- 大手の税理士事務所に転職するには?
- 個人事務所から転職で実務経験者として採用される?
- 税理士5科目合格がないと厳しい?科目合格では採用されない?
この記事では、大手税理士事務所(BIG4税理士法人や国内大手の税理士法人)
に採用される人の特徴について解説しています。
実際に私が大手事務所2社から内定をもらった経験に基づく内容になってますので、
参考にしてみて下さい。
この記事を書いた人
小規模な会計事務所で働きながら税理士合格(5年半かかった)→その後国内大手の税理士法人に転職。2社から内定もらえました。
M&A・組織再編、デューデリジェンス、医療法人、株価算定、連結納税等を経験。大手税理士法人で採用されるには?について実体験ベースで解説します。
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ブログ管理人
1985年生まれ。未経験ニートで会計事務所入社→月給16万円で地獄のような目にあう→何度か転職して年収600万円→会計事務所から経理に転職→現在は経理の管理職/2018年開始の当ブログも6年目突入!おかげさまで毎月1万人(累計34万人超)の方に読まれています。
この記事の目次
大手税理士法人(BIG4・国内)に採用される人の特徴とは?
くわしくは実際に募集中の大手税理士事務所求人を見てほしいですが、
大まかに採用の条件をまとめると以下のようになります。
↓※ 未経験者/実務経験者に分けてまとめてます。
1. 未経験者の採用条件
- 大卒以上(院卒もOK)
- 税理士試験3科目以上合格者
- できれば英語力あり
私が所属する国内大手事務所では、
- 税理士科目合格2~3科目
- 語学が得意(TOEIC700点〜)
↑この辺りを満たす人が、
内定をもらって入社してくることが多いですね。
(実務未経験者の場合)
大手の税理士法人の場合、
表向きにはあまり採用条件などを示していないことがしばしばあります。
最近の採用傾向として、事前に採用条件を厳しくすることで
差別を助長しかねないという世界的な潮流があるからです。
例えば、欧米では応募レジュメに性別欄や年齢欄を置くことじたい避ける傾向がありますね。
(税理士業界に限らず、大手の企業はこういうのに敏感です)
ただし、実際の採用選考はそうではありません。
税理士事務所は大手になればなるほど、業務は激務になります。
それらに耐えられる人材が必要とされます。
また、大手税理士法人の場合、グローバル会計事務所との提携があります。
なので希望すれば海外赴任もありえますし、
日常的に英語・中国語などでの業務のやり取りもあります。
大手税理士法人での勤務経験上、私と同じ部署のメンバーの8割は、2~3科目の科目合格者で構成されていました。
さらに、英語などの語学を得意とする人材であれば、大手税理士法人は確実に採用したいと考えるでしょう。
また、コネ入職のようなものは基本的には無いと思いますが、例えば大学のインターンシップなどを通じての採用というのは実施しているケースもあるようです。
2. 実務経験者の採用条件
こちらも実際に募集されている求人を参考にまとめると、
↓以下のような感じになります。
- 会計事務所で実務経験2年以上または、
- 事業会社での経理実務経験2年以上
- 大卒以上(院卒もOK)
- 科目合格1科目以上必須
- 税理士有資格者または公認会計士有資格者なら有利
↓その他、以下のような経験があると採用にあたって考慮されると思います。
(実務が優秀なベテラン向けです)
- 国際税務、海外子会社管理経験者
- M&A、DDをはじめとする組織再編税制に強みを持つ方
- 日本語のビジネスレベルでの会話ができ、英語による税務申告ができる方
- Microsft Officeを使いこなし、IT分野に興味がある方
会計事務所による経験者採用の場合は、即戦力採用が基本になります。
個人事務所規模の会計事務所から転職するなら、
小規模なクライアントでも良いので、
自力で月次監査〜税務申告まで完結した経験をアピールするのが良いでしょう。
そこからプラスアルファの仕事が大手事務所で求められますが、
年齢的に若い人(35歳ぐらいまでの人)なら、
入社してからがんばります!でも認められると思います。
大手税理士事務所ではコネ入社はある?
コネ入社みたいなことはあるのか?についてですが、
銀行や証券会社などの金融機関出身者(科目合格はしていない)が,
税理士法人へ転籍してくる例はかなり多いですね。
例えば、私の部署の部長は金融機関出身です。
なぜ、金融機関出身者がいきなり役職付きになるのかというと、
金融機関時代のコネでクライアントを持ってこれるからです。
本人の実力が伴っていれば、コネ採用もありなのでしょうね。
個人事務所とはここが違う!大手税理士事務所の仕事内容
私は個人事務所規模の小規模税理士事務所と、
国内大手の税理士法人の2社を経験しています。
個人事務所と大手事務所とでは働き方はかなり違いますね。
(私が勤務している大手税理士法人は、
従業員約300~400名ぐらいの規模です)
個人事務所と大手事務所で
働き方が特に違うと感じる点をまとめると、
↓以下のような感じです。
1. 大手税理事務所の仕事内容
個人事務所では割り当てられたクライアントの月次巡回監査が中心でしたが、
大手税理士法人では組織再編(会社分割、事業譲渡、デューデリジェンス、連結納税、M&A)
業務を中心にやっています。
組織再編の仕事は個人事務所ではまず経験することがないです。
例えば会社分割でどんな仕事をするのか?紹介しましょう。
会社分割というのは、簡単にいえば会社組織の一部門を切りとって、
別の会社にするみたいなことです。
実際に多いのは、採算の見込めない部門を別会社にしちゃうケースです。
新会社を設立して、そこに不採算部門のスタッフをまるごと移転するみたいなことですね。
これをやると、本体の会社からは不採算部門を切り離すことができますが、
従業員もリストラせずに表面的には雇用を守ったような形をとることができます。
もちろん、その新会社がその後業績を回復することも考えられますが、
そのまま自己破産・倒産するという状況に陥ることで、
採算の見込めない部門の切り捨てた(リストラした)のと同じ効果が得られるわけです。
こうした案件は、主に銀行・証券会社といった金融機関から(メガバンクの方でした)の紹介で業務が進んでいきます。
銀行は、業績不調により採算が見込めない企業には融資しないわけです。
銀行(担当のバンカー)による厳しい対応に、企業側は融資を受けるためにその言いなりになるわけですね。
こうなると、企業のオーナーは銀行からのアドバイス通りに会社の再編(組織再編)を行うはめになるのです。
新会社設立により会社分割の登記までが完了することで、税理士事務所側のビジネスとしては完結します。
なので、この新会社がその後どうなったのか?ということまでを我々が追うことはありません。
会社の規模やアワリー計算による時間管理により案件の相場はまちまちですが、
この例で言いますと100名ほどの従業員規模の企業で、
クロージングには4~5か月ほどかかりました。
私ともう1名の税理士2名体制で対応した結果、
成果報酬はおよそ1000万円ほどです。
このような仕事は他にもごろごろあります。
大手税理士事務所の仕事は、
いわば「会計・税務の最前線の仕事」みたいな感じですね。
高度な会計税務の知識をフル活用して、高い報酬が動く仕事をゴリゴリこなしていくみたいな働き方になります。
はっきりいって小規模な事務所でこういう業務を経験することはありえません。
こうした経験を多く積みたい人は、ぜひ大手税理士法人での勤務がお勧めです。
2. 一緒に働くメンバーの違い
はっきり言って、大手の税理士事務所には優秀な人が多いです。
私は14名ほどのメンバーと同じ部署内で働いていますが、
(これは「日常的に一緒に仕事をする1つのグループ」といった感じです)
実務経験者として中途採用してくる連中は仕事のスキルが高いですし、
未経験で採用される新卒の子たちも素直で明るいメンバーが多いですね。
実際の業務は、先輩あるいは後輩と一緒に二人三脚で案件に当たるみたいな感じです。
もちろん中小企業規模のクライアントであれば
一人でクライアント対応をしますが、
大手事務所は顧客も大きな規模の会社が多いので、
基本的に2~3名でチームを組み案件を進めて行く
というのが一般的なスタイルですね。
なので、自分の周りのメンバーがどんなタイプの人間なのか?はとても重要なんですね。
上で紹介した会社分割などのスポット業務案件については、
2~3名程度のチームで動くことが多いように思います。
月次巡回監査や決算については、
担当者が作業を行い、その後に1次チェッカー、2次チェッカーがチェックします。
目線を変えてのチェックを受け、品質に問題がないことなどが確認される感じですね。
月次のチェックがかなりしっかりしていますので、
決算や申告書は比較的簡単に出来上がるような仕組みになっています。
(もちろん、決算対策その他は行います)
その他、細かな業務では記帳代行や出向契約書のチェックなど、
また大きな業務では移転価格税制、
オーナーの資産移転(国際相続)などの業務がメインになります。
なお、私が所属するのは国内の独立系税理士法人ですが、
海外のクライアントも増えています。
(日系企業や海外に進出した関連会社がクライアントになります。海外の会計事務所と提携して実際の業務にあたることが多い)
最近は海外拠点もどんどん増えており、今では私の入社当時よりも3倍近くに増えていますね。
3. 転勤や残業について
大手税理士法人はいくつかの拠点がありますので、
手を挙げれば地方や海外への赴任もあります。
(私の事務所では転勤希望は年度末とか関係なく、いつでも出せます)
もちろん状況やタイミングにもよるものの、
上司と話がつけば配置転換は随時行うといった感じではないでしょうか。
大手税理士事務所でのキャリアの積み方ですが、
入社1年目までは月次巡査業務が多かったように感じます。
2年目以降から、銀行でのセミナーや研修会の開催などを担当していました。
それ以降は会社の組織再編など、高度なスポット案件を随時こなしていくというのが、
大手税理士事務所での一般的なキャリアアップの流れかなという印象です。
残業についても、個人事務所と比較して大手税理士法人の業務ボリュームはかなり多めです。
週あたりの残業時間数は、24~25時間程度かと思います。
ちなみに、給料は年俸制ですから、残業時間分は年俸に組み込まれています。
(その一定の時間枠を超えた部分についての残業代は追加賃金として支払われます)
大手税理士事務所の働き方(よくある質問)
その他、大手税理士事務所の働き方について、
↓よくある質問と回答をまとめてみました。
大手税理士事務所では「繁忙期と閑散期」はどうなってる?
税理士業界といえば「確定申告などの繁忙期と、閑散期の業務量の違いが激しい」
というのが相場ですよね。
ただ、大手税理士事務所においては繁忙期と閑散期の差があまりありません。
というのも、大手事務所は常に繁忙期状態なんですね笑
業務はかなりの激務で、1か月間毎日終電で帰った記憶もありますし、
終電がなくなりタクシーを拾ったこともたくさんあります。
大手税理士事務所では独立にあたって顧問先クライアントの引き抜きはよくある?
独立にあたって、顧問先を引き抜くということはよくある話です。
もちろん、そういうことはしません!と誓約書を書いて
退職→独立するのが一般的でしょう。
ですが、クライアント側が自主的に既存の事務所と契約をやめて別に移るのは自由ですから、
実質的に引き抜きと同じようなことが行われているケースはたくさんあります。
大手の税理士事務所で働きながら税理士試験合格を目指すことは可能?
大手の税理士事務所は、上記のように「年がら年中繁忙期」です。
ただ、働きながら税理士試験合格を目指している人は、
申し出れば業務量を調整してもらうことは可能です。
私の同僚で、これから税理士試験に挑むというメンバーは
定時であがることが多いです。
そのまま専門学校や大学院で学習するみたいな感じですね。
もちろん、このかたちで働いている期間中は役職つきに出世したり、
高度なスポット実務を担当したりなどはできませんし、年収も低くなります。
仕事量が少ないわけですから、これは当然といえば当然ですね。
大手事務所では、出世を目指すタイプの人で、
5科目合格がまだの人はとにかく早く有資格者になろうと努力していますね。
(さっさと有資格者にならないとキャリアアップもクソもないですから)
ボス税理士しか有資格者がいない個人事務所と違って、
大手事務所は有資格者がゴロゴロいる世界です。
少しでも早く税理士や公認会会計士の有資格者になりたい人は、
大手事務所で働くのが良いと思います。
確かに厳しい環境ですが「まわりがやってるから自分も」
みたいな感じで強制的に勉強する感じですね。
こういう環境に身を置いた方が、結局は早く5科目合格まで至れると思いますよ。
(税理士や公認会計士は最難関レベルの国家試験です。
ぬるい勉強のやり方してたら一生合格できません。
一定期間は集中的に勉強して合格を目指すか、
それでダメなら別のキャリアに切り替える方が良いと思います)
大手税理士事務所の年収はぶっちゃけこのぐらい!
転職サイトで現在募集されている求人を見ると、
↓だいたいこのぐらいの年収が相場です。
私が働いている事務所でもだいたいこんな感じですね。
私は個人事務所での実務経験をベースに大手税理士法人へ転職しました。
転職当初の年収は固定給でぶっちゃけ500万円ぐらい
(月収36.9万円×12か月+通常賞与1回36.9万円)でした。
これに決算賞与をプラスして年収ベースで600万円〜700万円ぐらいになります。
なお、決算賞与は所属する部署によって金額がまちまちで、
1年目は30万円、2年目以降は50万円ほどのボーナスの追加がありました(ボーナスは年2回)
ちなみに私の部署の場合、先輩職員への傾斜配分が多いです。
管理職や先輩職員の中には年収1000万円超えている人もいます。
この金額は個人事務所規模の税理士事務所ではなかなか難しいと思いますので、
高い年収を稼ぐサラリーマンを目指す人にも大手事務所はおすすめですよ。
私が個人事務所から大手税理士事務所に転職した理由
私が大手税理士法人に転職した理由は、
税務会計業界及びビジネス上のあらゆる経験を積むためです。
個人事務所だと中小零細企業がクライアント企業になります。
(商店街の八百屋さんとか、従業員5名の町工場の社長さんみたいな規模のクライアントが多い)
一方で、大手事務所のクライアントは従業員1万人以上とか、海外に工場を持つ国際企業とかそういうところです。
想像しやすいかと思いますが、
個人事務所で経験を積むのと、
大手事務所で経験を積むのとでは、成長スピードが全く異なります。
当然ながら仕事は大手事務所の方がきついですが、将来的にお金をたくさんかげるようになるのは大手事務所経験者であることはまちがいありません。
大手事務所を目指す人は、なるべく年齢的に早い時期に転職するのがいいと思いますよ。
税理士として独立を目指すなら大手事務所で経験を積むべき
年収1000万円レベルで満足できる人は、
大手事務所で地道にキャリアを積んでいくのが良いと思います。
(この点、個人事務所だと勤続25年!とかでもたいした年収は稼げるようにならないので注意です)
さらに上を目指して高年収を稼ぎたい人(年収3000万円〜とか)は、
大手事務所でしっかりと実務経験を積んでから独立することをお勧めしたいと思います。
名の知れた大手企業、また個人事務所では味わえない各種スポット業務をたくさん経験しましょう。
クライアントも定常的な顧客ではなく、一期一会といいますか、その機会切りといった場合が多くあります。
税理士としてのビジネス人生を謳歌するには、こうした経験を持っておくことが強みになるように感じます。
AI時代に税理士独立を目指すなら大手事務所で経験を積むのがおすすめ
将来的に独立を目指すなら、
大手の税理士事務所でキャリアを積む方が良いと私は思っています。
会社分割や連結納税など、大手税理士法人出身だからこそ獲得できるクライアントなどは必ずあります。
こういう案件は動く報酬も非常に大きいですから、
独立しても食っていける可能性が高いです。
税理士業界は今後どんどん厳しくなっていくのはまちがいないです。
会計ソフトが優秀になってますから、
中小零細規模の会社でも税理士を使わずに自力で経理をやるケースが増えています。
会計や税務はAI化がもっとも進んでいく分野ですから、
簡単な会計税務は機械がやるようになっていくのはまちがいないです。
個人事務所で月次巡回監査や簡単な決算ができるようになっても、独立してそれだけで食っていくのはあまりにも厳しいです。
(勤務税理士としてサラリーマンとして生きていくならそれもありですが)
ちなみに、私が所属する大手事務所でも、
5年以上の勤務者が経験を積んで独立していくケースが多いです。
(追伸)給料安くて超激務な「ブラック事務所」で絶対に働きたくない人へ
- 税理士事務所ってどこも給料安すぎる…。
- 実務未経験で科目合格もなしだと搾取の対象って本当?
- 将来は税理士として独立目指すけど、今の年収はさすがにキツい…。
- 仕事が忙しすぎて税理士試験全滅…とか絶対避けたい。
- パワハラな所長税理士の下で丁稚奉公みたいに働きたくない…。
↑こんなふうに不満や不安を抱えている方、税理士志望者にはきっと多いと思います。
残念ながら、その不安が的中してしまうケースは少なくありません。
職員を「使い捨て部品」ぐらいにしか考えず、
安月給で搾取しまくるブラック事務所は2024年現在も普通に存在しています。
はっきり言って「令和のこの世の中で、いまだにこんなことやってるのか?」
みたいなブラックな事務所がたくさん存在しているのが現実です。
もちろん「税理士事務所のすべてがブラック」というわけではありませんが、
全体の2割は完全ブラック、
全体の6割はややブラック、
残りの2割だけがホワイト…
みたいな割合がリアルな実態でしょう。
(↓こんな感じ)
↑労働環境が良好な「ホワイト事務所」で働けているのは全体の2割の人だけ。
残りの8割の事務所職員は、ブラックな環境で苦しんでいる…というのが実際のところなんですね。
なぜ、こうなってしまうのか?ですが、理由は単純です。
税理士事務所ってどこもめちゃくちゃ小さな組織で、
しかも所長税理士のワンマン経営なので、
外からの批判にさらされることがないからです。
税理士事務所って、そのほとんどが「所長税理士合わせてスタッフ5名」みたいな感じの小さな組織です。
大企業の場合、ブラックなことやってたら新聞やテレビマスコミから批判されますよね。
でも、税理士事務所みたいに小さな組織が、
メディアに注目されることなんてほとんどないです。
一般企業のように株主と経営者が分離しているなんてこともありません。
基本的に「所長税理士=事務所のオーナー」なので、
ブラックなことやってても、誰からも批判されませんし、
労働組合みたいな「労働者の権利を守る組織」みたいなものもありません。
さらにいえば、ネット上でも「実際に事務所で働いた人たちの正直な口コミ」がめったに出てこないんです。
ただでさえ狭い業界な上に、所長税理士どうしの横のつながりが強いので、
自分の事務所の悪口をネットに書き込んだりすると、
すぐに気づかれてしまってヘタをすると業界にいづらくなる…。みたいなことすらあります。
みんな自分のキャリアを危険に冒してまで、ネットやSNSに口コミなんて書かないんですね。
こんなふうに、ブラック事務所を見分けるための情報が非常に少ないせいで、
まちがえてブラックな事務所に応募してしまう人が続出するんです。
しかも、完全ブラックな事務所ほど人を集めるのに必死ですから、
「うちはアットホームで家族的な雰囲気です!…」
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忙しくて今すぐは転職活動できない…という人へ
「転職したいけど、今すぐは転職活動は始められない。
ひょっとしたら今の勤務先に残るのがベストかもしれないし…。」
↑今の環境にいろいろ不満はあるけれど、
なんとなく不安で動けなくなっちゃってる方も多いでしょう。
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そのわりに人生に与える影響がデカくて不安になっちゃいますよね。
私自身もブラックで働いている時に経験したことなんですが、
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あらかじめ自分で入力した年収などの条件にマッチする求人が出たら、
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これやっとくだけで、「どうしてもつらくなったら転職もある」という選択肢を持つことができます。
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転職サイトは本当に無料?なぜ無料?
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転職サイトに登録したら電話セールスとかうるさくない?
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これは実際に求人検索してみるのが早いかもしれませんが、
税理士事務所って未経験OK求人が意外に多いです。
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完全ブラックな事務所もわんさか出てきたりするので、くれぐれも注意してください。
未経験無資格でも年収400万円以上の求人ぐらいなら、普通にたくさんありますよ。
複数の転職サイトを同時に使っても問題ない?
これはまったく問題ないです。
むしろ、たくさん使った方がいろんな求人に出会えるチャンスがひろがるので、2社〜3社ぐらいを使い回す方が良いでしょう。
転職サイトには無料のエージェントサービスがつくことが多いですが、
担当してくれるエージェントとの面談に進んだような場合には、
他社のエージェントからも話は聞いてますぐらいに教えてあげると親切かもしれませんね。
(求人リサーチのために転職サイトを使いたい用途の場合には、そもそもエージェントとのやり取りは発生しません)
最後の最後にお伝えしたいこと
↓仕事や転職で成功するために大事なのって、結局はこれです。
転職活動でもっとも重要なのは、能力やスキルより情報収集です。
具体的には、どの転職サイトを使うか?(リクナビなどの「一般向け」を使うか?税理士業界専門か?)で大きな差がつきます。
税理士業界は、能力的にとても優秀なのに、
転職活動のやり方がまずかったのが原因で、
ブラック事務所で働くことを余儀なくされている人…がものすごく多いです。
転職サイトへの登録なんて、実際には1分でできる作業です。
お金もかかりませんし、気に入らなければ即解除できるのでリスクなんて何もありません。
それでもやらない人はやらないですし、やる人はさくっととやります。
↓今から5年後に、あなたはどちらになっていたいでしょうか。
- 劣悪な雇用環境で給料も安く、税理士試験もいつまでたっても科目合格ゼロ…。貯金もゼロ…。
- 働きながらスピーディに5科目合格達成。年収高めなので独立資金のめどもある程度ついている。あとは税理士としての実務能力を高めていくだけ…!
↑この前者は実は過去の私の姿そのもので、
今思うと「もっと早く行動しておけばよかった」と後悔しています。
この記事を読んでくださったあなたは、もちろん後者を目指してください。
いまどんな状況にいる人でも、
成功に向かって一歩踏み出すことは可能です。