【税理士試験が終わったら】合格発表までの過ごし方と就活開始のタイミングについて

2020年7月27日

  • 今年も税理士試験が終わった。合格発表までの過ごし方は?
  • いま働いている事務所では働きながら合格が難しそう…どうすべき?
  • 会計事務所に就職するならいつから動きだすべき?

8月は税理士試験の月ですね。

1年間の勉強の成果が問われた直後ですから、試験が終わってホッとしている方もいらっしゃるでしょう。

ただし、税理士としてのキャリア構築という視点から考えると、この時期をのんびりと過ごしてしまうのはあまりにももったないです。

(私も元受験生なので「ちょっとぐらいは…」と休みたくなる気持ちは痛いほどわかるのですが)

特に、試験終了を機に就活を始める人は、

ゆったりしているひまは1日もない

ことを理解しておく必要があります。

管理人

試験勉強は税理士としてのキャリアを築くためのひとつの手段に過ぎません。

ときどき「試験に合格するために、他のすべてを捨てている人」を見かけますが、これをやっていいのは学生時代までですね。

もしあなたが社会人なら、試験勉強を進めつつも、税理士としてきちんとお金を稼げるようになることを考えていく必要がありますよ。

この記事では、税理士試験が終わった後の過ごし方について解説します。

勉強専念タイプの方も、仕事と勉強の両立タイプの方も知っておくべき税理士としてのキャリア構築のポイントを説明していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

税理士試験終了〜合格発表までの過ごし方

税理士試験 終わったら

(8月の税理士試験が終わったら、12月の合格発表までどう過ごすべき?)

 

税理士試験が終了した8月上旬から、

合格発表のある12月までの約4ヶ月間について、どのように過ごすべきかを考えましょう。

具体的には、以下の2つのことについて、

↓できるだけ早いタイミングで行動を起こすようにしてください。

管理人

↑※青文字クリックでジャンプできます。

それぞれのポイントについて解説していきますね。

>>すでに会計事務所で働きながら勉強している方はこちらからご覧ください

1.自己採点と翌年受験科目の対策

税理士試験 終わったら

(自己採点と翌年の受験科目について)

 

まずは翌年の試験に向けて何をすべきか?についてですが、

できるだけ早いタイミングでやっておくべきなのが「受験科目の決定」です。

税理士試験は今年受けた受験科目の合否がわかるまでは4ヶ月もあるので、

モチベーションが下がりがちなこの時期の過ごし方は大切です。

具体的には、自己採点をした上で資格スクールが出す合格ラインを見比べ、

「この科目はほぼまちがいなく合格」といえるレベルでないなら、

その科目は翌年も受験するものとして考えて復習メインの勉強をしておきましょう。

8月〜12月の不合格が確定するまでのタイミングでは、

独学で現在の学力をキープすることを目標にします。

資格スクールの受講タイミングは悩ましい問題ですが、たとえ結果が不合格であったとしても、

すでに受験経験のある科目については12月に正式に合否が出てから講座受講を始めれば十分に間にあいます。

その上で、この時期(8月〜12月)は新規受験科目の資格スクールの講座受講をメインの学習内容にしましょう。

新規受験科目については最初はとりあえず独学で勉強スタートして…という人も多いですが、おすすめしません。

税理士試験は本当に独学に向かない試験です。

自己流の勉強法・独学で取り組んだことは、

すべて労力のムダになる可能性が高いです。

管理人

自己流の受験戦略なんてまず当たりませんし、後から見て非効率なものになりがちです。

受験戦略については資格スクールがプロです。

勉強のスケジュールの立て方や、受験戦略についてはとにかく「自分で考えない」ようにしましょう。

資格スクールは勉強の進め方について無料相談なども受けてくれますので、

これらも活用して「今のタイミングで自分が何をすべきなのか?」をアドバイスしてもらうのがおすすめですよ。

2.就活の開始(会計事務所への就職)

税理士試験 終わったら

(会計事務所で働きながら勉強するのが前提の人は、試験終了直後から就活に向けて動きだすのが賢明です)

 

翌年以降は「働きながら試験勉強を進めていく予定」の方は、

8月の試験直後から就活に向けて動きだすようにしてください。

なぜ「試験終了直後」から動きだす必要があるのかというと、

この時期は採用を行う会計事務所(税理士事務所)側も人材の確保にむけて一気に動きだすからです。

(↓こんな感じで、未経験者OKの求人がドッと転職市場に出始めます)

税理士試験 終わったら

(未経験者OKの会計事務所求人の例)

会計事務所の採用担当者としては、

会計や税法についてある程度の勉強が進んでいる受験生を

8月の試験直後に人材として採用し、

翌年2月〜3月の業務繁忙期に向けて実務教育を進めていきたい

という思惑があります。

管理人

なお、会計事務所企業経理のどちらにすべきか迷う…という方もおられるかと思いますが、

働きながら5科目合格を最短で達成したいなら会計事務所一択です。

まわりも受験生ばかりなので働きながら勉強することがやりやすいほか、

職員の試験勉強に理解のある事務所も増えているので、企業経理で働くよりも圧倒的に両立がしやすいです。

>>未経験OK!会計事務所の求人を見てみる

会計事務所(税理士事務所)への就活の進め方

税理士試験 終わったら

(税理士試験終了後の会計事務所への就活の進め方)

 

税理士試験直後から会計事務所への就活に向けて動きだす予定の方は、

↓以下の3つのポイントを押さえて就活を進めていきましょう。

↑※青文字クリックでジャンプできます。

それぞれのポイントについてくわしく見ていきましょう。

管理人

>>すでに会計事務所で働きながら勉強している方はこちらからご覧ください

1.雇用環境が劣悪なブラック事務所に注意する

まずは、ひとくちに「会計事務所」といっても、

その職場環境は本当にさまざまであることを知っておきましょう。

私自身、3社の会計事務所でトータル10年間働いた経験があるのですが、

どの事務所も働く環境はまったく違いました。

管理人

特に注意しておきたいのは、ブラック企業のような環境の事務所です。

いわゆるブラック事務所というやつですが、ブラック事務所の雇用環境は、

↓例えばこんな感じで超過酷です。

  • 資格のない職員は「見習い」あつかいで、給料手取り月16万円ぐらい…。
  • 所長税理士がパワハラで毎日どなられまくる生活…。
  • 新人を育てる気がなく、仕事をまったく教えてくれない先輩職員。
  • 1年間で3人も4人も新入社員が辞めていく事務所。
  • 残業が多過ぎて試験との両立なんて不可能。特に繁忙期は深夜までサービス残業。

↑実はこの環境は私が1社目に経験した会計事務所そのものなんですが、当時は本当に地獄でした。

ひとむかし前に比べるとこうしたところはずいぶん減っていますが、

まだ少なからず存在しているのが税理士業界の現実です。

特に、仕事と勉強の両立が必須な方は、

ブラック事務所では働きながら勉強なんて絶対に不可能ですので注意してください。

2.会計事務所の求人の見つけ方

税理士試験 終わったら

ヒュープロは会計事務所専門の転職エージェント会社です)

 

会計事務所(税理士事務所)の求人は、リクナビなどの一般的な転職サイトやハローワークでもある程度見つけることができます。

ただし、お給料や雇用環境の良いホワイト事務所の求人を探したい方は、

会計事務所や企業経理の求人を専門であつかう会計職専門の転職サイトを使うようにしましょう。

サイト内で勤務地や事務所の規模、

年収などの希望条件を入力しておくと、

マッチする求人が出てくるたびに自動通知してくれて便利です。

優良事務所の求人を見逃さないようにするために、

登録は早めにしておきましょう(無料で使えます)

管理人

3.転職エージェントから応募先事務所の内部情報をもらおう

実際に応募する会計事務所を決める際には、

その事務所の内部情報を転職エージェントから事前にもらうようにしましょう。

(転職エージェントは最初から最後まで無料で使えます)

転職エージェントは、採用活動を行なっている会計事務所を1件ずつまわって、

その事務所がどういう採用ニーズを持っているのか?の情報を集めています。

実際に事務所の所長税理士や働いている職員の人たちとやりとりをしていますので、

  • その事務所の社風や、残業が毎月何時間ぐらいあるのかや、
  • 事務所内の先輩に科目合格以上の人が何人ぐらいいるのか?

といった情報も教えてくれますよ。

すでに会計事務所で働きなら勉強している人へ

税理士試験 終わったら

(「働きながらでも無理なく5科目合格を目指せる環境」の事務所で働くことも検討してみましょう)

 

この記事を読んでくださっている方の中には、

すでに会計事務所で働きながら勉強していて、5科目合格を目指している人も多いでしょう。

科目合格を順調に積み重ねられている方はぜひそのままがんばっていただけばと思うのですが、

中には「仕事が忙し過ぎて勉強がちっとも進まない…」という悩みをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

そんな方は、自分が働く事務所の雇用環境を客観的に見直してみるのも重要です。

↓繁忙期でも残業なしの事務所なんかも普通にありますよ。

税理士試験 終わったら

(残業の少ない会計事務所求人の例:実務経験者むけ)

 

税理士試験終了をきっかけに、こういう事務所に転職することも検討してみてください。

まだ1社の会計事務所でしか働いたことがない方は、別の事務所の職員がどんな感じで働いているのか?を見てみるのは参考になりますよ。

会計事務所って小さな組織がほとんどなんで、

所長税理士の考え方しだいで、

職員の働き方ってまったく違ってくるんですよね。

管理人

会計職専門の転職サイトで年収や雇用条件をチェックしてみてください。

残業時間や職員の科目合格者の割合、

経験できる税務内容(資産税や国際税務など)など、

事務所によって仕事内容は本当にさまざまであることを実感されると思います。

短期合格を目指すなら、職員の試験勉強を応援してくれる事務所で働くのは重要ですよ。

有資格者が所長税理士のほかに1人もいない…という環境より、

毎年科目合格者が続出して5科目合格者もちらほら、

という事務所で勉強を進めていく方が確実に短期合格に近づけます。

人間って環境に大きく左右される生き物なので、

どういう事務所で働くか?の選択は非常に重要です。

税理士試験終了直後の時期は、雇用環境が優良なホワイト事務所がいっきに求人を増やすタイミングでもあります。

もっと勉強しやすい事務所で働くきっかけをつかむチャンスになるかもしれませんよ。

環境劣悪なブラック事務所で働きたくない人へ

(ブラックな会計事務所で働きたくない人へ)

 

いま働いている人もこれから働く人も、ブラックで過酷な環境の会計事務所で働きたくないなら情報収集はしっかり行うようにしてください。

具体的には税理士業界専門の転職サイトを使って、

いま世の中に出ている事務所の最新の求人情報をリサーチするようにしましょう。

管理人

↓転職サイトに無料登録すると、好条件な会計事務所求人の情報にアクセスできるようになります。

最速転職HUPRO(ヒュープロ)

未経験者もOKの税理士事務所求人探すならここ!

ヒュープロは税理士業界専門の転職エージェントです。
未経験資格なし年収400万円の求人や、試験勉強との両立がしやすい環境の求人が多数登録されていますよ。
これから税理士目指してキャリアスタート!という方はここを使いましょう。

(未経験者向けの求人例:クリックで拡大)

(未経験者向けの求人例:クリックで拡大)

↑こうした「税理士業界専門の転職サイト」では、

転職エージェントが実際に事務所をまわって所長税理士や現役職員にヒアリングした事務所のナマの情報を知ることができます。

求人を出している事務所について、

  • 社風や所長税理士の人格
  • 給料やボーナスの具体的な実績値
  • 月間・年間の残業時間数
  • 税理士試験の科目合格者がどのぐらいるのか
  • 試験勉強を応援してくれる事務所か否か
  • 職員の男女比率や年齢構成

などの情報が細かくわかります。

管理人

会計事務所の求人だけを専門で扱っているサイトなので、

ハローワークやリクナビ・マイナビといった一般向けの転職サイトとは情報の質がまったく違いますよ。

こうした求人情報の中から特に条件の良い事務所の求人を「非公開求人」として転職エージェントに紹介してもらうことも可能です。

ハローワークの求人などではあり得ないような好条件の事務所を選択肢にできるんです。

なお、転職エージェントにお金を払うのは採用を行う事務所側だけなので、私たち求職者側は無料で使えます。

お金が1円もかかることはないので、安心して使うことができますよ。

税理士業界専門サイトの非公開求人には、

↓以下のような求人がそろっています。

管理人

  • 未経験・資格なしでも年収400万円スタートの事務所求人
  • 税理士試験と両立できる環境(繁忙期も残業なしなど)の事務所求人
  • 資産税の実務経験を積むことができる事務所求人
  • 将来的に独立を目指すのもOKな事務所求人
  • 医業や社福法人など「もうかる分野」で活動している事務所求人
  • 社労士や司法書士など他分野の士業と提携している事務所求人

(転職サイトでは年収や科目合格の有無・勤務地などの条件を指定して求人検索できます)

(実際に登録されている求人例:未経験でも年収400万円〜500万円スタート)

 

まずはサイト内で無料アカウントを作り、求人検索をしていろんな事務所の情報を見てみてください。

(特に条件の良い非公開求人までチェックするにはアカウント作成が必要です)

入社時の条件面でゆずりたくない人は、情報収集を日頃からしっかりしておくようにしましょう。

>>税理士業界専門の転職サイトで実際の求人を見てみる

会計事務所に転職する人は「税理士業界専門の転職エージェント」を使おう

(会計事務所に転職するなら「税理士業界専門」のエージェント会社を使いましょう)

 

転職エージェント会社っていろんなところがありますよね。

この記事を書いている2021年現在で、なんと1万社以上あるそうです。

(コロナ禍で廃業になったところもあって、数はだいぶ減ったらしいですが)

リクナビやマイナビなどの転職エージェントの方が、

学生時代の就活でも使ったのでなじみがある…

という方も多いかもしれませんね。

管理人

ただ、税理士業界って採用側も応募側もかなり事情が特殊です。

必ずしも大手の事務所が環境良いわけではないですし、

仕事探す側も税理士受験生だったりキャリアスタートの年齢が高めの人が多かったりと、普通の求職者とは異なる事情が多いです。

こういった「特殊事情」をきちんと理解してくれているエージェントに担当してもらいたいなら、税理士業界専門のエージェント会社を使うべきです。

エージェント自身が税理士業界出身者だったりするので、面談を受けるとこの業界でのキャリアアップについていろいろアドバイスもしてくれますよ。

(なお、エージェント面談の利用は任意です)

ブラックな会計事務所で働きたくない人や、ちゃんと年収稼げる税理士になりたい人は、税理士業界専門の転職エージェントを使うようにしましょう。

転職エージェントって何よ?という方や、

いろいろ比較してみたい方は

↓これらの記事も参考にしてください。

管理人

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