ここではすでに税理士事務所の経験がある方が、別の税理士事務所に転職する際の志望動機の書き方について解説します。
同じ職種での転職では、採用担当者はあなたに対して「短期間で即戦力になってもらえる」という期待を抱いている一方で、なぜ転職をしたいと考えているのか?については不安を感じています。
税理士事務所は基本的にどこも同じ仕事をしていますから、現在の職場では実現できなかったけれど、新しい職場では実現できることは何なのか?を明確にアピールすることが採用につながるポイントになります。
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この記事の目次
税理士事務所の志望動機:経験者の書き方のポイント
経験者が別の税理士事務所に転職するときには、次のようなポイントを押さえて志望動機を作成しましょう。
税理士事務所経験者が志望動機を作成するときのポイント
- ①即戦力になれる人材であることを具体的な数値や実績で示す
- ②前の勤務先の不満や批判はいっさい書かない
- ③応募先の事務所で「こういう仕事をしたい」ということを書く
- ④税理士資格に対するあなたのスタンスを明確に書く
以下、順番に解説させていただきます。
①即戦力になれる人材であることを具体的な数値や実績で示す
同業種での転職を目指す場合、何よりも即戦力として活躍できる能力があることを採用担当者にアピールする必要があります。
税理士事務所の採用担当者としては、具体的にはこれまでに何件ぐらいの顧客を担当してきたのか(法人顧客と個人事業主顧客のどちらをメインに担当してきたか?なども書きましょう)、法人税の申告まで自分で完結だけの業務知識があるのかといったことをアピールする必要があります。
また、顧客とはどのような形でコミュニケーションをとってきたのかの情報も重要です。
採用を行う事務所側としては新規顧客の紹介を受けたり、生命保険代理店契約の推進などもやれる人材が理想ですから、こうした実績もある場合には積極的にアピールする必要があります。
②前の勤務先の不満や批判はいっさい書かない
これは意外にやってしまいがちな誤りですが、志望動機、面接などあらゆる場面で前職への不満や批判をするのはいっさい避けましょう。
たとえそれらの批判や不満がまっとうなものであったとしても、どうしても「つらいことがあると辞めていってしまう人」という印象を与えてしまいます。
給料遅配や残業代の支給がないなどの状況は確かに批判されるべきことですが、これらは応募書類で書くのには適さない内容です。
③応募先の事務所で「こういう仕事をしたい」ということを書く
同職種での転職では、「前の職場では経験できなかった仕事が、御社では経験できるからこそ応募した」という文脈で志望動機を作成するのが大切です。
そのためには応募先企業でどのような業務に力を入れているのか?について入念にリサーチしておくことが不可欠です。
応募先企業の情報はホームページなどでも確認することができますが、税理士事務所の場合、ホームページの内容は必要最低限のことしか書いていないことが多いです。
税理士事務所専門の転職サイトの非公開求人では事務所の経営方針や、重要視している面についてとてもくわしく情報収集することができますから、活用しましょう。
新卒での就職活動では業界研究や企業研究をしっかりやったという方でも、転職活動では意外にこの点がおろそかになってしまっている方が少なくありません。
転職活動こそ他の転職希望者との差別化が重要ですから、企業研究の重要性が高くなることを理解しておいてくださいね。
④税理士資格に対するあなたのスタンスを明確に書く
これは業界的な特徴でもありますが、すでに税理士事務所の経験がある人に対しては、採用担当者は「税理士試験に合格するまでの腰かけにされてしまうのではないか」という不安感を常に持っています。
もちろん、本音では最終的に税理士試験に合格し、独立して自分の事務所を持つことを目指している人が多いでしょう。
しかし、そのことを正直に書いてしまうと採用を決定的に難しくしてしまう可能性が高いです。
未経験者の場合には「将来的には独立を目指している」といっても、税理士試験合格までは5年間~10年程度は結局かかることが多いですから、採用担当者としては候補に入れることができます。
一方で、実務経験者の場合は早ければ2~3年程度でも税理士試験合格は見えてきている可能性が高いですから、子の勤務期間では新たにあなたを採用するメリットが小さくなってしまうからです。
あなたが本音では将来の独立を目指しているとしても、志望動機には「もし税理士試験に合格したとしても、勤務税理士として活動していくことを考えている」と書いておくのが無難です。
転職活動はあなたという商品を労働市場で売り込むビジネスの場でもありますから、この点は現実を見すえて転職活動を進める必要があります。
税理士事務所の志望動機:経験者の例文

(税理士事務所経験者の志望動機例文)
↓税理士事務所経験者が、別の税理士事務所に転職する場合の志望動機の例文を紹介いたします。
①これまでの職務経験や勉強内容を書く
前職では年間30件の法人顧客(売上規模で数億円~10億円・従業員数で10名~30名程度の規模の法人顧客が中心です)の監査担当者として、月次決算・年次決算・税務申告業務を4年間経験いたしました。
迅速かつ正確に会計税務を処理するとともに、担当する顧客経営者とはこまめにコミュニケーションをとることを重視してまいりましたので、新規のお客様の紹介や生命保険代理店契約なども20件以上経験してきました。
税法知識に関しましては、所得税法・法人税法・消費税法をはじめとして実務に対応するために必要な知識を常にアップデートしていくことを心がけております。
②応募先の企業だからこそ志望したというアピール
税理士事務所職員として、より専門性の高い会計税務に関する業務を経験したいと考えておりましたところ、御社では売り上げ規模10億円を超えるお客様の顧問契約も多く獲得されていることを知りました。
中小企業経営者のアドバイザーとしてより専門性の高いフィールドで貢献できる人材になることを目指し、この度御社の求人に応募させていただきました。
なお、税理士試験につきましてはこれまでに簿記論・財務諸表論の2科目に合格しておりますが、5科目合格後も勤務税理士としてのキャリアを考えております。
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そのためには、転職活動の準備段階で
情報リサーチをしっかり行うようにしてください。
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(今すぐは転職する気はない人も、転職サイトへの無料登録だけは早めにやっときましょう)
今すぐは転職する気はないけど、
今の環境にはなんとなく不満と不安がある…。
(なのでいろいろ調べてる)
↑私のブログを読んでくださっている方の多くは、
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転職活動って正直ハードルが高いですよね。
転職って人生でそう何度もあることではありませんから。

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なので、転職サイトに登録だけはやっておいて、
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転職サイトで無料アカウントを作って、
自分が求める年収条件などを登録しておきましょう。
これだけやっておくと、
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好条件な求人を見逃すリスクがなくなりますよ。
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現状への不満とストレスが限界を迎えると、行動する気力がなくなる

(いまの環境への不満とストレスが限界を迎える前に手を打っておきましょう)
いま現在の環境への不満とストレスが蓄積されると、
転職サイトに登録する気力すらなくなるものです。
(そうなると、さらに現状への依存度が高まって
抜けられなくなる…という無限ループにはまりがち)
転職サイトで気になった求人をブックマークしておくだけでも、
今の場所で精神的に限界が来たら転職もある。
自分には別の選択肢もある。
↑と気づけます。
ストレスでどうしようもなくなる前に転職という手を打つことができますよ。
これって、今の職場で働く上でも
精神的な安定につながります。
いい意味での逃げ道を常に準備しておくのが大事ですね。

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なぜ「最大手のリクナビ」をおすすめしないのか?

(会計事務所に転職するなら「税理士業界専門」のエージェント会社を使いましょう)
転職サイトっていろんなところがありますよね。
この記事を書いている2023年現在で、
なんと1万社以上あるそうです。
最大手のリクナビの方が、
学生時代の就活でも使ったのでなじみがある…
という方も多いかもしれませんね。

ただ、税理士業界って採用側も応募側もかなり事情が特殊です。
必ずしも大手の事務所が環境良いわけではないですし、
仕事探す側も税理士受験生だったり、
キャリアスタートの年齢が高めの人が多かったりと、
普通の求職者とは異なる事情が多いんです。
- ブラックな会計事務所で絶対に働きたくない人
- 将来は独立を見すえ、ちゃんと年収を稼げる税理士になりたい人
- 税理士試験との両立ができる事務所で働きたい人
- 会計事務所での経験を生かして経理に転職したい人
↑これらに該当する人は、
税理士業界専門の転職サイトを活用しましょう。
今すぐは転職活動を始められない人も、
いまどういう事務所が求人を出しているのか?
の情報収集は今すぐ始めておきましょう。

↑こういう働きやすい環境のホワイトな事務所の求人って、
本当にあっというまに募集が締め切られます。
日常的に情報リサーチして目星をつけておき、
行動するタイミングになった時に迷わないようにしておくことが必須です。
劣悪な環境で働きたくないのはみんな同じです。
他人より良い環境に行きたいなら、頭ひとつ抜けでた行動は必要ですよ。
ハードルを上げ過ぎる必要はありませんが、
上を目指すならなんとなく今の延長で日常を過ごしているだけ…
ではやはりダメです。

情報が意識しなくても自動的に入ってくるように環境を整えておくのがポイントですね。
具体的には転職サイトで無料アカウントを作り、
希望する転職条件をサイト内でしっかりめに入力しておきましょう。
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(会計事務所求人専門の転職サイトで無料アカウントを作り、最新の情報が自動的に入ってくるようにしておきましょう)
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↑気になった事務所の求人をこまめにチェックしておくと、
税理士業界の年収相場や、求められるスキルについても自然と頭に入ってきます。

最後の最後にお伝えしたいこと
↓成功するために大事なのって、結局はこれなんですよね。
(日本は資本主義社会なので、就活も仕事も競争はあります)

(個人的に衝撃を受けた本です。こちらからスマホでも今すぐ読めます)
転職活動を成功させるためにもっとも重要なのは情報収集です。
そして、税理士業界での情報収集は「税理士業界専門の転職サイト」を活用することが必須になります。

↓ですが、こういうかんたんな作業ですら以下の2種類の人に分かれます。
- とりあえず今すぐやっておく人
- いつまでたっても理由をつけてやらない人
これは就活も普段の仕事も同じです(あなたのまわりにもいませんか?)
ほんのちょっとの行動の差ですが、
稼げるようになる人といつまでたっても稼げない人とで違いが生じるのはこういうところなんです。
↓今から5年後に、あなたはこのどちらになっていたいでしょうか。
- 劣悪な雇用環境で給料も安く、税理士試験もいつまでたっても科目合格ゼロ…。貯金もゼロ…。
- 働きながらスピーディに5科目合格達成。年収高めなので独立資金のめどもある程度ついている。あとは税理士としての実務能力を高めていくだけ…!
もちろん後者を目指しましょう。それは誰でも可能です。
