税理士を30代から目指すって遅い?未経験者は会計事務所へ転職するのがスタートライン

2019年8月1日

税理士 30代 未経験

(30代から税理士って目指せる?)

  • 30代から税理士を目指すって遅い?
  • 働きながら税理士試験に合格するのは可能?
  • 会計事務所に未経験で転職するなら何歳まで?
読者様

30代の社会人です。

これから未経験で税理士を目指そうと考えているのですが、

年齢的にきびしいでしょうか?

30代から未経験の業界に挑戦するのは勇気がいりますよね。

ただ、税理士業界に限っていえば、

30代という年齢は決して遅くありません(むしろ若い方です)

未経験から税理士を目指すのは十分可能ですよ。

管理人

私はこれまでに10年ほど税理士業界で働いています。

3社の会計事務所(税理士事務所)で働いた経験がありますが、

いずれの事務所でも30代未経験からキャリアスタートする人はいました。

働きながらでも税理士試験5科目に合格していく人は普通にいますよ。

この記事では、30代未経験から税理士を目指す方向けに、

税理士としてのキャリアをスタートする具体的な方法を解説します。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

30代未経験から税理士を目指すことは「十分に可能」

税理士 30代 未経験

(30代・未経験から税理士になることは十分に可能です)

 

そもそも税理士業界は平均年齢がとても高い職業です。

なぜかというと、社会人になってから税理士を目指し始める人が多いからです。

日本税理士連合会が公表している統計によると、

↓税理士有資格者の年齢構成は以下のようになっています。

税理士 未経験 30代

(税理士資格保有者の年齢別割合)

  • 20代:0.6%
  • 30代:10.3%
  • 40代:17.1%
  • 50代:17.8%
  • 60代:30.1%
  • 70代:13.3%
  • 80代:10.4%

↑一覧にするとこういう感じです。

税理士の年齢構成でもっとも多いのは、なんと60代(30.1%)なんですね。

20代〜30代で税理士有資格者になっている人は、たったの10.9%しかいません。

(20代0.6%+30代10.3%=10.9%)

これは逆にいえば、税理士の89.1%は40代以上の年齢ということですね。

ちまたでは35歳転職限界説とか言われてますが、

(未経験の職種に挑戦するなら34歳までという説)

税理士業界に限ってはこれは当てはまらないです。

30代後半からでも、

未経験でこの業界を目指す人はたくさんいますよ。

管理人

税理士の平均年齢がとても高い理由

上でも少し説明しましたが、

税理士の平均年齢がとても高くなっているのは、

税理士試験がそもそも社会人向けの試験になっているのが原因です。

↓具体的には、以下の2つの理由があります。

  1. 受験資格の制限がある
    日商簿記1級または大学卒業がないとそもそも試験が受けられません(その他実務要件を満たすことで受験資格を得るケースもありますが、超少数派です)
  2. 科目合格制度がある
    一度合格した科目は一生涯有効なので、社会人でも「1年に1科目ずつ、5年かけて合格」という現実的なプランを立てることができます。
    働きながら合格を目指すのに適した試験といえます。

このように、税理士試験そのものが社会人向けのルールになっていますので、

必然的に社会人(20代後半〜30代)になってから税理士を目指す人が多いのです。

30代の社会人から税理士を目指す最短ルート

税理士 未経験 30代

(未経験の30代社会人が最短で税理士になるルートは?)

 

現在30代社会人の方がゼロから税理士を目指す場合、

↓この3ステップが税理士を目指す最短ルートといえます。

  1. まずは会計事務所に入社して働き始める
  2. 会計事務所で税理士としての実務経験を積みつつ、3年〜5年ほどかけて税理士試験五科目合格を目指す
  3. 試験合格したら税理士として独立(または勤務税理士として転職)

会計事務所で働くというのは、簡単にいえば独立開業している税理士のもとで修行するということですね。

会計事務所は実務未経験でまだ科目合格がない人でも普通に正社員として採用してもらえますので、

働きながら税理士試験合格を目指す社会人には理想的な環境と言えます。

なお、試験合格するまでは働かず、試験に専念する…という人もときどきいるのですが、

すでに年齢的に30代になっている人にはおすすめしません。

そういう自由なことができるのは遅くとも20代後半までですね。

働き盛りである30代で無職のブランク期間を作ってしまうと、

あなたのキャリアは致命的に断絶してしまいます。

試験専念でスムーズに税理士試験に合格できればいいですが、

もし合格できない場合は悲惨なことになりますよ。

試験合格しても、どうせ実務要件2年間を満たさないと

税理士を名乗れませんからね。

(実務要件は試験合格前のものでも認められます)

管理人

少しでも早く税理士になりたい人は、

会計事務所で税理士としての実務を学びつつ、

毎年1科目ずつでも科目合格を確実に積み重ねていくことを目指しましょう。

職員の試験勉強を応援している事務所を転職先に選ぼう

働きながら税理士を目指す方にとって、とても重要なことがあります。

それは、職員の試験勉強を応援してくれる環境の会計事務所を転職先に選ぶようにすることです。

会計事務所の中には、仕事が激務すぎて勉強どころではない…

みたいな環境のところもたくさんあります(私も経験しました)

こういうところを転職先に選んでしまうと、

いつまでたっても税理士試験に合格できず本末転倒なことになりかねません。

↓そんな中で、職員の試験勉強を応援してくれる会計事務所も数多くあるんです。

会計事務所 未経験 30代

(働きながら試験合格を目指せる会計事務所を選びましょう)

>>会計事務所の実際の求人を見てみる

勉強と仕事の両立が必須な人は、あらかじめ職員の勉強OKを明言している事務所を選ばないといけません。

30代の「職歴なし」でも税理士は目指せる?

この記事を読んでいる30代の方の中には、

これまでにまだ社会人としての職歴がないという方もいらっしゃるでしょう。

年齢30代から未経験の分野に挑戦するのは勇気が入りますよね。

ただ、税理士業界に限って言えば30代職歴なしの人って意外にたくさん見かけます。

やりたいことが見つからなくてずっとフリーターやってた。

でも30代になり、税理士という目標を見つけることができた。

これからゼロから勉強するつもりで頑張りたい。

↑税理士業界って、こういう状況の人がけっこう多いんですよね。

税理士って上でも見たように社会人向けに設計されている国家資格なので、30代になってから勉強スタートする人もとても多いのも理由としてあります。

会計事務所で働く仲間はほとんどが税理士試験受験生です。

30代で職歴なしという人も無理なくなじんでいけると思いますよ。

管理人

↓会計事務所の実際の仕事内容については、こちらの記事を参考にしてみてください。

>>会計事務所ってどんなところ?(職場環境の実態)

30代が会計事務所に未経験で転職した場合の平均年収は?

税理士 未経験 30代

(会計事務所の平均年収は?)

読者様

ネットの口コミでは会計事務所は給料が安いというのが多いのですが、

これって本当ですか?

私は年齢が30代で家族もいるので、

できるだけ年収は下げたく無いのですが…。

未経験で会計事務所に入社する場合、

平均年収は300万円〜350万円程度と考えておきましょう。

実務経験者として転職できればもっと稼ぐことができますが、

未経験者として入社する場合はどうしても年収は低くなります。

管理人

もっとも、最近では税理士業界も人手不足ですから、

未経験でも給料の高いホワイトな事務所も増えてきていますよ。

↓未経験者OKの会計事務所求人の例

税理士 未経験 30代

(未経験・資格なしOKの会計事務所求人)

会計事務所 未経験 30代

(未経験者OKで年収480万円〜の会計事務所求人)

>>未経験OK!会計事務所の実際の求人で年収を見てみる

30代はブラック事務所に間違って応募しないように要注意

税理士 未経験 30代

(会計事務所の中には「ブラック事務所」もありますので注意しましょう)

 

ここまで見てきたように、

未経験・30代の人でも会計事務所に転職することは普通に可能です。

ただし、一点だけ気をつけて欲しいことがあります。

それは、雇用環境が劣悪なブラック事務所に、

まちがえて転職してしまわないようにすることです。

私自身、10年間で3社の会計事務所を経験していますが、

1社目に入社した事務所は

典型的なブラック事務所でした。

管理人

ブラック事務所の日常ははっきりいって悲惨です。

↓例えば以下のような感じですね(実体験…)

  • 繁忙期は毎日日付が変わるまで残業。残業代はなし。
  • 手取り月収はたったの16万円。生活費と資格スクール受講費ですべて消えていく…。
  • 激務すぎて勉強との両立なんて不可能。事務所内に合格者なんて1人もいない。
  • 人格破綻のパワハラ所長に毎日責められ、うつ状態の新人が続出する職場。
  • 先輩は「どうせ新人はすぐ辞めていくし」と仕事を教えてくれない…。

私は結局、うつ病になる寸前のところまでいってしまい、この事務所は辞めて別の事務所に転職しました。

2社目の会計事務所では残業が非常に少なく、

勉強との両立を応援するスタンスの所長税理士だったので、税理士試験の合格者も毎年ちらほら出るという恵まれた環境でした。

ひとくちに会計事務所といっても、

雇用環境は事務所によってまったく違うので注意してください。

ブラック事務所の激務に耐えながら税理士試験に挑戦するのはあまりにも無謀です。

ブラック事務所は少数派にはなっているが、まだ存在しているのも事実

税理士事務所 未経験 30代

(会計事務所に転職するなら、ブラック事務所に注意)

 

最近は、世の中でブラック企業への風当たりがとても強くなってますよね。

(私が社会人になりたての頃から考えるとずいぶん世の中変わった感じがします)

税理士業界もこれはある程度同じで、私が経験したようなブラック事務所は少数派になりつつあります。

しかし、たとえ少数ではあってもブラック事務所は現在も存在しているのがこの業界の実情です。

↓特に、以下のようなスタンスで転職活動を進めてしまうと、

ブラック事務所に間違えて応募してしまうリスク

が極めて高くなるので注意してください。

管理人
  • どうせ数年後には独立するつもり。だから、職員時代の年収なんてあんまり関係ない。
  • お給料をもらいながら実務を勉強させてもらえるならそれだけで十分
  • 自分は年齢的にも若い方ではないし、この業界は未経験…。採用してもらえるだけでも感謝すべきかも…。

↑こういう考え方で転職活動を進めていくのは間違いです。

(私自身もこういう考え方で転職活動していたので、ブラック事務所にまんまと入社してしまいました)

多くの人が将来は税理士として独立することを目指していると思いますが、

独立開業するための資金は職員時代のお給料からコツコツ貯めていかないといけません。

また、税理士試験の勉強を同時進行で進めていくなら、繁忙期にも残業が少ない事務所や、終業後の資格スクール通いをこころよくOKしてくれる事務所環境の方が、早期合格につながるに決まっています。

つまり、30代未経験から税理士としてのキャリアをスタートする人であっても、

働く事務所の雇用環境にはしっかりとこだわって転職活動を進めていかなくてはいけないということですね。

環境劣悪なブラック事務所で働きたくない人へ

(ブラックな会計事務所で働きたくない人へ)

 

いま働いている人もこれから働く人も、ブラックで過酷な環境の会計事務所で働きたくないなら情報収集はしっかり行うようにしてください。

具体的には税理士業界専門の転職サイトを使って、

いま世の中に出ている事務所の最新の求人情報をリサーチするようにしましょう。

管理人

↓転職サイトに無料登録すると、好条件な会計事務所求人の情報にアクセスできるようになります。

最速転職HUPRO(ヒュープロ)

未経験者もOKの税理士事務所求人探すならここ!

ヒュープロは税理士業界専門の転職エージェントです。
未経験資格なし年収400万円の求人や、試験勉強との両立がしやすい環境の求人が多数登録されていますよ。
これから税理士目指してキャリアスタート!という方はここを使いましょう。

(未経験者向けの求人例:クリックで拡大)

(未経験者向けの求人例:クリックで拡大)

↑こうした「税理士業界専門の転職サイト」では、

転職エージェントが実際に事務所をまわって所長税理士や現役職員にヒアリングした事務所のナマの情報を知ることができます。

求人を出している事務所について、

  • 社風や所長税理士の人格
  • 給料やボーナスの具体的な実績値
  • 月間・年間の残業時間数
  • 税理士試験の科目合格者がどのぐらいるのか
  • 試験勉強を応援してくれる事務所か否か
  • 職員の男女比率や年齢構成

などの情報が細かくわかります。

管理人

会計事務所の求人だけを専門で扱っているサイトなので、

ハローワークやリクナビ・マイナビといった一般向けの転職サイトとは情報の質がまったく違いますよ。

こうした求人情報の中から特に条件の良い事務所の求人を「非公開求人」として転職エージェントに紹介してもらうことも可能です。

ハローワークの求人などではあり得ないような好条件の事務所を選択肢にできるんです。

なお、転職エージェントにお金を払うのは採用を行う事務所側だけなので、私たち求職者側は無料で使えます。

お金が1円もかかることはないので、安心して使うことができますよ。

税理士業界専門サイトの非公開求人には、

↓以下のような求人がそろっています。

管理人

  • 未経験・資格なしでも年収400万円スタートの事務所求人
  • 税理士試験と両立できる環境(繁忙期も残業なしなど)の事務所求人
  • 資産税の実務経験を積むことができる事務所求人
  • 将来的に独立を目指すのもOKな事務所求人
  • 医業や社福法人など「もうかる分野」で活動している事務所求人
  • 社労士や司法書士など他分野の士業と提携している事務所求人

(転職サイトでは年収や科目合格の有無・勤務地などの条件を指定して求人検索できます)

(実際に登録されている求人例:未経験でも年収400万円〜500万円スタート)

 

まずはサイト内で無料アカウントを作り、求人検索をしていろんな事務所の情報を見てみてください。

(特に条件の良い非公開求人までチェックするにはアカウント作成が必要です)

入社時の条件面でゆずりたくない人は、情報収集を日頃からしっかりしておくようにしましょう。

>>税理士業界専門の転職サイトで実際の求人を見てみる

会計事務所に転職する人は「税理士業界専門の転職エージェント」を使おう

(会計事務所に転職するなら「税理士業界専門」のエージェント会社を使いましょう)

 

転職エージェント会社っていろんなところがありますよね。

この記事を書いている2021年現在で、なんと1万社以上あるそうです。

(コロナ禍で廃業になったところもあって、数はだいぶ減ったらしいですが)

リクナビやマイナビなどの転職エージェントの方が、

学生時代の就活でも使ったのでなじみがある…

という方も多いかもしれませんね。

管理人

ただ、税理士業界って採用側も応募側もかなり事情が特殊です。

必ずしも大手の事務所が環境良いわけではないですし、

仕事探す側も税理士受験生だったりキャリアスタートの年齢が高めの人が多かったりと、普通の求職者とは異なる事情が多いです。

こういった「特殊事情」をきちんと理解してくれているエージェントに担当してもらいたいなら、税理士業界専門のエージェント会社を使うべきです。

エージェント自身が税理士業界出身者だったりするので、面談を受けるとこの業界でのキャリアアップについていろいろアドバイスもしてくれますよ。

(なお、エージェント面談の利用は任意です)

ブラックな会計事務所で働きたくない人や、ちゃんと年収稼げる税理士になりたい人は、税理士業界専門の転職エージェントを使うようにしましょう。

転職エージェントって何よ?という方や、

いろいろ比較してみたい方は

↓これらの記事も参考にしてください。

管理人

まとめ

今回は、30代から税理士を目指す人向けに転職活動のポイントを解説しました。

税理士を目指して勉強しながら会計事務所で働く場合、

どの事務所で働くか?が決定的に重要です。

雇用環境が劣悪なブラック事務所を選んでしまうと、

税理士試験に合格できず、年収も低く、キャリアも築けない…という最悪の状況になってしまうので注意してください。

今すぐは転職活動を始められない人も、

いまどういう事務所が求人を出しているのか?

の情報収集だけは早めに始めておくことが大切です。

管理人

会計事務所専門の転職サイトに登録しておくと、

条件の良い事務所の求人が出るたびにメール等で自動通知してもらえます。

こういう情報を日常的にチェックしておくだけで「今の事務所で限界が来たら転職もある。自分には別の選択肢もある」と気づけます。

(これは今の職場で働く上でも精神的な安定をもたらします)

(未経験OKの会計事務所求人)

(経験者向けの会計事務所求人)

なお、こういう働きやすい環境のホワイトな事務所の求人って、本当にあっという間に採用が終わってしまいますから注意しておきましょう。

(日常的な情報リサーチが必須です)

劣悪な環境で働きたくないのはみんな同じです。

良い事務所の求人は早い者勝ちであることを理解しておいてください。

(自分の環境を変えたいなら、行動が必要なのは何をするしても同じです)

転職サイトで無料アカウントを作ったら、

希望する転職条件をサイト内でしっかりめに入力しておきましょう。

これをやっとくだけで、あなたにマッチする事務所求人が出た瞬間にメール等で自動通知してもらえます。

気になった事務所の求人を日常的にチェックするようにしておくと、税理士業界の年収相場などについても自然と頭に入れることができますよ。

今すぐには転職活動できない人も、いざ就活スタートとなったときにロケットスタートでライバルに差をつけられるように準備だけはしておきましょう。

↓成功するために大事なのって、結局はこれなんですよね。

(資本主義社会なので、就活も仕事も競争はあります)

管理人

 

転職サイトへの登録は3分でできる作業です。

お金もかかりませんしいつでも解除できるのでリスクなんて何もありません。

ですが、こういう作業ですら、

  • 今すぐやる人か?
  • いつまでたっても理由をつけてダラダラやらない人か?

で分かれます(これは本人の生活習慣なのでしかたないことなのかもしれません)

成功者と失敗者を分けるのってこういう「ちょっとしたこと」です。

ほんのちょっとの行動の差ですが、稼げるようになる人といつまでたっても稼げない人とで違いが生じるのはこういうところなんですよね。

  • 劣悪な雇用環境で給料も安く、税理士試験もいつまでたっても科目合格ゼロ…。貯金もゼロ…。
  • 働きながらスピーディに5科目合格達成。年収高めなので独立資金のめどもある程度ついている。あとは税理士としての実務能力を高めていくだけ!

↑今から5年後にあなたがどちらになっているかは、今この瞬間にどういう行動をする人なのか?で決まります。

もちろん後者を目指しましょう。それは誰でも可能です。

税理士業界で勝ち組になりたい人は、今すぐ行動を起こしておきましょうね。

何事もまずは情報収集からです。

>>転職サイトで実際の会計事務所求人を見てみる

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