【経理の志望動機】経験ありの人(実務経験者)の書き方と例文

2020年4月20日

  • 経理事務の仕事に「経験あり」の扱いで採用されるには、志望動機はどう書いたらいい?
  • 実務経験を上手にアピールしたい。ひとりよがりな印象を与えないようにするには?
  • 実務経験者の志望動機の書き方と、未経験者の書き方はどう違う?
  • そのまま使える志望動機例文を教えて!

この記事では、経理の実務経験ありの人が、実務経験者の枠で経理の正社員採用を目指す場合の志望動機の書き方を紹介します。

書類選考での志望動機と、面接での志望動機の伝え方を、それぞれ例文つきで解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

ブログ管理人

1985年生まれ。未経験ニートで会計事務所入社→月給16万円で地獄のような目にあう→何度か転職して年収600万円→会計事務所から経理に転職→現在は経理の管理職/2018年開始の当ブログも6年目突入!おかげさまで累計34万人以上の方に読まれています。
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経理経験者の志望動機作成のポイント【書類選考編】

経理 志望動機 経験あり

(経理の志望動機の書き方。「経験あり」で採用されるには?)

↓経理の実務経験がすでにある方が志望動機を作成する場合には、以下のようなポイントを押さえましょう。

志望動機作成のポイント

  1. 今回はどういう経理業務を担当してみたいのか?を書く
    実務経験者が経理転職を目指す場合は、単純に「前職と同じように経理の仕事をしたい」という内容だけでは残念ながら足りません。
    今回は具体的にどういうレベルの経理業務を経験したいのか?前職で経験した内容からどのようにステップアップしたいと考えているのか?を書きましょう。
  2. 経験のある業務内容を具体的なエピソードで書く
    インパクトのある志望動機にするためのポイントは、経験した実務内容を具体的なエピソードとして書くことです。
    経験業務を箇条書きにするのは職務経歴書で行えば良いので、志望動機では「自分の仕事人生に影響を与えたエピソード」を書いてください。
    もちろん、書類選考の紙面には制限がありますから、いろいろなエピソードを書くことはできません。書くのは「たった1つのエピソードだけ」が基本です。
    あれこれ詰め込むのではなく、1つのエピソードをを深く掘り下げて書くのがポイントになります。
  3. 書類選考用の志望動機には「面接でのつっこみどころ」を用意しておく
    書類選考のために志望動機を作成する目的は、ずばり「面接に呼んでもらうこと」たった1つだけです。
    そのためには、「この部分は実際に面接で顔を合わせて聞いてみたい」と思える内容を志望動機に含めておくのが良いでしょう。
    つまり、きちんと対策を用意した上であえてスキを見せておくことが重要なのです。

【書類選考用】経理の実務経験者の志望動機例文①

これまで非上場企業にて、月次決算、年度決算、税金計算などを行ってきました。

非上場で、比較的規模の小さい企業における幅広い経理業務をこなしてきましたが、上場企業の経理にもチャレンジしたいと思うようになりました。

貴社の求人票を拝見しまして、上場企業での経理経験は問わないとのことでしたので、これまでの私の経験をフルに活かして、挑戦してみたいと考え志望いたしました。

【書類選考用】経理の実務経験者の志望動機例文②

現職は通信機器の卸売会社のため、主に製品を仕入れて販売をしています。

私は経理として、売上・仕入管理や全体を通した会計的問題解決などを行っておりますが、製品の原価計算などにも携わってみたいと考えるようになりました。

貴社のように、自社製品を製造から小売まで一貫して扱っている企業で、あらゆる場面で発生しうる経理的事象に数字の面から貢献していきたいと考え、志望いたしました。

経理経験者の志望動機作成のポイント【面接編】

面接において、志望動機は自分をアピールできる絶好のチャンスです。

企業研究を入念に行い、退職理由と矛盾のないように組み立てていきましょう。

その際にも、経理経験者ならではのアピールをすることが非常に重要になります。

これまで経理として何を経験してきたのか、どんなことができるのかを明確にまとめ、それらの経験が、志望した会社のどんなところに貢献できるのか、今後貢献していきたいかを伝えましょう。

また、面接では書類選考時に記載した志望動機について、詳細を聞かれる可能性が高いです。

ここで、書類に記載したことだけを話すのはうまくありません。

面接官は当然、あなたの書類を熟読しているので、書類と同じ内容であれば、わざわざ面接に呼んで話を聞く必要はありません。

面接官は、応募書類に記載できなかったであろう点について、本人の口から詳細を交えて聞きたいと考えています。

書類選考時の志望動機は、あくまで面接に呼んでもらうためのものということを心得ておきましょう。

【面接用】経理の実務経験者の志望動機例文①

私はこれまで、非上場企業において日々の仕訳から月次決算、年度決算税金計算など様々な経理業務に携わってきました。

一通り経験して、企業における会計や税務がどのように回っているのか、実際にどのような業務が必要となるのかなどを認識しております。

ただ、会計・税務というのは、非上場企業と上場企業とでは業務内容が異なってくると思います。

私は、経理職として次のステージである上場企業での経理にも挑戦してみたいと考えるようになりました。

御社では、上場企業での経理未経験でも挑戦させていただけるということなので、上場非上場の違いを理解しながら、これまでの経験をフルに活かして貢献していけたらと思い、志望いたしました。

【面接用】経理の実務経験者の志望動機例文②

現職は通信機器の卸売会社で、私は主に売上・仕入管理を担当しております。

その他、部内外で発生した経理的会計的な問題解決にも尽力しており、会社全体を通した経理業務に携わってきました。

さらに幅広い経理業務に携わってみたいと考えていたところ、自社製品について製造から顧客への販売まで幅広く扱っている御社に大変魅力を感じ、志望いたしました。

求人票の業務内容に、原価計算という項目を拝見しました。

この部分についてはまだ未経験なので、これから多くのことを学んでいかなくてはならないと考えておりますが、その他の経理業務に関しては、私のこれまでの経験を活かして貢献できるかと思います。

労働環境が劣悪な「ブラック経理」に絶対なりたくない人へ

(経理はブラック企業にまちがえて応募しないよう注意が必要です)

いま経理として働いている人も、これから働く人も、

労働環境が悲惨なブラック企業にまちがえて入社しないよう注意してください。

経理って入社する会社によって労働環境がぜんぜん違う仕事です。

自分の勤務先として選ぶ会社をまちがえてしまうと、

ブラックでつらい働き方になってしまうことがあるので注意してください。

例えば、スキルや学歴がまったく同じ人でも

↓こんなふうにスタート地点からすでに差がついてしまうことがあるんです。

(まさに天国と地獄…)

管理人
  1. ゼロから仕事を教えてもらえる環境で年収400万円でスタートな人。
  2. 何もわからない状態でいきなり現場に放り出され、しかも年収264万円でスタートする人…。

↓実際の求人をお見せするとこんな感じ。

どちらも未経験OKの求人なのに、

入社時の条件がまったく違いますよね。

 

(ホワイトな経理求人:未経験OK)

(年収条件の良くない経理求人の例)

>>実際の経理求人で年収を見てみる

 

↑あえて2つ目のしんどそうな求人(年収264万円〜…)

を選ぶ人はまずいないと思います。

同じ働くなら、お給料はちょっとでも高い方が良いに決まってますよね。

重要なのは、こうした差が

個人の能力の差によって生まれるわけではないことです。

例えば上の2つの求人はどちらも未経験者向けの求人ですが、

未経験者の場合、入社時の仕事の能力なんてみんなゼロで同じですからね。

(経理は実務経験で評価される職種です)

それなのに、入社時のお給料の金額がまったく違うのはなぜなのか?

これは「応募先の企業がきちんと利益を出しているか?」の違いです。

経理って営業マンみたいに個人の成績で給料が決まる職種ではないんですね。

あなたがどんなに優秀な人であったとしても、

勤務先の会社がもうかっていなかったらお給料は低くなります。

逆にいうと、能力的にあまり自信がない人であっても、

良い環境の企業に入ることができれば、

年収で差をつけることができるんですね。

管理人

経理はどういう会社を転職先に選ぶか?が、

決定的に重要であることを知っておいてください。

 

ブラック環境で働く経理は本当に悲惨…

(ブラック企業で働く経理は本当に悲惨です…)

私自身も経験があるのですが、

ブラックな職場で働く経理って本当に大変です。

ろくな新人研修も受けないままいきなり現場に出されて、

「仕事は先輩のマネをしながら覚えてね」

みたいなほったらかし教育をされる危険があります。

当然ながら、そんなかたちで仕事を覚えても、

身につくのは「その会社の中でだけ通用するスキル」だけです。

5年後にどんな差がついているか…。

って考えるとぞっとしますよね。

こういう会社ではしょっちゅう新人が辞めていくので、

「新人なんて育ててもすぐ辞めていくし…」

みたいに考えられているケースも多いです。

新人は使い捨て状態なので、当然ながらお給料も低いです。

管理人

逆に、業績の良いホワイト企業では、

未経験者をゼロから育てていくという意識があります。

業績が良いからこそ新人研修にも時間と労力をかけられますし、

未経験でもお給料が良いケースが多いんです。

 

経理志望者は「どこで求人を探すか?」が決定的に重要

(経理求人専門の転職サイトで求人を探しましょう)

 

同じ働くなら、しっかりお給料稼げて働きやすい環境でスタートしたいですよね。

ブラックな会社にまちがえて応募するリスクを避けたい人は、

経理求人専門の転職サイトで求人を探すようにしましょう。

(↑無料で使えるサイトです)

まちがえてもハローワークとかで経理求人を探さないように注意してください。

学生の就活とは違うので、リクナビを使うのも避けましょう。

経理は一種の「専門職」です。

経理の求人を専門であつかう転職サイトでないと、

条件の良い求人がなかなか見つからないんです。

管理人

どんなに優秀でスキルが高くて性格の良い人であっても、

経理の求人を探す場所をまちがえてしまうと、

ブラック企業に入ってしまう可能性が高くなります。

逆にいうと、はっきり言ってあんまりスキルが高くない人でも、

ホワイトな職場で良いお給料をもらっているケースはたくさんあります。

転職活動をするときのちょっとしたコツ(求人を探す場所を変える

を知ってるかどうか?だけで、

こんなふうに差がついてしまうのって理不尽でひどい感じがしますよね。

ですが、はっきりいって世の中なんてそんなもんです。

単に「知ってるか/知らないか」で差をつくことがたくさんあります。

こういうことって社会人やってたらいくらでもあることですから、

不公平だ…!なんて言ってても意味ないです。

(そういうのは政治家の仕事です)

まずはあなた自身が経理として転職を成功させましょう。

私のブログをここまでしっかり読んでくださる方には、

↓ぜひ良い条件で経理への転職を成功させてください。

管理人

これから経理への転職を目指す人は、

↓経理求人専門の転職サイトを使って、

年収の高い好条件求人をピンポイントで狙っていきましょう。

ヒュープロ(経理専門の無料転職サイト)

経理のホワイト求人多数あり!

ヒュープロは経理専門の無料転職サイトです。
未経験簿記なしで年収400万円〜の求人
実務経験3年で年収600万円〜の求人
在宅もOKのワークライフバランス求人
会計事務所から経理へ転職歓迎の求人
などなど、好条件人が多数ありますよ。
>>10,097件の求人を見てみる

(未経験OK求人の例:クリックで拡大)

(経験者むけ求人の例:クリックで拡大)

実際の経理求人で年収を見てみよう

(実際に募集されている経理求人を紹介します)

 

上で紹介した経理求人専門の転職サイトなら、

↓例えば以下のようなホワイト経理求人を見つけることができますよ。

  • 未経験でも年収400万円〜のホワイト企業求人
  • 在宅リモートワークOKのワークライフバランス求人
  • ゼロから仕事を教えてもらえる教育環境充実の求人
  • 誰もが名前を知る業界トップ企業の経理求人
  • 年収600万円スタートの実務経験者むけ経理求人
  • 決算前の繁忙期も残業なしなどワークライフバランス型の経理求人
  • 将来の管理職候補として入社できる経理求人
  • 会計事務所から経理へのキャリアチェンジ歓迎の経理求人
  • IPO準備業務の経験を積むことができる経理求人
  • CFO直下のポジションで働ける経理求人

(未経験者むけ経理求人の例)

(未経験者むけ経理求人の例)

(未経験者むけ経理求人の例)

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(ワークライフバランス重視の経理経験者むけ求人)

(経理経験者むけの管理職候補求人)

(会計事務所から経理へキャリアチェンジ歓迎の経理求人)

(上場大手企業の経理求人例)

>>未経験もOK!現在募集中の経理求人を見てみる

今すぐは転職活動できない人へ

(今すぐは転職するかどうかわからない…という人へ)

なんとなく今の環境に不満はあるし、

一生このままで良いなんてまったく思ってないけど

なかなか重い腰を上げられない…。

いま仕事している人もしていない人も、

↑毎日こんなふうに感じながら過ごしている人がほとんどだと思います。

転職活動なんて、はっきりいってめんどくさいですよね。

ただ、今すぐ転職する気がない人も、

転職サイトへの無料登録は早めにやっといた方が良いです。

ストレスや疲労が限界になると、

転職サイトに登録する気力すらなくなります。

管理人

特に、条件の良い経理求人は人気ですから、

日常的にこまめに情報リサーチしておくことが大切です。

経理求人専門の転職サイトで年収や勤務地などの条件を入力しておくと、

マッチする求人が出るたびに自動でメール通知してもらえるので活用しましょう。

↓こんな感じでメールが届きます。

自分が希望する条件にあった求人だけ

ピンポイントでピックアップしてくれるのでめっちゃ便利です。

(希望条件に合った求人だけが自動通知されます)

情報ってたくさんありすぎても

ごちゃごちゃしてわけからなくなりますからね。

情報があふれている時代なので、

自分の求める情報を見つけるスキルが大事です。

管理人

同じ転職サイトを使っていても、

良い求人を上手に見つけられる人と、

見つけられない人の違いはこういうところでも出ますね。

(自分の希望条件をしっかりめに入力してるだけなんですが)

>>経理求人専門の転職サイトで希望条件を入力しておく

つねに「逃げ道」を確保しておくのが大切

(良い意味での「逃げ道」を確保しておくのが大切です)

 

経理求人専門の転職サイトで希望条件をしっかりめに入力しておき、

「ここいいかも…!」と気になる求人を見つけたら、

情報としてこまめにストック保存しておくようにしましょう。

手元に魅力的な求人がたくさんある状態を作っておくと、

いざ転職活動を始めるときに良いスタートを切ることができます。

また、日常的に転職サイトで求人リサーチするクセをつけておくと、

どうしても今の状態がつらくなったら転職もある

↑という「選択肢」を持てるのも重要ですね。

良い意味での逃げ道を確保できる感じです。

これって精神的にもかなり安定するんですね。

過労やストレスで倒れる前に早めの手を打つことができます。

転職サイトは完全無料で使えます。

いつでも利用やめられるのでリスクはゼロですよ。

年収などの条件の良い経理求人がたくさんあるので、

情報リサーチに徹底活用しましょう。

管理人

>>経理専門の転職サイトで実際の求人を見てみる

 

最後の最後にお伝えしたいこと

(個人的に衝撃を受けた本です)

 

↑転職活動でも仕事でも、

成功する人の違いって結局はこれだと思うんですよね。

経理が転職活動を成功させるために、

もっとも重要なのは求人情報を探す場所をまちがえないことです。

経理で働くなら経理職専門の転職サイトを活用しましょう。

転職サイトへの登録って1分でできる作業です。

無料ですしいつでも解除できるのでリスクなんて何もありません。

変な連絡が来るようなこともありませんしね。

↓それでも、以下の2種類の人に分かれます。

  1. とりあえず今すぐ無料登録だけでもやっておいて求人検索を始めてみる人
  2. いつまでたっても何かと理由をつけてやらない人

これは転職活動だろうが仕事だろうが同じです。

(あなたのまわりにも2. みたいな人いませんか?)

ほんのちょっとの行動の差ですが、

理想の働き方に近づける人と、

いつまでたっても職場の文句ばかり言っている人とで違いが生じるのはこういうところです。

 

↓今から1年後に、あなたはこのどちらになっていたいでしょうか。

  • 劣悪な雇用環境で給料も安く、
    雑用ばかりさせられる職場で年齢だけを重ねていく…。
  • やりがいがあり、給料の高い仕事で人間関係も良好。
    ワークライフバランス型の職場でプライベートも充実。

↑もちろん後者を目指しましょう。

それは誰でも可能です。

>>今すぐ行動を起こす

管理人
経理の求人探すならここ!転職サイトおすすめランキング【厳選3社】

この記事では経理職として働く人におすすめの転職エージェント会社をランキング形式で紹介しています。経理は一種の専門職なので、どの転職エージェント会社を使うか?は転職活動の成功/失敗が決まってしまうぐらい重要なポイントになります。ぜひ参考にしてみてください。

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