税理士補助の仕事内容はやりがいある?未経験で転職した20代男性の体験談

2020年1月5日

  • 税理士補助の仕事内容ってどんなもの?
  • 平均給与は?ボーナスはある?
  • 仕事のやりがいを感じるのはどんなとき?
  • よくある退職理由は?みんな何が不満で辞めていく?

今回は、20代で未経験から会計事務所(税理士事務所)に転職した方に、お仕事内容の体験談をお聞きしました。

高橋さんは、従業員5名の個人事務所で税理士補助として働いている方です。

23歳の時に未経験から税理士補助として働き始め、現在も3年目の職員として在職中です。

実際にこの業界で働いている人でないと語れない内容を話していただけましたので、ぜひ参考にしてみてください。

自己紹介
【ブログ管理人の転職体験談】月収16万円のブラック会計事務所勤務から年収600万円超えるまでの話

こんにちは!このブログの管理人です。この記事では、自己紹介をかねて私自身の転職体験談を書いています。私は決して優秀な人間ではありませんが、この業界で年収を上げるためのコツのようなものは実体験ベースで語れます。よければ参考にしてみてくださいね。

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この記事の目次

税理士補助の仕事内容とは?

税理士補助 仕事内容

(税理士補助の仕事内容は?20代未経験で転職した高橋さんに体験談をお聞きしました)

体験談をお聞きした方のデータ

  • お名前 :高橋隆
  • 在職年齢:23歳〜26歳(3年間在職中)
  • 雇用契約:正社員
  • 年収  :約400万円(月給20万円+インセンティブ)
  • 会社規模:従業員5名の個人事務所

私は、北海道札幌市にある会計事務所で、税理士補助として働いています。

「所長+税理士補助5人」という小規模な組織です。会計事務所としてはよくある運営スタイルですね。

所長は2代目税理士です。

以前は税理士法人として活動していましたが、先代所長が亡くなったことで個人事業主の事務所になりました。

(税理士法人は資格を持つ税理士が2名以上所属していないといけません)

税理士補助1名につき担当する顧問先数は何件ですか?

1人の税理士補助が担当する顧問先の数は、15件~20件ほどです。

担当数は比較的少ない方だと思います。

その分だけ1件の顧問先に付加価値の高いサービスを提供して、業界平均より高めの顧問料をいただけるよう努力しています。

税理士補助の日常的な仕事内容はどんなものですか?

税理士補助の日常業務は、顧問先の巡回と帳簿入力です。

帳簿の入力とは、簡単にいえば会計ソフトの入力作業のことですね。

「記帳代行」と呼ぶ会計事務所も多いでしょう。

お客さんの会社を訪問して、請求書や領収書といった資料を見せてもらい、その内容を会計ソフトに打ち込んでいきます。

簿記で習った内容そのままに、会計仕訳をパソコンに入れていくという感じです。

財務諸表の作成と税務申告

会計ソフトの入力作業が1年分できたら、その内容を集計して財務諸表を作成します。

1件の顧問先につき、1ヶ月に1回訪問しますので、1年間で12回訪問するという感じですね。

最終的に税金の計算をして、納税をしてもらうのが税理士補助の一連の仕事内容になります。

顧問先の経営者はご自身の会社の業績に強い関心をお持ちなので、訪問するたびに現在の業績や予想の納税額などをお伝えします。

その際には節税につながるアドバイスなどをすることもあります。

税理士補助が日常的にやりとりするお客さんはどんな人たちですか?

会計事務所のお客さんは、基本的に小規模な企業の経営者の方々です。

お客さんの年齢は40~60代の人が多いです。

ただし、最近は中国・韓国など海外の社長が北海道に進出しており、若い社長もたくさんいます。

お客さんの男女比は、8:2で男性割合が高いです。

ただし、実際に働く会計事務所がお客さんとして持っている業種によっても経営者の男女比は変わると思います。

一緒に仕事をするのはどんな人たちですか?

私が所属している会計事務所の従業員は5人で、20代〜50代と年齢は幅広いですね。

基本的に自分の顧問先は自分1人で対応します。

ただし、大口のお客さんは、所長や事務長、他の社員と一緒に仕事をすることもあります。

事務所外の、他仕業の人と仕事で関わることも多いです。

顧問先から労務関係の相談があった時には社会保険労務士さんを紹介します。

会社を作りたい(法人成り)を考えているお客さんには、司法書士さんや行政書士さんを紹介することもあります。

税理士補助の仕事は、どういうふうに社会の役に立つ仕事ですか?

私たち税理士補助の仕事は、正しい税金の知識を納税者(社長や個人事業主など)に伝えることだと思っています。

ごく簡単に言えば、納めるべき納税額を法定納期限(締切日)までにきちんと納付してもらうことですね。

正しい納税意識を経営者の皆さんに伝えることで、社会貢献にもなっていると思います。

経営者の立場に立ち、合法的な節税方法をアドバイスする仕事

もちろん、会計事務所もお客さんから顧問料をいただいてビジネスとして運営されていますから、お客さんの立場で仕事をするのは当然です。

経営者にとって、税金の負担は非常に大きなものですから、節税方法のアドバイスをするととても喜んでくれます。

もちろん、違法な方法をお伝えすると脱税を手助けすることになってしまいますからいけません。

あくまでも合法的な節税方法を伝えることに努めています。

税理士補助の仕事と税理士試験の両立は可能ですか?

結論からいうと可能だと思います。

会計事務所で働く人のほとんどが、税理士試験の受験生として勉強しています。

私の事務所でも、税理士補助の5人はみんな税理士試験の受験生です。

実際に両立が可能か?は働く会計事務所によって異なる

ただし、仕事と税理士試験の両立が可能か?は、実際に働く会計事務所の環境による部分も大きいです。

なので、入社前にどのぐらいの件数の顧問先を担当するのかや、実際に働いている人の中に税理士試験の合格者やかもう合格者がいるかといったことを確認しておくのが良いと思います。

税理士試験は、日本の3大国家資格(医師、弁護士、会計士)に匹敵する難関試験です。

残業が多い職場や、土日祝が休みではない職場での両立は相当大変だと思います。

終業後に資格スクールに通うことは可能ですか?

はい、可能だと思います。

私は大原簿記専門学校の社会人過程で週に1~2回ほど授業を受けています。

平日は18時30分からの授業で、18時に終業時間を迎える私は授業に間に合いませんでした。

しかし、WEB授業といってネットで配信してくれるサービスや土日に平日と同じ授業を行ってくれるサービスを提供してくれています。

そのため、終業時間が遅くなっても問題ありませんでした。

税理士試験の勉強は税理士補助の仕事に役立ちますか?

はい。間違いなく役立ちます。

税理士試験の勉強内容のうち、消費税法や財務諸表論、簿記論、所得税法、法人税法などは税理士補助の仕事内容にも直結します。

一方で、国税徴収法や市町村民税、酒税などの勉強は税理士補助の実務で使うことはめったにないですね。

短期合格を狙うならこれらの試験科目を選択するのもありだと思いますが、

「実務で役立つ」という観点で試験科目を選ぶ場合は、これらのマイナー科目はおすすめしません。

事務所内に科目合格者や税理士有資格者はいますか?

税理士補助5名のうち、3科目を持っている人が1人います。

(固定資産税と簿記論、財務諸表論の3科目合格者)

それ以外は、今のところは科目合格者はいない状態ですね。

私も勉強を始めてまだ間もないので、頑張りたいところです。

税理士試験以外にも、社会保険労務士の資格を持っている人もいます。

社会保険労務士は(税理士と比べて)比較的簡単に合格できて、税理士補助の仕事にもとても役立つので、受験する人は多いです。

試験との両立を目指すなら「残業の多い事務所」は避けるべき

繁忙期には多少の残業は仕方ないと思いますが、

税理士試験を受けるのであれば日常的に働く時間が多すぎる会計事務所への転職は避けましょう。

ただし、実際に働いてみないとわからない部分も大きいので、インターンなどで働かせてもらうのもひとつの手段です。

インターンの制度がない会計事務所の場合は、

転職エージェントを使って情報収集するのが良いと思います。

エージェントは求人を出している会計事務所に実際に出向いて打ち合わせ等を行っていますので、所長の人格や事務所内の雰囲気などについてもくわしく教えてくれますよ。

税理士補助の給料は平均でどのぐらいですか?

私の職場では年収300万円~600万円ほどです。

1人ものすごく仕事のできる人(税理士補助です)がいて、その人は1000万円を超える年もあるようです。

税理士補助のお給料は、顧問数や顧問報酬などによってバラバラです。

意外に思われる方も多いかもしれませんが、税理士資格を持っているかどうかは年収にあまり影響しません。

固定給以外にもインセンティブ(ボーナス)がいろいろある仕事

年収を上げるために重要なのは、たくさんの顧問先を担当できることと、お客さんから高い顧問料単価をいただけるかどうかだけです。

また、顧問料の他にも、生命保険の提案などを積極的にできる人には、保険会社から代理店報酬という形でインセンティブ(ボーナス)が入ります。

こういうインセンティブをがんがん決められる人なら、資格を持たない税理士補助でも年収1000万円も夢ではありません。

会計事務所は良くも悪くも小さな組織で、報酬もがんばりによって上下します。

もちろんサラリーマンなので固定給は確保できます。

働き方しだいで年収をあげられる魅力的な仕事だと思います。

税理士補助は他の事務職と比べておすすめ?

税理士補助は、他の事務職と比べれば平均より稼げる仕事であることは間違いありません。

事務職の平均は月20万円(額面)でそこから社会保険料や所得税、住民税といったものが控除されるので、手取りでいうと15万円残ればいいほうです。

私の場合は、20万円(額面)までは固定給で保証され、そこから担当顧問先を増やせば増やすほど給料があがっていきます。

仕事ができる人ほど給料がどんどん上がっていくということですね。私もがんばりたいです。

さらに、担当顧問先を増やす以外にも、相続税申告やスポット的に依頼が入る個人所得税の確定申告、保険の提案などをすればボーナスや給料アップにつながるので、年収を上げる方法の幅も広いです。

税理士補助として平均より給料をたくさん稼げている人は何が違うと思いますか?

稼げている人は、お客さんが離れません。

つまり、信頼関係がしっかりできており、所属する会計事務所を移ったとしてもお客さんが付いてきます。

財務を任せられるというのは、それだけ責任のある仕事で、信頼がないと話も聞いてくれません。

顧問先が増えれば増えるほど給料もあがっていくので、やりがいのある仕事でもあります。

税理士補助の働く時間や残業・休日出勤について教えて下さい

定時は9時〜18時です。

8時45分に出勤して、ごみ捨てと掃除を行います。

私の働く事務所では残業はありません。18時の終業時刻になったらみんなきっちり退社します。

このあたりは会計事務所としてはかなり珍しいですね。

しかし、自分が担当している顧問先の仕事が残っている場合は、就業時間外でも仕事はします。

残業代は支給されていますか?

緊急時や所長の手伝い時は、残業代が支払われますが、自分の仕事の場合は、基本残業代がでません。

急な仕事ややむを得ない事情で残業する時は支給されるという感じです。

法律的にはグレーなところだと思いますが、暗黙の了解になっています。

「残業しても何の得もないからみんな早く帰る」という雰囲気ですね。

休日出勤はありますか?

わたしの勤務先は、基本土日祝日は休日です。

残業と同様に自分の仕事が終わっていなければ休日出勤もありますが、残業代はでません。

お客さんからの急な呼び出しなどはありません。

ただし、税務調査があった場合には急いで連絡し、調査のまえに打ち合わせや対策をとることもあります。

基本は予定通りの日程調整で業務を行えます。

税理士補助として未経験で転職するにはどうしたらいい?

会計事務所の求人を探すなら、転職サイトか転職エージェントを使うことになると思います。

(ハローワークも求人がありますが、あまり条件のよくないものが多いのが実情です)

転職サイトというのは「求人掲示板」のようなサイトのことですね。

有名なところで言えばリクナビやマイナビがあります。

自分で求人を探して、自分のタイミングで応募できるのが転職サイトのメリットです。

なので、マイペースで転職活動したい人や、

今の職場を辞めるかどうかで迷っている段階の人は、転職サイトを使うのがいいと思います。

(サイトに職歴などを登録しておくと企業側からスカウトメールが来たりします)

一方で、少しでも早く内定が欲しい人は、転職エージェントに求人を選んでもらうのが良いと思います。

応募書類の添削や面接対策もやってくれるので、

年収などの条件が良い事務所に入りたい方はエージェントを使う方が良いですね。

専門学校主催の就活イベントもおすすめ

もし大原やTACなどの専門学校で学んでいる人は、学校主催の就活イベントに参加してみるのも良いと思います。

新規採用以外にも、転職も歓迎している事務所もブースを設けていることが多いです。

入社前に所長と話せるケースもありますから、積極的に活用してみてください。

実際の転職活動はどのように進めましたか?

基本は、履歴書を送って、書類選考に合格した面接という感じになると思います。

転職サイト経由で応募する場合には、エージェントが面接に同席してくれることもあります。

実務未経験者の場合、選考するときに見られるポイントは会計や税法の知識がどの程度あるか?だと思いますね。

即戦力が期待できる簿記検定や税法科目を取得している人を採用したいのが事務所側の本心だと思います。

そのうえで、個性やコミュニケーション能力を判断します。

最低限取得すべき資格は日商2級レベルの資格です。

まだ合格していなかったとしても、「次の試験では合格する見込み」と伝えておくのが良いと思います。

面接ではどのようなことが質問されましたか?

面接では、税理士補助の仕事内容についてきちんと理解しているか?がくわしく聞かれました。

他の会社の面接と大きく違うということはないですが、基礎的な税法の知識なども聞かれるかもしれません。

筆記試験のある事務所もありますね。

  • 法人税は国税?地方税?
  • 個人が納める税金は所得税か法人税か?
  • 損益計算書の当期純利益の計算式は?

など、ごくごく基礎的な知識が聞かれる程度だと思いますので、本屋さんで売っている経理事務向けの入門書などを1冊読んでおくと良いでしょう。

税理士補助の仕事で「楽しい・やりがいがある」と感じる瞬間は?

この仕事は上から与えられた仕事をこなすだけではなく、自分から動くことも必要になります。それが醍醐味(だいごみ)だと思っています。

ただ単に税金の計算だけをやっていれば良いわけではなくて、「あの社長にはこういう説明をするといいかも」とか、

「この会社は借金が多いから、生命保険の提案をしてあげると良いかも」といったように、税務に詳しい人間としていろいろと提案できることがたくさんあります。

働き始めて1年目は、とにかく毎日が勉強という感覚です。

正直2年目ぐらいまでは、わからないことが多すぎてついていくのに必死になると思います。

私も働き始めて3年ですが、最近になってようやくこの仕事の意味がわかるようになってきました。

ただ、その間に確実に知識量は増え、社長や経理の人に教えられるレベルまで成長します。

経営者を相手に仕事ができる

私たちがお客さんとして相手にするのは、サラリーマンの人ではなく経営者(=社長)です。

貴重な話が聞けたり、普段関わることのできない人との人脈づくりも可能です。

実際、会計事務所の職員として顧問先の経営者と信頼関係を築き、そのままその顧問先の会社の経理担当者としてヘッドハンティングされるというケースは多いです。

会社の財務を任せられるというのは非常に責任が重く、信頼がないとできない仕事でもあります。

将来的に独立起業を目指す人もとても勉強になる仕事

さらに、顧問先の会社の会計を担当することを通して、企業の中身をくわしく知れるというのは、今後自分が起業するうえでの大きな経験値にもなります。

利益をだしている会社がどういったものにお金をかけて、どれくらいの価格設定で事業をしているかも全部わかるからです。

担当している会社の一員という気持ちで仕事をするので、他業種のさまざまな知識が得られるのもこの業界で働くメリットです。

税理士補助は、将来的に独立起業したいと思う人にこそ参入してほしい業界でもありますね。

税理士補助の仕事内容で「ここがつらい・しんどい」という点は?

税理士補助の仕事は、お客さんである顧問先経営者との信頼関係を築くことがとても大切な仕事です。

なので、コミュニケーションに負担を感じる方はちょっとつらいかもしれません。

顧問先の接待などもときどきあります。

とはいえ、どちらかというと「接待をしてもらう側」なので、それほど難しいことはありません。

社長のお金で美味しいものが食べられてラッキーと思える人の方が向いています。

税理士補助は営業職的な要素もある

税理士補助というと、なんとなく「事務職」というイメージを持っている人が多いかもしれません。

もちろん、顧問先の会計を代行して税金を計算するという仕事が基本なので、事務的な作業が仕事の8割を占めます。

その一方で、ルート営業的な仕事をする必要もあります。

もちろん、新規開拓をする義務はありません(やってもいいです。私の事務所の場合、新規の顧問先を獲得すればボーナスがもらえます)

顧問先の社長との会食なども発生することがありますから、そういった仕事が嫌な人とってはしんどいかもしれませんね。

経営者と関係を築くことができる仕事

ただ、企業の社長とつっこんだ話ができる経験は、一般の会社に勤めているとなかなかあるものではありません。

会社の社長クラスの人たちになると失礼な人も少ないですし、むしろ尊敬できる人の方が圧倒的に多いです。

もちろん、人間ですから好き嫌いは必ずありますが、その場合には担当を変えてもらうことも可能です。

自分が苦手だなと思っている時は、相手も同じような印象を持っていることが多いですね。

こういう時には無理せず所長に担当変更を相談するようにしています。

顧問契約している会社が会計事務所を選べるように、こちらもその会社と顧問契約するかを選ぶ権利があります。

不満ばかりを言ってくる顧問先は顧問契約をお断りするようなケースもあります。

税理士補助の仕事でよくある退職理由は?

辞めてしまう人のほとんどは、キャリアップするための転職を選択する人や、税理士として独立して開業する人です。

中には、ヘッドハンティングされるケースもありますね。

先にもみたように、顧問先の経理担当者として引き抜かれるケースです。これはとても多いです。

いずれにせよ、ポジティブな退社理由で円満退社する人がほとんどです。

税理士補助を辞めた場合、どんな転職の選択肢がありますか?

会計事務所に勤めている人は、一般企業の経理部門で働くことができます。

多くのケースでは幹部候補として入社できるでしょう。

なぜなら、会社の数字にだれよりも詳しく、アドバイスができる存在だからです。

一般的な会社の経理担当者は、税法や簿記の知識は乏しく、会計事務所の職員ほど実務をこなせる人は少ないです。

だからこそ、会計事務所や会計事務所と顧問契約して依頼するのです。

会社で申告することもできるのに、わざわざお金を払って契約するのですからわれわれの仕事がいかに重要な役割を担っているかはいうまでもありません。

 

会計事務所(税理士事務所)に未経験で入社した場合の仕事内容

税理士事務所 未経験 仕事内容

(税理士事務所に未経験で入社した場合の仕事内容はどんなもの?)

税理士事務所に未経験・資格なしで入社した場合、

まずは社内で先輩につきながら仕事を覚えていくケースが多いと思います。

いわゆるOJT(オンザジョブトレーニング:実地研修)というやつですね。

会計ソフトの入力や領収書ファイリングの仕方からスタートして、最終的に法人税の申告書作成といったところまで実地で覚えていくことになります。

これらは基本的に簿記のルールに従って仕事が進んで行きますから、すでに税理士試験の勉強をスタートしている人はなじんで行きやすいと思います。

顧問先の経営者や経理スタッフさんとのやりとり

数ヶ月間社内での業務を経験したら、その後にまた先輩について顧問先の訪問にもついていくことになるでしょう。

税理士事務所は顧問先の経理や税務を代行するのが仕事ですから、顧問先の経営者や経理スタッフさんなどの相談に乗るのも仕事のうちです。

月次監査といって、1ヶ月に1回のペースで事業所を訪問します)

顧問先の経営者からすれば、税理士事務所の職員は「先生」ですから、会計処理や節税の仕方についていろいろと質問されます。

最初からすべて完璧に回答するなんてことはまずできませんが、先輩について仕事を覚える中で自然と対応もできるようになっていくと思います。

半年〜1年程度で自分の担当顧問先を持つように

こんな感じでだいたい半年〜1年程度は先輩のアシスタントを経験し、その後に自分の担当顧問先を持つというケースが多いです。

自分の担当顧問先をもったら、その顧問先の月次決算や年次決算・税金計算までをすべて担当することになります。

顧問先からすれば、毎月「顧問料」という形でお金を税理士事務所に対して支払っていますから、新人といえどもいい加減な対応はできません。

もちろん、まわりの先輩や所長税理士もサポートしてくれると思いますので、ひとつひとつの仕事を覚えていけば大きな問題が起きることは少ないと言えます。

(最終的には申告書に所長税理士のはんこを押すことになりますので、所長税理士が正しい処理をしているかどうかチェックしてくれます)

会計事務所(税理士事務所)の仕事内容ってどんな感じ?

税理士 30代 未経験

(会計事務所の仕事内容ってどんなの?)

 

会計事務所(税理士事務所)というのは、

かんたんに言えば税理士が開業している個人事務所のことですね。

すでに独立している別の税理士の元で実務を学びながら、

税理士試験への合格を目指している人が多いです。

まだ税理士資格のない人が会計事務所で働く場合、

税理士補助という扱いになりますが、

やっている仕事は税理士とまったく同じです。

管理人

税理士補助として会計事務所に入社した場合、

税理士としての実務をゼロから学ぶことができます。

税理士試験の勉強と同時進行で、

税理士としての実務能力を身に付けることができるというわけですね。

税理士試験の勉強内容と、会計事務所の仕事内容はリンクしている

また、税理士試験の勉強内容と、

会計事務所の仕事内容が非常にリンクしているのもポイントです。

例えば、試験対策として法人税法の理論を学びながら、

仕事では法人税の申告書を実際に作成するといった具合ですね。

管理人

このように、実務とリンクさせながら試験勉強を進めていくことができますから、

試験勉強だけをしている人たちよりも理解が立体的で深くなるのです。

仕事で学んだことを試験勉強に生かす(逆もまたしかり)というかたちで、

効率的に勉強を進めていくことができますよ。

実際に会計事務所で働いているのはこんな人たち

税理士 30代 未経験

(会計事務所で働いてるのはどんな人たち?)

 

実際に会計事務所で働いているのはどんな人たちでしょうか。

税理士業界に入ってくる経緯として多いのが、

↓以下のようなかたちですね(私自身もこのパターン)

  • 大学を卒業してまったく別の業界に新卒入社
  • 数年間働いてみたけど、企業や業界に将来性を感じないので、専門職への転職を目指し始める(税理士を目指して勉強スタート)
  • でも「無職で勉強専念」は社会人の選択肢として難しいので、社会人として働きながら合格を目指すことに
  • 会計事務所に転職して税理士の実務を学びつつ、1年に1科目などの形で科目合格を重ねていく
  • 5年〜10年で税理士試験に5科目合格する
  • 仕事や人脈に自信が持てたタイミングで独立開業や転職

くりかえしになりますが、

いったん無職になって税理士試験の勉強に専念するというのはおすすめしません(特に30代の人には)

↓その理由としては以下の3つがあります。

  1. 無職で勉強に専念しても合格の可能性が上がるとは限らない
    無職になって勉強に専念すれば勉強時間の確保は楽になりますが、必ずしも合格可能性が高くなると言うわけではありません。
    税理士としての実務を経験しながら勉強すると、試験勉強も知識としての定着がよくなりますから、合格率が高くなることもあり得ます。
  2. もし合格できなかった場合のリスクが大きすぎる
    勉強に専念するためにいったん無職になる場合、当然ながら勉強期間中は履歴書や職歴所はブランク状態になります。
    無事に試験合格できればいいですが、最悪のケースも考えておかないといけません。
    30代になってから長期のブランク期間を作ってしまうことは、場合によってはキャリアに致命的なダメージを与えてしまいます。
  3. 税理士試験に合格してもすぐに税理士として働けるわけではない
    無事に税理士試験に合格できたとしても、いきなり税理士として仕事ができるわけではありません。
    多くの場合は未経験で会計事務所で働き、いちから仕事を覚えていくことになりますが、未経験で転職するなら年齢は若いに越したことはありません。

会計事務所で実務経験を積んでおきさえすれば、

最悪、税理士試験に合格ができなかったとしても、

企業経理やコンサルなど、実務経験を生かして働ける仕事がたくさんあります。

30代になって無職になる…などというハイリスクなことをしなくとも、

無理なく税理士を目指すことは可能ですよ。

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会計事務所に無資格・未経験で入社したらどんな仕事内容からスタートする?

会計事務所 未経験 30代

(会計事務所に未経験で入社したら、どんな仕事からスタートする?)

 

一番多いケースとしては、

入社してから半年ぐらいは事務所内部で基本的な実務の研修を受け、

だいたい半年〜1年ぐらいたったら自分の担当顧問先を持って、

顧問先企業の巡回監査にも出ていくという形ですね。

顧問先企業のお客さんからしたら、

あなたが有資格者であろうがなかろうが「税理士の先生」という扱いです。

(そもそも「資格持ってますか?」とか聞かれません)

当然ながら、会計や税務についてのいろんな質問をされるわけですが、

いきなり一人でお客さんから難しい質問を受けるというようなことは、普通はないと思います。

これは、きちんと受け答えができないと事務所の信用問題になるためです。

自分の担当顧問先を持つようになってからも、

前任者である先輩から数ヶ月間は引き継ぎがされるのが一般的ですね。

入社後に仕事についていけるかどうか不安…という方も、過度に心配することはありませんよ。

もちろん、自主的に仕事を覚えていく努力は必要ですけどね。

会計事務所ってどんなところ?(職場環境の実態)

税理士事務所 未経験 資格なし

(会計事務所で働く人はどんな人たち?)

 

会計事務所とは、ごく簡単にいえば税理士が開業している事務所のことです。

「税理士事務所」や「税理士法人」などの名称になっている事務所もありますが、やっている仕事は基本的に同じですよ。

組織規模は数名〜20名以内の事務所が多く、

どちらかというとアットホームな社風のところが多いです。

会計事務所で働く人の多くは税理士試験の受験生です。

働き始める年齢としては、20代後半〜30代前半の人が多いですね。

会計事務所の職員は、一般的な企業よりも年齢層が高めなのが特徴です。

税理士試験という試験そのものが、社会人になってから挑戦する人が多い試験ですから、必然的にみんな年齢が高めになります。

私が未経験で会計事務所に転職したときの状況

↓私(ブログ管理人)が会計事務所に未経験・資格なしで入社した時の状況はこんな感じでした。

  • 年齢25歳の無職ニート状態
  • 新卒で入社した会社を約4ヶ月で退職
  • 大阪の職員20名ほどのやや大きめの会計事務所
  • 資格は自動車免許だけ
  • 税理士試験の勉強はまだ始めていませんでした
  • 大卒(三流私大の法学部)

新卒で金融機関(証券会社)に入社したのですが、

新規開拓の営業がきつすぎてすぐに辞めてしまいました。

典型的な根気のない若者という感じですね(笑)

そんな私でも採用されて、その後10年以上もずっと会計の世界で仕事をしています。

さらにいえば、私が入社したのはリーマンショックの直後です。

転職活動が「ものすごく厳しい」といわれていた時期だったのですが、割とすんなり採用されましたよ。

上でも見たように、私は学歴もフツーで職歴も最悪のニートでした。

特別優秀な人間ではまったくないです。

税理士という職種は不況にも強い仕事です。

ぜひ前向きにがんばってみてくださいね。

管理人

会計事務所で働きながら税理士を目指す人のキャリアプラン

会計事務所 未経験 資格なし

(会計事務所で働きながら税理士を目指す人のキャリアプラン例)

税理士を目指す人の多くは、

↓以下のようなかたちで税理士としてのキャリアを築いていきます。

管理人
  • まずは未経験で会計事務所に入社し、
  • 税理士としての実務をおぼえながら、
  • 税理士試験の科目合格を積み重ねていき、
  • 5科目合格して実務にも自信がついた時点で独立(または大手事務所や大手企業に転職)

どんなに優秀な人であっても、税理士としての実務を学ばないと独立なんてできません。

(そもそも税理士の登録要件に「実務経験2年以上」が必要です)

将来的に税理士として活躍することを目指している人は、

ほとんどのケースで会計事務所で働きながら修行し、キャリアを積み重ねていきます。

未経験者が会計事務所で働くメリット

会計事務所で働くことの最大のメリットは、

税理士実務をゼロから教えてもらうことができる点です。

(資格の有無にかかわらず、会計事務所で実際にやる仕事は税理士とまったく同じです)

最終的に申告書類にはんこをつくのは所長税理士ですが、

「そこまでの仕事は職員が全部やる」という感じですね。

なお、試験に合格するまで正式には「税理士補助」という呼ばれ方をします。

管理人

会計事務所の仕事内容は、ものすごく大まかにいうと「顧客企業の経理業務の代行」です。

お客さんである中小企業の経理処理をチェックし、

1年に1回決算をして税金の申告をするのが会計事務所職員の基本業務になります。

(その他、お客さんからの相談に応じて、節税対策や融資対策のアドバイスなどを行う業務もあります)

「見習い期間中」の過ごし方はとても大切

会計事務所 未経験 資格なし

(「税理士見習い」の段階でどのような経験を積めるか?はその後のキャリアに大きな影響を与えます)

 

会計事務所の仕事(税理士の仕事)というのは簡単ではありません。

どんなに優秀な人でも、一人前に仕事ができるようになるまでは3年はかかります。

この「見習い期間中」に、しっかりとした実務指導をしてもらえるか?は、

将来的なあなたの税理士としての実務能力にも大きな影響を与えると考えておいてください。

管理人

また、税理士試験と両立しながら働くなら、

残業が少なくて落ち着いた業務量で働ける事務所の方が勉強にも有利になります。

終業後に誰にも気がねなく資格スクールに通えたり、

試験直前期に長期休暇をとれたりする事務所を選ぶようにしましょう。

会計事務所の平均年収はいくら?(未経験入社の場合)

会計事務所 未経験 資格なし

(未経験で働く場合の会計事務所職員の平均年収は?)

 

未経験・資格なしスタートの場合、

会計事務所職員の年収は300万円〜350万円が相場だと思います。

ボーナスは年間で月給3ヶ月分だったとして、

月収にすると額面で20万円〜25万円ぐらいでしょうか。

ただし、相場よりも高い年収で未経験者を募集している事務所もあります。

ポイントは「もうかっている事務所」を狙って転職活動することですね。

職員の給料は事務所の収益から払われるので、

当然ながら事務所自体がもうかっているところの方が職員の給料は高くなります。

逆に言えば、どんなに優秀な人(科目合格がある・いい大学出てる・別の仕事での職歴が立派など)であっても、

もうかっていない事務所に入社してしまうと、

いつまでたっても低いお給料で働かないといけません。

この点を見落としてしまっているがために、

給料の低さに悩んでいる会計事務所職員はとても多いです。

これから税理士を目指すあなたはくれぐれも注意してください。

これについては実際の求人をみてみる方がわかりやすいでしょう。

↓例えば、こちらの求人は比較的高めの年収が設定されています。

管理人
会計事務所 未経験 資格なし

(未経験・資格なしOKの会計事務所求人)

その一方で、こちらの求人のように、

↓年収がかなり厳しめの会計事務所求人もあります。

管理人
会計事務所 未経験 資格なし

(年収の低い会計事務所求人の例)

>>未経験・資格なしOKの会計事務所求人を見てみる

 

年収250万円だと、ボーナスを除いた毎月の給料手取りでは15万円〜16万円程度です。

20代前半の独身者ならなんとかやっていけるかもしれませんが、

20代後半以降でこの年収ではちょっと厳しいものがあるでしょう。

重要なことは、上で紹介したいずれの求人も「未経験者OKの求人である」ということです。

未経験者は当たり前ですが入社前の実務能力はゼロでしょう。

(どんなに優秀な人でも、会計事務所で一人前に仕事ができるようになるまでは3年はかかります)

しかし、所属する事務所が設定している職員の給与額によって、稼げる金額はまったく違ってくるのです。

このように、ひとくちに会計事務所といっても、

稼げる給料や働く環境、経験できる仕事内容はいろいろです。

年収が低い・雇用環境が劣悪な「ブラック事務所」を選んでしまうと、

冗談抜きで人生をこわされてしまうのでくれぐれも注意してください。

ブラックな会計事務所の特徴と見分け方についてはこちらの記事を参考にしてみてください。

ブラックな税理士事務所の特徴18個…最悪な求人の見分け方を業界10年経験者が解説

税理士事務所(会計事務所・税理士法人)はブラックで最悪だからやめとけ…って本当?ブラック事務所の求人の見分け方は?この記事では、税理士業界で10年働いた経験のある著者が、雇用環境が劣悪な「ブラック事務所」の特徴を18個紹介しています。税理士業界への転職を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

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会計事務所の仕事についてよくある質問と回答10個

会計事務所 未経験 資格なし

(会計事務所の仕事内容についての良くある質問と回答)

会計事務所に未経験・資格なしで転職を希望される方から、

よくいただく質問をまとめました。

参考にしてみてください。

↓※青文字クリックで回答を開きます。

管理人

1.会計事務所に未経験で入社したらどんな仕事内容からスタートするの?

入社してから半年〜1年ぐらいは、

「先輩の横で勉強しながら最低限の仕事をおぼえる」

というかたちが多いです。

最低限の仕事ができるようになったら、

担当顧問先を持ってお客さんとのやりとりをしていく、

というようにステップアップするケースが多いでしょう。

入社してすぐの頃は事務所内で(つまりお客さんと直接接することなく)基本的な税務について勉強し、

だいたい半年〜1年ぐらいたったら自分の担当顧問先を持って、

顧問先企業の巡回監査にも出ていくという感じですね。

もちろん、先輩からの引継ぎがありますから、

いきなり顧問先の会計や税務について難しい質問を受けるというようなことはないです。

「入社後に仕事についていけるかどうか不安…」という方も過度に心配することはありませんよ。

(もちろん、自主的に仕事をおぼえていく努力は必要ですが)

2.この業界で実務経験を積んだら年収はちゃんと上がっていきますか?

結論から言うとイエスです。

私自身、1社目の会計事務所では年収200万円代からスタートして、

3社目では600万円スタートという感じでステップアップできました。

ただし、この業界できちんとお金を稼げるようになりたいなら、

段階的に転職をする必要があります。

この業界では「一つの事務所で10年以上勤めている」という人はあまりお目にかかりません。

一つの事務所で一人前に仕事ができるようになったら、

会計事務所の実務経験者として、転職をしていくケースが多いです。

会計事務所というのはどこも同じような仕事をしていますので、即戦力として転職が成功させやすいのです。

一方で、会計事務所というのは小さな組織ですので、

「大きな組織の中で長期間働き、安定的にキャリアアップしていきたい」

という人には向かないかもしれません。

そういった方は「会計事務所で実務経験を積み、一般企業経理に転職する」という選択肢もあります。

3.入社したらどんな仕事内容からスタートするの?

入社して最初の半年間〜1年間ぐらいは「税理士補助」として、

事務所内で仕事をすることになると思います。

その間に基本的な経理業務や税務について勉強して、安心できるレベルになったら、実際にお客さんのところに出向いて仕事をするようになるという感じですね。

ちなみに、「税理士補助」と呼ぶ場合は「まだ税理士資格を持っていないけど、会計事務所でスタッフとして働いている人」という意味になります。

一方で、「補助税理士」といった場合には「税理士資格を持っているけど、独立して自分の事務所を構えているわけではない人」を指します。こちらは「勤務税理士」と意味は同じですね。

入社してから半年〜1年の間の働き方はとても大切です。

お客さんからみてあなたは「税理士先生(資格の有無にかかわらず)」ですので、お客さんからの質問された時に「わかりません…」ではきびしいですからね。

(もちろん、現実にはそういう経験はたくさんすることになると思いますが…。私もお客さんからたくさん怒られました)

ちなみに、会計事務所職員の仕事は「事務所内でやる仕事」と、「お客さんの事業所でやる仕事」の2種類があります。

前者は月次監査や巡回監査といわれる業務で、1ヶ月ベースでクライアント企業の経理処理が正しく行われているかをチェックしにいく作業です。

後者は主に決算業務で、顧問先企業の決算・税務申告を行う作業ですね。

これら2つは会計事務所職員の「基本業務」というべきものですので、今のタイミングで知っておいて損はないと思います。

4.残業はありますか?あるとしたら月何時間ぐらいですか?

会計事務所は繁忙期(忙しい時期)と暇な時期とで、業務量にかなり差がある仕事です。

繁忙期にはある程度の残業が発生することは覚悟しておく必要がありますね。繁忙期というのは、具体的には年末〜翌年3月、あと5月です。

ただし、最近では未経験者向けの求人でも、

「残業なし・プライベートとの両立重視」を打ち出している会計事務所も増えてきています。

コロナ対策としてリモート勤務(テレワーク)を推奨している企業も増えてきていますね。

コロナ禍の中で会計事務所の働き方改革も大幅に進んでいるように感じています。

プライベートとの両立がしやすい環境の事務所は今後も増えていくと思いますよ。

税理士試験との両立を目指す人にとって、

残業がどのぐらい発生するか?は深刻な問題ですよね。

それぞれの事務所で働く環境はかなり差がありますので、入社前にしっかりと確認しておくことが大切です。

5.税理士試験との両立はちゃんとできますか?

これについては「事務所の環境しだい」というところが大きいです。

繁忙期・閑散期を問わず残業が多すぎて勉強時間なんて1時間もとれない。

家に着いたらベッドに倒れ込む…。

という働き方の事務所では、勉強との両立は厳しいでしょう。

税理士試験との両立が必須の方は、

  • 税理士試験受験生応援
  • プライベートとの両立ができる
  • 繁忙期も残業が少ない

ということをアピールするかたちで求人を出している会計事務所を選択しましょう。

6.年齢がすでに30代なんですが採用されますか?

これについては特に問題ないと思います。

というのも、税理士業界というのは20代後半〜30代でキャリアスタートする人がほとんどだからです。

その背景としては、税理士試験という試験制度そのものが、「社会人向け」になっていることが挙げられますね。

受験資格として大卒(または簿記1級合格)を要求しているほか、

科目合格制度というかたちで社会人が働きながら目指すのを前提とした制度設計になっています。

会計事務所で働く人のほとんどが税理士試験の受験生ですので、同じ志を持って働く人たちがたくさんいますよ。

7.未経験で始めるなら、経理と会計事務所どっちがおすすめですか?

これから会計のプロフェッショナルを目指す方の中には、

「最初の勤務先として選ぶべきは会計事務所?それとも一般企業経理?」と迷っている方もいらっしゃるでしょう。

いずれも会計に関する仕事という意味では共通していますが、

↓おおまかにいうとこの2つの職種には以下のような違いがあります。

  • 会計事務所
    基本的に「決算業務だけ」を担当します。
    日常的な経理業務については顧問先の経理スタッフさんが行いますので、会計事務所の職員はその「チェック作業」がメインになります。
    必然的にそれぞれの会社業務への関わり度合いは少なくなりますが、決算や税務申告に非常に強くなれます。
    1年間で20件〜30件程度の決算業務を経験できます。
  • 経理
    自分の勤務先企業の経理業務すべてを経験することができます。
    一つの会社の業務にとことん取り組むことになります。
    一方で、経験できる決算・税務申告業務は「一年に1回」となります。

将来的に税理士として独立し、仕事をしていくことを目指すなら、

経理よりも会計事務所で実務経験を積むのがおすすめです。

なお、会計事務所で実務経験をスタートし、その後に一般企業経理に転職してキャリアを積んでいく人もたくさんいます。

この場合も、会計事務所での実務経験は生かすことができます。

逆に、「経理→会計事務所」のキャリアで十分に実力を発揮できるか?(最初から即戦力として働けるか)というとちょっと疑問がありますね。

「経理と会計事務所でどちらが上か?」などと考えるのは不毛ですが、取り組む仕事内容にかなり違いがあることには注意しておきましょう。

8.とっておくと仕事で役立つ資格はありますか?(税理士以外で)

↓以下のような資格で勉強する内容は、会計事務所の仕事と親和性が高く役立ちます。

  • ファイナンシャルプランニング技能士
  • 中小企業診断士
  • 簿記2級
  • 社会保険労務士
  • 行政書士
  • ビジネス会計検定
  • 資格スクールで実施されている実務系の講座など

税理士を目指している人は税理士試験の勉強に集中すべきですが、

そうでない方は挑戦してみると良いでしょう。

座学で学ぶ内容と、実務で学ぶ内容を、相互に連関させながら勉強を進めていくと理解が深まります。

これは税理士試験についても同様ですね。

9.アルバイトからスタートして正社員へという選択はありますか?

基本的にはおすすめしません。

なぜかというと、パート・アルバイトの枠と正社員の枠とでは、求められる人材像が違うからです。

会計事務所のパート・アルバイト職は、基本的には内勤でデータ入力や書類のファイリイングといった補助業務をこなせる人が求められます。

男女割合でいうと女性が圧倒的に多いのが現実ですね。

一方で、正社員は顧問先企業との直接的なやりとりができる人が求められます。コミュニケーション能力が高く、税理士試験に挑戦中など会計や税務についてのある程度の適性が求められます。

このように、パート・アルバイト職員と正社員とでは「入り口」が違うのが実情です。

正社員としての働き方を希望されるのであれば、パートアルバイトから正社員への転換というかたちを目指すより、最初から正社員を目指すべきですね。

10.税理士資格を取得した後も独立しないってありですか?

結論から言うとありです。

むしろそうしたキャリアを検討している人は人材として重宝されるのではないでしょうか。

会計事務所側(所長税理士側)の悩みとして、

「優秀な人ほど、仕事が一人前になると辞めていってしまう」ということがあります。

税理士という資格は「将来的に独立できる」ということに魅力を感じて目指す人がとても多いですから、

これは宿命のようなものですね。

税理士資格を持つベテラン職員で、しかも勤務税理士として長年貢献してくれる人は所長税理士にとって非常に助かる存在ですので、高い年収で働ける可能性も高いでしょう。

なお、税理士試験というのは合格できる人とそうでない人がいます。

1年間〜3年間の短期集中で勉強して5科目合格する人がいる一方で、

10年以上かけても結局合格できなかった…という人がごまんといる世界です。

後者の場合は無資格(科目合格など)で長年会計事務所で働いている人も多いです。

会計事務所で働いた経験を生かして一般企業の経理職に転職する人もいますね。

会計事務所に転職するなら「ブラック事務所」に注意しよう

税理士事務所 未経験 資格なし

(ブラック事務所にまちがえて転職してしまわないように注意しましょう)

 

上で見たように、会計事務所は未経験・資格なしの人でも転職できます。

ですが、1つだけ気をつけてほしいことがあります。

それは、雇用環境が劣悪なブラック事務所にまちがえて応募しないようにすることです。

私自身も最初に勤めた会計事務所が完全ブラックで、大変な思いをしました。

この事務所では2年ほど働いて別の事務所に転職したのですが、

ひとくちに会計事務所といっても、働く環境はいろいろ

であることを実感しました。

税理士業界にブラック事務所が生まれやすい理由

読者様

税理士の事務所なのにブラックな職場環境なんてことあるんですか?

はい、残念ながら一定数は存在しています。

管理人

会計事務所というのは、従業員数名〜10名以内の「小規模な組織」であることがほとんどです。

(全体の8割以上は小規模組織です)

小さな組織というのは、リーダーの人格がそのまま組織の体質に反映されるものです。

事務所のリーダーである所長税理士の考え方によっては、

ブラックな環境になってしまっているところもあるのです。

未経験者がブラック事務所で働くのは非常に過酷です。

税理士試験との両立などはほぼ不可能になりますので、くれぐれも注意してください。

ブラック事務所に転職してしまう人に多い失敗

会計事務所 未経験 資格なし

(ブラック事務所にまちがえて入社してしまう人の特徴とは?)

 

ブラック事務所にまちがって入社してしまう人には、

いくつか共通点というか、特徴があります(私自身も同じまちがいをしていました)

↓例えば以下のような感じですね。

  • 入社時の雇用条件に無頓着
    どうせ数年後には独立するつもりだから、今の給料や職場環境にはあまりこだわらないなど。
  • 採用されることだけが目的になってしまっている
    自分は未経験で資格もまだないから、とりあえずどんな会計事務所であっても採用さえしてくれればそれでいいなど。
  • まじめすぎて謙虚すぎる…
    勉強させてもらえてお給料ももらえるんだったらそれだけで十分…など。

特に「どうせ近いうちに独立するんだから、職員としてのお給料の金額や雇用環境はあまり重要ではない」

という考え方をしてしまう人は多いですね。

(私もそのように考えていました)

↑これはぜったいにダメです。

なぜダメか?というと、給料が平均相場より低い事務所というのは、

「人材に投資する」という意識の低い事務所だからです。

必然的に劣悪な雇用環境になりがちです。

管理人

ブラック事務所ではとにかく残業が多いです(しかも残業代を出さないという労基法違反を平気でやります)

税理士試験との両立なんてとても無理ですし、

激安の給料で、人を人とも思わない奴隷のような働かせ方をさせられることにもなりかねませんよ。

将来的に独立を目指す人も、職員時代の雇用環境にはこだわるべき

これから会計事務所に転職する人に絶対に理解しておいてほしいことは、

将来的に独立を考えている人であっても、

職員時代の給料や福利厚生の条件については、

しっかりとこだわるようにしないといけないということです。

ここをいい加減にやってしまったせいで、ブラック事務所で働くことになってしまい、

結果的に税理士試験にも合格できない…という結末になる人がとても多いです。

未経験・資格なしの状態から初めて働く事務所の環境によって、

5年後・10年後のあなたの税理士としてのキャリアが決まるのを知っておいてください。

 

給料安くて超激務な「ブラック事務所」で絶対に働きたくない人へ

(ブラックな会計事務所で働きたくない人へ)

  • 未経験で科目合格もなしだけど、年収400万円は欲しい。
  • いずれは税理士として独立目指す。でも今の年収はさすがにキツいのでなんとかしたい…。
  • 仕事が忙しすぎて税理士試験全滅…とか絶対避けたい。
  • パワハラな所長税理士の下で、江戸時代の丁稚奉公みたいに働くのは絶対嫌…。

↑こんなふうに不満や不安を抱えている方、税理士志望者にはきっと多いと思います。

職員を「使い捨て部品」ぐらいにしか考えず、

安月給で搾取しまくるブラック事務所は2024年現在も残念ながら存在しているので注意してください。

こういうブラックな事務所ほど、

うちは家庭的でアットホームな職場です!」

…とかアピールしてたりするのでたちが悪いんですよね…。

管理人

いま税理士事務所で働いている人もこれから働く人も、

労働環境が悲惨なブラック事務所にまちがえて入社しないよう注意してください。

もちろん、すべての税理士事務所がブラックという意味ではありませんよ。

最近は年収高めで残業も少ないホワイト事務所も増えてますからね。

重要なのは、転職サイト等で求人を見た時に、

ブラックとホワイトを見分けられるようにしておくことです。

ブラック事務所の求人を最初から応募の選択肢に入れないように注意しましょう。

 

ブラック事務所に「間違えて応募」しないようにするには?

ブラック事務所に間違えて応募したくない人は、

税理士事務所専門の転職サイトで求人を探すようにしてください。

↑こちらのような税理士業界専門の求人サイトでは、

極端に条件が悪い求人はそもそも掲載できない仕組みになっています。

ブラックでも簡単に求人掲載できてしまうリ●ナビやハロワとは違って、

業界専門のエージェントが「最低限の年収や福利厚生条件を満たしているか?」で事務所の求人を厳しくチェックしています。

ブラック事務所の求人があらかじめ排除されているので安心ですよ。

 

↓税理士業界専門の転職サイトを、

求人数で選ぶならヒュープロですね。

(常時1万件以上の求人がある最大手クラスのサイト)

管理人

ヒュープロ(税理士業界専門の無料転職サイト)

ホワイト事務所の求人多数あり!

ヒュープロは、税理士業界専門の無料転職サイトです。
未経験資格なしOKで年収400万円の求人
経験3年以上で年収660万円〜の求人
BIG4含む大手税理士法人の求人
税理士試験と両立できる残業なし求人
など、ホワイト求人が多数ありますよ。
>>10,097件の求人を見る

(未経験求人の例:クリックで拡大)

(経験者求人の例:クリックで拡大)

 

↓有名事務所への転職を目指す人には、

マイナビ税理士がおすすめ。

BIG4税理士法人〜国内独立系大手まで求人多数。

管理人

マイナビ税理士(科目合格1科目以上ある人におすすめ)

有名大手事務所の求人が豊富!

マイナビ税理士は、BIG4税理士法人をはじめとする有名事務所の求人を狙う人におすすめの無料転職サイトです。
KPMGやEYなど外資系大手の求人や、
辻本郷や山田&パートナーズなどの国内大手事務所の求人が多数ありますよ。
未経験者は科目合格が必須になりますが、税理士業界でハイクラスを目指す人にはおすすめの転職サイトです。
>>1,500件の求人を見てみる

(EY税理士法人の求人例)

(山田&パートナーズの求人例)

 

↑これらは税理士事務所の求人だけを専門で扱っているサイトなので、

未経験資格なしOKの求人から、

年収600万円スタートなどのベテラン職員向けの高年収な求人、

週3在宅ワークもOKで税理士試験との勉強両立がしやすいワークライフバランス方の求人など、

好条件なホワイト事務所の求人が多数見つかります。

無料アカウント登録でリアルな年収をチェックできますよ。

 

こちらはヒュープロですが、

実際の求人例を少しお見せするとこちら。

未経験でも年収400万円〜と好条件な求人が多いです。

(画像クリックで拡大します)

管理人

 

実務経験者向けの求人ではこんな感じです。

BIG4含む大手事務所〜資産税特化型の事務所まで求人豊富。

管理人

 

税理士業界専門の中では最大手クラスなので信頼性が高いサイトです。

捨てアドOKで完全匿名で使えるサイトなので安心ですよ。

>>税理士事務所専門の転職サイトで年収を見てみる

 

税理士業界志望者はハロワは使わない方が良い

(税理士業界の求人は、ハロワやリクナビで探さない方が良いです)

 

私は、税理士業界で転職するならハローワークは使わない方が良いと思ってます。

なぜかというと、登録されている求人の「質(年収など)」があまりにも低すぎるからなんですね。

 

実際、私が1社目に入社した事務所は完全にブラック事務所だったんですが、

この事務所はハローワーク経由で応募しました。

(窓口の職員さんに「こちらは特におすすめですよ」と紹介されました…)

私も後から知ったんですが、ハローワークの相談員って、

彼ら自身が非正規職員だったりするんです。

はっきりいってけっこういい加減なんですよね…。

管理人

 

税理士業界への転職を検討している方は、

この業界の優良求人だけが掲載されている税理士事務所専門の転職サイトを使いましょう。

↓例えば、以下のような好条件求人をたくさん見つけることができますよ。

  • 未経験・資格なしでも年収400万円スタートの求人
  • 実務経験3年以上なら年収600万円スタートの求人
  • 税理士試験と両立できるワークライフバランス重視の求人
  • 在宅リモート勤務OKな税理士事務所求人
  • 税理士事務所から経理の転職歓迎の求人
  • 相続税申告の実務経験を積むことができる事務所求人
  • 将来的に独立を目指すのもOKな事務所求人

↑こんな感じの、ハロワではまず見つからないような好条件求人がゴロゴロあります。

無料アカウント登録で求人検索がかけられるので、

情報リサーチに活用しましょう。

管理人

 

なぜ「最大手のリ●ナビ」をおすすめしないのか?

(「税理士業界専門の転職サイト」を情報リサーチに活用しましょう)

 

転職サイトっていろんなところがありますよね。

リク●ビとかの方が「学生時代の就活とかでも使ってなじみがある」と思われる方も多いかもしれません。

ただ、個人的にはこういう転職サイトの選び方はおすすめしません。

なぜかというと、税理士業界は採用側も応募側も、事情がかなり特殊だからです。

 

採用側(事務所側)は繁忙期と閑散期で採用の難易度をガラッと変えてきたりしますし、

応募側(私たち)も税理士受験生なので仕事と勉強の両立がマストだったり、

社会人から勉強スタートの人が多く、キャリアスタートの年齢が高めだったりと、

一般的な転職活動とは事情がかなり異なるケースが多いんです。

 

特に未経験者の方は、年収が極端に低い事務所(年収200万円代など)に応募しないように注意しないといけません。

実務経験者はともかく、業界的な年収相場をよく知らない未経験者を狙って、

うちは勉強しながら働けますよ!(なので年収は低くても我慢してね!)」

みたいな感じで、極端に低い年収で募集をかけているブラックな事務所は本当に多いんです。

 

↓特に、以下のいずれかに該当する人は、

税理士業界専門の転職サイトを活用しましょう。

管理人
  • 税理士試験との両立ができる事務所で働きたい人
  • 毎年「1年に1科目」などのかたちで、着実に科目合格を積み重ねていきたい人
  • 業界相場より低年収の事務所にまちがえて応募する愚を避けたい人
  • 将来の独立を見すえて開業資金をちゃんと貯金していきたい人
  • 税理士試験に失敗した場合に備えて、企業経理への転職という選択肢も検討している人

 

「今すぐは転職活動できない」という人も、これだけは今すぐやっておきましょう

税理士事務所 ブラックばかり

(今すぐは転職できない…という人もやっとくべきこと)

「転職したいけど、今すぐは転職活動は始められない。

ひょっとしたら今の勤務先に残るのがベストかもしれないし…。」

↑今の環境にいろいろ不満はあるけれど、

なんとなく不安で動けなくなっちゃってる方も多いでしょう。

転職活動なんて人生でそう何回もやることじゃないですし、

そのわりに人生に与える影響がデカくて不安になっちゃいますよね。

ただ、今すぐは動けない人も、

転職サイトへの無料登録だけは早めにやっといたほうが良いです。

(捨てアドOKなんで1分でできる作業です)

 

私自身もブラックで働いている時に経験したことなんですが、

今いる職場でストレスがマックスまで溜まると、

まじで何も行動する気がなくなるんですね。

転職って年齢的に若ければ若いほど有利なのが現実ですし、

精神的な疲労が溜まってくると人間って正常な判断が効かなくなってきます。

 

あと、転職サイトから得られる情報って、

自分で求人検索とかかけて能動的にとってくるものだけでなくて、

受動的に(受け身で)入ってくるものも大事です。

希望年収や勤務地などを転職サイト内で入力しておくと、

マッチする最新のおすすめ求人がメールで送られてくるので便利。

 

↓以下の画像のような感じで、

あらかじめ自分で入力した年収などの条件にマッチする求人が出たら、

最速でメール通知してくれるので見逃しがなくなります。

↓※ 私のメールBOXに実際に届いたメール。

管理人

(あらかじめ指定した年収条件などにマッチする最新求人が「おすすめ求人」としてメールで送られてきます)

 

↑こういう良さげな求人が見つかったらブックマーク保存しておいて、

いざ転職するとなったときに、ロケットスタートを切れるようにしておきましょう。

これやっとくだけで、「どうしてもつらくなったら転職もある」という選択肢を持つことができます。

過労やストレスでぶっ倒れる前に行動を起こすことができますよ。

 

転職サイトは完全無料で、

気に入らなければ即解除しちゃえばいいんで使うことにリスクは何もないです。

ブラック事務所にまちがえて入りたくない人は、情報リサーチに使い倒しましょう。

>>税理士業界専門の転職サイトで求人を見てみる

 

よくある質問と回答(Q&A)

税理士事務所 ブラックばかり

(転職サイトや転職エージェントについてのよくある疑問と回答)

転職サイトに関して、

あるあるな疑問とそれに対しての回答を載せておきます。

管理人

 

転職サイトは本当に無料?なぜ無料?

転職サイトは、企業や事務所が払う紹介手数料(広告料)で運営されています。

お金払ってるのは企業側だけなので、

私たち求職者側は最初から最後まで完全無料で使うことができますよ。

後からお金を請求されるとかはいっさいないので、安心して求人リサーチに使い倒しましょう。

 

転職サイトに登録したら電話セールスとかうるさくない?

転職サイトの登録は基本的にメールアドレスだけでできるので、

電話はかかってこないですね(相手はこちらの電話番号を知らない状態)

定期的に「こういう求人出てきましたけどどうですか?」みたいな連絡はくれますが、基本的にはメールオンリーです。

 

未経験資格なしでも応募できる事務所ってあるの?

これは実際に求人検索してみるのが早いかもしれませんが、

税理士事務所って未経験OK求人が意外に多いです。

ただ、リクナビとかハロワで探すと年収200万円台…みたいな、

完全ブラックな事務所もわんさか出てきたりするので、くれぐれも注意してください。

未経験無資格でも年収400万円以上の求人ぐらいなら、普通にたくさんありますよ。

 

複数の転職サイトを同時に使っても問題ない?

これはまったく問題ないです。

むしろ、たくさん使った方がいろんな求人に出会えるチャンスがひろがるので、2社〜3社ぐらいを使い回す方が良いでしょう。

転職サイトには無料のエージェントサービスがつくことが多いですが、

担当してくれるエージェントとの面談に進んだような場合には、

他社のエージェントからも話は聞いてますぐらいに教えてあげると親切かもしれませんね。

(求人リサーチのために転職サイトを使いたい用途の場合には、そもそもエージェントとのやり取りは発生しません)

 

最後の最後にお伝えしたいこと

↓仕事や転職で成功するために大事なのって、結局はこれです。

 

 

転職活動でもっとも重要なのは、能力やスキルより情報収集です。

具体的には、どの転職サイトを使うか?(リクナビなどの「一般向け」を使うか?税理士業界専門か?)で大きな差がつきます。

 

税理士業界は、能力的にとても優秀なのに、

転職活動のやり方がまずかったのが原因で、

ブラック事務所で働くことを余儀なくされている人…がものすごく多いです。

 

転職サイトへの登録なんて、実際には1分でできる作業です。

お金もかかりませんし、気に入らなければ即解除できるのでリスクなんて何もありません。

それでもやらない人はやらないですし、やる人はさくっととやります。

 

↓今から5年後に、あなたはどちらになっていたいでしょうか。

  • 劣悪な雇用環境で給料も安く、税理士試験もいつまでたっても科目合格ゼロ…。貯金もゼロ…。
  • 働きながらスピーディに5科目合格達成。年収高めなので独立資金のめどもある程度ついている。あとは税理士としての実務能力を高めていくだけ…!

↑この前者は実は過去の私の姿そのもので、

今思うと「もっと早く行動しておけばよかった」と後悔しています。

この記事を読んでくださったあなたは、もちろん後者を目指してください。

いまどんな状況にいる人でも、

成功に向かって一歩踏み出すことは可能です。

>>今すぐ行動を起こす

管理人

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