優良事務所の求人例:クリックで拡大できます)

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ポイント!

  1. 税理士事務所の求人を探すなら、会計職専門の転職サイトを使うべき
    →税理士業界専門サイトなので、ハロワやリクナビと求人の質がまったく違う。
  2. 転職活動は「能力」より「運」で決まってしまう部分も大きい
    →転職サイトを日常的にチェックして「優良求人に出会う確率」を上げることが大切。
  3. 転職サイトを使うなら、無料アカウントを作り求人の絞り込み条件を設定しておこう
    →自分が指定した条件にマッチする求人が出るたびに通知してもらえます。

↓個人的におすすめの税理士業界専門の転職サイトはこちらです。

無料アカウント登録で実際の年収も見ることができますよ。

管理人

ヒュープロ(税理士業界専門の無料転職サイト)

ホワイト事務所の求人多数あり!

ヒュープロは、税理士業界専門の無料転職サイトです。
未経験資格なしOKで年収400万円の求人
経験3年以上で年収660万円〜の求人
BIG4含む大手税理士法人の求人
税理士試験と両立できる残業なし求人
など、ホワイト求人が多数ありますよ。
>>10,097件の求人を見る

(未経験求人の例:クリックで拡大)

(経験者求人の例:クリックで拡大)

税理士事務所の求人探すならここ!おすすめ転職サイトランキング【厳選4社】

この記事では、税理士業界(会計事務所)への転職を目指す人におすすめの転職エージェントを紹介しています。税理士業界はかなり特殊な業界です。年収や福利厚生が良い会計事務所求人を見つけたい人は、税理士業界(会計事務所)専門の転職エージェントを使うようにしましょう。

続きを見る

 

現状への不満とストレスが限界を迎えると、行動する気力がなくなる

(ストレスが限界になる前に手を打てるようにしておきましょう)

 

転職サイトを日常的にチェックし、

気になった求人をブックマーク保存していくだけでも、

「今の環境で精神的に限界が来たら転職もある。

自分には別の選択肢もある」

↑と気づけるのも重要です。

ストレスでどうしようもなくなる前に、

転職という手を打つことができるようにしておきましょう。

これって、今の職場で働く上でも

精神的な安定につながります。

いい意味での逃げ道を常に準備しておくのが大事ですよ。

管理人

逆に言うと、いま現在の環境への不満とストレスが蓄積された後になると、

転職サイトに登録する気力すらなくなります(私の実体験談です…)

そうなると、さらに現状への依存度が高まって、

抜けられなくなる…という無限ループにはまりがちですね。

転職サイトは誰でも無料で使えます。

今すぐは転職できない人も、

無料アカウント登録だけはやっておきましょう。

なぜ「最大手のリクナビ」をおすすめしないのか?

(「税理士業界専門の転職サイト」を情報リサーチに活用しましょう)

 

転職サイトっていろんなところがありますよね。

この記事を書いている2023年現在で、なんと1万社以上あるそうです。

最大手のリクナビとかの方が、

学生時代の就活でも使ったのでなじみがある…

という方も多いかもしれません。

管理人

ただ、税理士業界って採用側も応募側もかなり事情が特殊です。

必ずしも大手の事務所が環境良いわけではないですし、

仕事探す側も税理士受験生だったり、

キャリアスタートの年齢が高めの人が多かったりと、

普通の求職者とは異なる事情が多いんです。

こういった「特殊事情」をふまえて転職活動していくなら、

税理士業界専門の転職サイトを使うべきです。

  • ブラックな会計事務所で絶対に働きたくない人
  • 将来は独立を見すえ、ちゃんと年収を稼げる税理士になりたい人
  • 税理士試験との両立ができる事務所で働きたい人
  • 会計事務所での経験を生かして経理に転職したい人

↑これらに該当する人は、

税理士業界専門の転職サイトを活用しましょう。

リクナビなどとは登録されている求人の質(年収や福利厚生)

がまったく違うので、びっくりすると思いますよ。

会計職専門の転職サイトに登録されている求人例がこちら。

現時点で8,647件の求人がありました。

管理人

(求人の例:画像クリックで拡大)

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>>現在募集中の税理士事務所求人を見てみる

最後の最後にお伝えしたいこと

↓転職に限らずですが、

仕事で成功するために大事なのって、結局はこれなんです。

 

能力やスキルももちろん大切なんですが、

転職活動でもっとも重要なのは情報収集です。

税理士業界は、能力的にとても優秀なのに、

転職活動のやり方がまずかったのが原因で、

ブラック事務所で働くことを余儀なくされている人…が多すぎます。

転職サイトへの登録って、3分でできる作業です。

お金もかかりませんし、

いつでも解除できるのでリスクなんて何もありません。

管理人

↓今から5年後に、あなたはどちらになっていたいでしょうか。

  • 劣悪な雇用環境で給料も安く、税理士試験もいつまでたっても科目合格ゼロ…。貯金もゼロ…。
  • 働きながらスピーディに5科目合格達成。年収高めなので独立資金のめどもある程度ついている。あとは税理士としての実務能力を高めていくだけ…!

もちろん後者を目指しましょう。それは誰でも可能です。

>>今すぐ行動を起こす

管理人

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