- 女性職員の割合がやけに高い会計事務所ってどう?
- 女性でも働きやすい環境の会計事務所を見つけるには?
- ブラックな会計事務所を見分けるには?
会計事務所で働くことを検討している女性の中には、
スタッフの女性比率が高い事務所を転職先の候補として考えている方も多いでしょう。
実際、会計事務所には
所長税理士1名 + スタッフすべて女性というところもあります。
この記事では、会計事務所に女性が転職する場合に知っておくべきことを解説します。
結論から先に言うと、女性比率が高いからといってその会計事務所はブラックとは限りません。
重要なことは「なぜ、女性比率が高くなっているのか?(なんらかのポリシーがあるのか?)」を見きわめることです。
ぜひ参考にしてみてください。
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ブログ管理人
1985年生まれ。未経験ニートで会計事務所入社→月給16万円で地獄のような目にあう→何度か転職して年収600万円→会計事務所から経理に転職→現在は経理の管理職/2018年開始の当ブログも6年目突入!おかげさまで毎月1万人(累計34万人超)の方に読まれています。
この記事の目次
会計事務所で「女性ばかり」はブラック?
所長税理士以外のスタッフが女性ばかりという場合、
↓大きく分けて次の2つのケースが考えられるかと思います。
- 所長税理士に事務所を大きくしていく意思がないケース
- 「女性だからこそいい仕事ができる」というポリシーで事務所が運営されているケース
1.所長税理士に事務所を大きくしていく意思がないケース
会計事務所で職員として働く人の多くが税理士試験の受験生です。
税理士資格取得を目指す人というのは、
多くが将来的に独立して自分の事務所を持つことを夢見て働いています。
このことを事務所側の事情から考えると、
せっかく社員教育をして一人前にしてあげても、
優秀な人ほど独立して辞めていってしまうということになってしまいがちです。
これを避けるために、独立傾向の少ない女性職員を優先的に採用していたら、
結果としてスタッフが女性ばかりになってしまった…
というケースが考えられます。
特に、男性職員は特に独立思考が強いと言えますね。
男女差別をするわけではありませんが、
独立して仕事をしたいと考える人は、
実態として女性よりも男性が多いのはどこの業界でも同じです。
通常は従業員を雇って、その分顧問先も増やして…
というかたちで大きくなっていく会計事務所が多いですが、
所長税理士が自分で手が回る範囲内だけでビジネスをやっていくつもりというスタンスの場合、
こういうスタッフ構成になるケースが多いと言えます。
2.「女性だからこそいい仕事ができる」というポリシーで事務所が運営されているケース
会計事務所でスタッフが女性ばかりという場合に考えらえるもう1つのケースは、
女性だからこそいい仕事ができるというポリシーで運営されている事務所である場合です。
この場合、所長税理士自身も女性であることも多いでしょう。
確かに、私がこれまで過去に一緒に働いてきた女性の会計事務所職員には、優秀な方がとても多かったです。
ていねいな仕事をするということだけではなく、
顧客である中小企業経営者とのコミュニケーションは女性の方が意外にうまくいったりするケースが多いんですよね。
女性だから、男性だからはむしろナンセンス?
ただ、私自身はこういうポリシー(女性だからこそ良い仕事ができる)という考え方自体、
ナンセンスだと思います。
人間全体を2等分で考える思考がなんともおおざっぱな感じがするんですよね。
男性でも女性でも仕事ができる人はいますし、
いい加減な人も男女問わずいますからね。
シンプルに「残業なしの事務所」を探せばいい
あるいは、残業もなし、プライベートも充実していて女性も働きやすい
とアピールするために「女性職員を積極採用」としているケースもあるかもしれません。
これはこれで興味深い取り組みだとは思いますが、
ただ、そこも「女性だから」ということを打ち出す必要はないでしょう。
(シンプルに「うちは残業ありません」でいい)
↓実際、残業なしの会計事務所って
いまどきいっぱいありますしね。
スタッフが働きやすい雇用環境を目指すところに女性も男性もありません。
福利厚生をしっかりしている会計事務所は今後も増えていくと思いますよ。
>>残業なし!ワークライフバランス重視型の会計事務所求人を見てみる
会計事務所で働く女性の平均年収は?
会計事務所の正社員スタッフとして働く場合、
女性と男性で年収に基本的に違いはないと思います。
↓会計事務所の平均年収は、未経験入社だと280万円〜350万円が相場ですね。
- 未経験~1年未満…280万円~350万円
- 1年以上~3年未満…320万円~400万円
- 3年以上~5年未満…350万円~450万円
- 5年以上~10年未満…400万円~500万円
月給にすると20万円程度で、
ボーナスが年間で3ヶ月分出るみたいな感じでしょうか。
正直にいって、あまり良いお給料ではないですよね。
ただし、これは「平均」の数字です。
↓中には未経験入社でも高いお給料を稼げる事務所もありますよ。
同じ会計事務所でも稼げる年収に大きな差が出る理由
なぜ年収にこんなに差が出るのか?ですが、
これは事務所そのものがもうかっているかどうか?の違いです。
会計事務所って「顧問料ビジネス(お客さんから毎月サブスクのように顧問料を定額でいただく仕事」です。
なので、もうかっている事務所というのは、顧問料を高めに設定できている事務所です。
お客さんは別の事務所の顧問料とも比較していますから、
高い顧問料を払ってもらうためには、
付加価値の高いサービスを提供する必要があります。
会計事務所って何かモノを売る職種ではなく、スタッフが提供するサービスが命の職種ですから、
付加価値の高いサービスを提供するためには、スタッフのお給料を高めに設定して優秀な人を集めないといけません。
さらに、きちんと昇給の仕組みを作って、一度入社してくれた人が簡単には辞めないようにしないといけません。
逆に言うと、顧問料を高めに設定できている事務所(=もうかっている事務所)は、
スタッフにしっかりとお給料を払って、
優秀な人を集める努力をしている可能性が極めて高いということですね。
こういった事務所ではレベルの高い税理士業務を経験できますので、今後のあなたのキャリアにも良い影響を与えてくれるはずです。
これから会計事務所で働く人は、ぜひ「もうかっている事務所」の求人を探すことを意識してみてください。
>>未経験・資格なしOK!高年収の会計事務所求人を探すならこちら
女性が会計事務所で税理士を目指すことは可能?
これについても、男女であまり差はないように思います。
会計事務所で働くスタッフのほとんどは、税理士試験の受験生です。
事務所側もスタッフが税理士試験の勉強をしたいことはよく理解していますし、
科目合格がある優秀な人は積極採用したいと考えるのが普通です。
なので、スタッフが試験勉強との両立をしやすいような
↓雇用環境を整えてくれている事務所も多くありますよ。
>>税理士試験の受験生歓迎!残業の少ない会計事務所求人を探してみる
ただし、勉強との両立が不可能なブラック事務所も中にはある…
ただ、残念ながら仕事が激務すぎて、
勉強との両立なんてとても無理…みたいな環境な事務所があるのも現実です。
私自身、20代のときに未経験で入社した事務所はそういう環境でした。
大阪にあるスタッフ数20名以上の
比較的大きな事務所でしたが、
雇用環境は劣悪で、
とても落ち着いて働ける環境ではなかったですね。
残念ですが「スタッフなんて使い捨て」ぐらいにしか考えていない開業税理士も中にはいます。
こういう事務所に未経験者が入社してしまうと、キャリアに致命的なダメージを負ってしまう可能性もあります。
この点だけはくれぐれも注意しておいてくださいね。
女性が会計事務所の求人に応募する前にやっておくべきこと
このように、やけに「女性重視」をうたっている事務所はちょっと疑いの目で見た方が良いかもしれませんね。
社員をたいせつにすることに、女性も男性もありません。
また、男女割合だけでなく応募前にその事務所の雇用環境についてしっかりとリサーチをしておきたいところです。
- 残業の有無
- 職員の年齢構成
- 新人研修体制の有無
- 入社初年度の平均年収
- 税理士試験の合格者割合
- 1人で担当することになる顧客件数
↑などの情報も「応募前」に知っておいた方が良いですよ。
(実際に面接に行ってから「なんか違う…」となると時間と労力のむだです)
自分の人生を少なくとも数年間は預けることになる事務所ですから、きちんとしたところを選びたいですよね。
まとめ
今回は、会計事務所への転職を検討している女性向けに、
税理士業界の求人をみるときのポイントを解説しました。
会計事務所ってどこも小さな組織ですから、所長税理士の考え方しだいでスタッフの働き方は大きく変わります。
中にはブラックな事務所もありますから、求人を探すときにはくれぐれも注意してくださいね。
(追伸)給料安くて超激務な「ブラック事務所」で絶対に働きたくない方へ
- 税理士事務所ってどこも給料安すぎ?
- 未経験で科目合格なしだと搾取の対象って本当?
- 将来は税理士として独立目指す。でも今の年収はさすがにキツい…。
- 仕事が忙しすぎて税理士試験全滅…とか絶対避けたい。
- パワハラな所長税理士の下で丁稚奉公みたいに働きたくない…。
↑こんな感じの「税理士業界の暗いウワサ」をネットでみて、不満や不安を抱えている方はきっと多いと思います。
残念ながら、その不安が的中してしまうケースは少なくありません。
職員スタッフを「使い捨て部品」みたいに搾取しまくるブラック事務所は、2024年現在も存在しているのが現実です。
はっきり言って、
「令和の世の中で、いまだにこんなことやってるの?」
みたいな真っ黒なブラック事務所ってたくさん存在しています。
良くも悪くも歴史のある業界ですからね…。
もちろん「税理士事務所のすべてがブラック事務所」というわけではありませんよ。
ですが、現実的なところで言えば、
- 全体の2割:完全ブラック
- 全体の6割:ややブラック
- 残りの2割:ホワイト
みたいな割合がリアルな実態でしょう。
(↓こんな感じ。雑な円グラフですみません)
↑労働環境が良好な「ホワイト事務所」で働けるのは全体の2割だけ。
税理士業界で働くほとんどの人は、ブラックな環境で苦しんでいる…というのが実際のところなんですね。
なぜ、税理士事務所はブラックばかりになってしまうのか?
理由はシンプル。
税理士事務所ってどこもとても小さな組織で、経営者である所長税理士が圧倒的に強い権限を持っているからです。
税理士事務所って、そのほとんどが「所長税理士合わせてスタッフ3名〜5名」みたいな、規模の小さな組織です。
(ごく一部の大手事務所を除くと、ほとんどがそんな感じ)
大企業の場合、ブラックなことやってたら新聞やテレビマスコミから批判されますよね。
でも、ほとんどの税理士事務所みたいに小さな組織が、マスコミに注目されることはほとんどないです。
また、基本的に「所長税理士=事務所オーナー」なので、多少ブラックなことやってても、誰からも批判されません。
(一般企業のように、株主と経営者が分離していない)
労働組合みたいな「労働者の権利を守る組織」みたいなものも存在しませんからね…。
さらにいえば、ネット上に「実際に事務所で働いた人たちの正直な口コミ」とかもめったに出てこないのもやっかいです。
税理士って所長税理士(事務所の経営者)どうし横のつながりが強いので、自分の事務所のスタッフ情報とか共有し合ってます。
自分の事務所の悪口をネットに書き込んだりすると、身バレしていづらくなる…。みたいなことすらありえますから、みんな下手なことはいえないんですよね。
みんな自分のキャリアを危険に冒してまで、ネットやSNSに口コミなんて書かないです。
ここまでのまとめ…
まとめると、税理士事務所の8割はブラック事務所なのが実態。
↓その理由としては以下。
- 税理士事務所のほとんどは「小さな組織」で、メディアに注目されることがほとんどない。
- 経営者(所長税理士)が経営責任を問われない。
- 労働者の権利を守る労働組合がない。
- 所長税理士がどうしが情報共有しているので、ネット上に下手な口コミ情報を書けない。
ただでさえブラックの割合が多い上に、
ネット上にブラック事務所を見分けるための情報が少ないせいで、
まちがえてブラックな事務所に応募してしまう人が続出するんです。
しかも、完全ブラックな事務所ほど人を集めるのに必死ですから、
「うちはアットホームで家族的な雰囲気です!…」
みたいに求人サイトでアピールしたりするので、たちが悪いんですよね…。
ブラック事務所の求人を「最初から選択肢に入れない」ことが重要
ここまでで、税理士業界のリアルな実態についてご理解いただけたかと思います。
ここからは「それじゃどうしたらいいのか?」について解説していきましょう。
↓いま、こんなふうに感じている方はきっと多いでしょう。
そうはいっても、税理士を目指すことはもう決めている。
将来的には資格をとって自分の事務所を持って独立したい。
まずはどこかの事務所に入社して働きながら、税理士試験合格を目指さないといけない。
そうなると、ブラック事務所でがまんすることは避けられないのか…?
大丈夫です。
私のブログを読んでくださっている方には、解決策をちゃんとお教えしますので。
で、どうすればいいか?
結論から言うと、ブラック事務所の求人を、最初から転職活動での選択肢に入れないようにすればいいんです。
具体的には、税理士事務所専門の転職サイト(無料)で求人を探すようにしてください。
税理士業界ってかなり特殊な業界で、ホワイト事務所の求人情報が「この業界専門の転職サイト」にしか載っていないんです。
(リクナビとかindeedとかで求人探しても良い求人がぜんぜんみつからない)
学生時代の就活の延長で、「求人探すなら、なんとなくまあリクナビかな…」みたいな感じで税理士事務所の求人を探してしまうと、
高い確率でブラック事務所の求人しか出てきません。
すでに税理士を目指すことが決まっている人は、必ず「税理士業界専門の求人サイト」で求人を探すようにしてください。
ホワイト事務所の求人が「税理士業界専門の求人サイト」に集まる理由
税理士業界専門のサイトでは、事務所側が求人を掲載するときに、
「この事務所は、最低限の年収や福利厚生条件を満たしているか?」が厳しくチェックしています。
そうしないと「求人数」で勝負してくる大手リクナビに勝てないからです。
つまり、事務所側が簡単に求人を掲載できない仕組みになっているんですね。
このあたりが無料で求人掲載できるハロワとか、
格安広告費で掲載できるリクナビとの違いです。
「うちは求人数ではリクナビには勝てませんけど、
求人の『質』ではリクナビなんかより圧倒的に良いものがありますよ」
↑みたいな感じで、求人の質で勝負しているわけですね。
必然的に、ブラック事務所の求人はあらかじめ排除されているのです。
すでに「税理士業界で働く」「将来は税理士として独立を目指す」とはっきり決めている人は、
リクナビなどの一般向けサイトではなく、税理士業界専門のサイトを使うのが鉄則ですよ。
税理士業界志望者が使うべき転職サイトはこの2つ
ヒュープロ(税理士業界専門の無料転職サイト)
ホワイト事務所の求人が見つかる!
ヒュープロは、税理士業界専門の無料転職サイトです。
未経験資格なしOKで年収400万円の求人
経験3年以上で年収660万円〜の求人
BIG4含む大手税理士法人の求人
税理士試験と両立できる残業なし求人
など、ホワイト求人が多数ありますよ。
>>10,097件の求人を見る
マイナビ税理士(科目合格1科目以上ある人におすすめ)
有名大手事務所の求人が豊富!
マイナビ税理士は、BIG4税理士法人をはじめとする有名事務所の求人を狙う人におすすめの無料転職サイトです。
KPMGやEYなど外資系大手の求人や、
辻本郷や山田&パートナーズなどの国内大手事務所の求人が多数ありますよ。
未経験者は科目合格が必須になりますが、税理士業界でハイクラスを目指す人にはおすすめの転職サイトです。
>>1,500件の求人を見てみる
↑これら2つはどっちも完全無料で使えるサイトです。
(企業側は支払う広告料で運営されているサイトなので、私たち求職者側がお金を取られるようなことはありません)
税理士業界で転職活動していくなら、この2つを使い倒していけば優良ホワイト事務所の求人を逃すことはほぼないと思いますよ。
私も転職活動していた頃は、この2サイトを毎日チェックしてました。
↓実務経験者向けの求人ではこんな感じ。
BIG4含む大手事務所〜資産税特化型の事務所まで求人豊富です。
税理士業界専門の中では最大手クラスなので信頼性が高いサイトです。
無料アカウント登録が必要ですが、完全匿名で使えるサイトなので安心ですよ。
>>マイナビ税理士でBIG4を含む大手税理士事務所の求人を見てみる
税理士業界志望者はリク●ビやハロワ、indeedは使わない方が良い
私は、税理士業界で転職するなら、
リクナビやハロワ、indeedなど、
「一般向け求人サイト」は使わない方が良いと思ってます。
なぜかというと、登録されている求人の質があまりにも低すぎるからなんですね。
実際、私が1社目に入社した事務所は完全にブラック事務所だったんですが、
この事務所はハローワーク経由で応募しました。
(窓口の職員さんに「こちらは特におすすめですよ」と紹介されました…)
私も後から知ったんですが、ハローワークの相談員って、
彼ら自身が非正規職員だったりするんです。
はっきりいってけっこういい加減なんですよね…。
税理士業界への転職を検討している方は、
厳選された求人だけが掲載されている税理士業界専門サイトを使いましょう。
リクナビやindeedと同じように完全無料で使えるサイトなので、こちらを使わない理由はないです。
↓例えば以下のような好条件な税理士事務所の求人を見つけることができますよ。
- 未経験・資格なしでも年収400万円スタートの求人
- 実務経験3年以上なら年収600万円スタートの求人
- 税理士試験と両立できるワークライフバランス重視の求人
- 在宅リモート勤務OKな税理士事務所求人
- 税理士事務所から経理の転職歓迎の求人
- 相続税申告の実務経験を積むことができる事務所求人
- 将来的に独立を目指すのもOKな事務所求人
なぜ「最大手のリ●ナビ」をおすすめしないのか?
転職サイトっていろんなところがありますよね。
リク●ビとかindeedの方が「学生時代の就活とかでも使ってなじみがあるし、Googleで検索したときに上の方に出てくるから安心」と思われる方も多いかもしれません。
ただ、個人的にはこういう転職サイトの選び方はおすすめしません。
リクナビとかindeedって、企業側が求人掲載をする料金が以上に安い上に、
ろくな審査もないのでブラックな事務所でも求人出し放題なんですよね…。
あと、税理士業界って採用側も応募側も、ニーズがかなり特殊です。
採用側(事務所側)は繁忙期と閑散期で採用の難易度をガラッと変えてきたりしますし、
応募側(私たち)も税理士受験生なので仕事と勉強の両立がマストだったり、
社会人から勉強スタートの人が多く、キャリアスタートの年齢が高めだったりと、
一般的な転職活動とは事情がかなり異なるケースが多いんです。
特に未経験者の方は、年収が極端に低い事務所(年収200万円代など)に応募しないように注意しないといけません。
実務経験者はともかく、業界的な年収相場をよく知らない未経験者を狙って、
「うちは勉強しながら働けますよ!(なので年収は低くても我慢してね!)」
みたいな感じで、極端に低い年収で募集をかけているブラックな事務所は本当に多いんです。
↓以下のいずれかに該当する人は、
税理士業界専門の転職サイトを使って求人を探すようにしましょう。
- 税理士試験との両立ができる事務所で働きたい人
- 毎年「1年に1科目」などのかたちで、着実に科目合格を積み重ねていきたい人
- 業界相場より低年収の事務所にまちがえて応募する愚を避けたい人
- 将来の独立を見すえて開業資金をちゃんと貯金していきたい人
- 税理士試験に失敗した場合に備えて、企業経理への転職という選択肢も検討している人
>>税理士業界専門の転職サイトで求人検索してみる
(メールアドレスの無料登録が必要です)
忙しくて今すぐは転職活動できない…という人へ
「転職したいけど、今すぐは転職活動は始められない。
ひょっとしたら今の勤務先に残るのがベストかもしれないし…。」
↑今の環境にいろいろ不満はあるけれど、
なんとなく不安で動けなくなっちゃってる方も多いでしょう。
転職活動なんて人生でそう何回もやることじゃないですし、
そのわりに人生に与える影響がデカくて不安になっちゃいますよね。
私自身もブラックで働いている時に経験したことなんですが、
今いる職場でストレスがマックスまで溜まると、
まじで何も行動する気がなくなるんですね。
転職って年齢的に若ければ若いほど有利なのが現実ですし、
精神的な疲労が溜まってくると人間って正常な判断が効かなくなってきます。
どんなに時間がなくて忙しい人も、
受動的に(受け身で)入ってくる状態にしておくことが大切です。
希望年収や勤務地などを転職サイト内で入力しておくと、
マッチする最新のおすすめ求人がメールが定期的に入ってきます。
↓ある日の私のメールボックスをお見せすると以下の画像のような感じ。
あらかじめ自分で入力した年収などの条件にマッチする求人が出たら、
最速でメール通知してくれるので見逃しがなくなります。
↑良さげな求人が見つかったらブックマーク保存しておきましょう。
これやっとくだけで、「どうしてもつらくなったら転職もある」という選択肢を持つことができます。
過労やストレスでぶっ倒れる前に行動を起こすことができますよ。
転職サイトは完全無料で情報リサーチに使えて、いつでも即解除できます。
変な電話連絡が来るようなこともないです。
無料で使えるものは徹底的に使い倒しましょう。
よくある質問と回答(Q&A)
転職サイトに関して、
あるあるな疑問とそれに対しての回答を載せておきます。
転職サイトは本当に無料?なぜ無料?
転職サイトは、企業や事務所が払う紹介手数料(広告料)で運営されています。
お金払ってるのは企業側だけなので、
私たち求職者側は最初から最後まで完全無料で使うことができますよ。
後からお金を請求されるとかはいっさいないので、安心して求人リサーチに使い倒しましょう。
転職サイトに登録したら電話セールスとかうるさくない?
転職サイトの登録は基本的にメールアドレスだけでできるので、
電話はかかってこないですね(相手はこちらの電話番号を知らない状態)
定期的に「こういう求人出てきましたけどどうですか?」みたいな連絡はくれますが、基本的にはメールオンリーです。
未経験資格なしでも応募できる事務所ってあるの?
これは実際に求人検索してみるのが早いかもしれませんが、
税理士事務所って未経験OK求人が意外に多いです。
ただ、リクナビとかハロワで探すと年収200万円台…みたいな、
完全ブラックな事務所もわんさか出てきたりするので、くれぐれも注意してください。
未経験無資格でも年収400万円以上の求人ぐらいなら、普通にたくさんありますよ。
複数の転職サイトを同時に使っても問題ない?
これはまったく問題ないです。
むしろ、たくさん使った方がいろんな求人に出会えるチャンスがひろがるので、2社〜3社ぐらいを使い回す方が良いでしょう。
転職サイトには無料のエージェントサービスがつくことが多いですが、
担当してくれるエージェントとの面談に進んだような場合には、
他社のエージェントからも話は聞いてますぐらいに教えてあげると親切かもしれませんね。
(求人リサーチのために転職サイトを使いたい用途の場合には、そもそもエージェントとのやり取りは発生しません)
最後の最後にお伝えしたいこと
↓仕事や転職で成功するために大事なのって、結局はこれです。
転職活動でもっとも重要なのは、能力やスキルより情報収集です。
具体的には、どの転職サイトを使うか?(リクナビなどの「一般向け」を使うか?税理士業界専門か?)で大きな差がつきます。
税理士業界は、能力的にとても優秀なのに、
転職活動のやり方がまずかったのが原因で、
ブラック事務所で働くことを余儀なくされている人…がものすごく多いです。
転職サイトへの登録なんて、実際には1分でできる作業です。
お金もかかりませんし、気に入らなければ即解除できるのでリスクなんて何もありません。
それでもやらない人はやらないですし、やる人はさくっととやります。
↓今から5年後に、あなたはどちらになっていたいでしょうか。
- 劣悪な雇用環境で給料も安く、税理士試験もいつまでたっても科目合格ゼロ…。貯金もゼロ…。
- 働きながらスピーディに5科目合格達成。年収高めなので独立資金のめどもある程度ついている。あとは税理士としての実務能力を高めていくだけ…!
↑この前者は実は過去の私の姿そのもので、
今思うと「もっと早く行動しておけばよかった」と後悔しています。
この記事を読んでくださったあなたは、もちろん後者を目指してください。
いまどんな状況にいる人でも、
成功に向かって一歩踏み出すことは可能です。