
(会計事務所をすぐ辞める理由は?)
- 会計事務所を入社してすぐ辞める理由は?
- 1年以内で辞める人の退職理由はどんなものが多い?
- 税理士業界は給料安すぎ?やっていけない?
会計事務所に未経験で転職したけれど、
思っていた働き方とまったく違った…。
↑こんなふうに感じている方は多いかもしれません。
実際、税理士業界はとても離職率が高いです。
3年以内に新人の半分以上は辞めていく…
というのが現実だと思いますよ。

ただ、この業界は転職を成功させやすい業界でもあります。
会計事務所は数ヶ月でも実務経験がある人は転職しやすいですし、
会計事務所から一般企業経理に転職という選択肢もあります。
この記事では、会計事務所をすぐ辞める人にあるあるな退職理由を紹介するとともに、
退職後のキャリアアップの考え方を解説します。
ぜひ参考にしてみて下さい。
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この記事の目次
会計事務所をすぐ辞める理由は?よくある退職理由5個

(会計事務所をすぐ辞める人にあるあるな退職理由5つ)
会計事務所をすぐ辞める人に多い退職理由としては、
↓以下のようなものが考えられます。
1. 給料が安すぎてやっていけない
会計事務所の中には、給料がものすごく安いところが少なくありません。
これはいわゆる「士業の事務所」ではあるあるなんですが、
雇用主と職員とが師匠と弟子みたいな関係になりがちなんです。
(いわゆる丁稚奉公=でっちぼうこうというやつですね)
雇っている側としては勉強させてあげている、
という意識がありますから、ものすごく安い給料でこきつかう…みたいなケースが少なくないんです。
もちろん、すべての会計事務所がこんなふうに低年収というわけではありませんよ。
未経験入社の場合、年収は300万円〜350万円程度が相場だと思いますが、
中には450万円〜などの高めの年収を設定している事務所もあります。
要は一般企業の転職と同じで、
良い条件で転職したいならしっかりと求人をしぼりこまないとダメってことですね。
「将来的には税理士として独立するつもりだから、
とりあえず会計事務所に入って修行できればいい」
↑みたいな感じで就活すると失敗するので気を付けて下さい。
>>ブラックで低年収な会計事務所で働きたくない人はこちらをご覧下さい
2. 仕事が激務すぎる
今どきの会計事務所って、いわゆる税理士業務だけが仕事の範囲ではなくなってきています。
(月次監査したり、申告書作成したり…以外の仕事が求められる)
特にコロナ禍において、国や地方自治体で新しい支援制度がいろいろ用意されるようになりました。
会計事務所のクライアントは中小企業経営者なので、こうした情報へのニーズは非常に高いんですね。
できたばかりの制度ですが、いろんな情報提供ができるように私たち職員は猛勉強が必要です。
関与先からの問い合わせに対応するために、一日中制度の情報収集に時間を費やし、手首が腱鞘炎になりました。
税理士という士業でありながら、ほぼサービス業。
これは止む無し。
でも、働く職員はサービス残業…。
これはナンセンス。
関与先に「コンプライアンスを守りましょう」と指導している会計事務所が労働基準法を守らないのは客観的に見て、オカシイと思いませんか。
税理士業界はサービス残業が当たり前だから、なんてこと未だに耳にしますが、今の時代「コンプライアンス重視」です。
当たり前にサービス残業、見なし残業手当さえつかない、そんな事務所は要注意ですよ。
3. 税理士試験との両立ができない
税理士試験は毎年8月。
年に1回のチャンスです。
受験をする人達は、この試験に合わせて有給を取り、勉強のラストスパートに入ります。
資格取得を目指している職員は、実務をこなしながら学校に通う人がほとんどです。
仕事が負担にならないように、担当関与先数を抑えるなどの配慮してくださる先生もいらっしゃいますね。
試験が目前に迫った時期に有給取得ができない事務所って…、今まで聞いたことはありません。
もしあなたが今勤めている会計事務所が試験前の有給取得さえ出来ないようなところなら、迷わず辞めてしまいましょう。
4. 所長税理士の人格破綻やパワハラ
この税理士業界もなかなかの高齢化社会…。
御年70歳を超える現役バリバリの先生なんて山ほどいます。
その先生方皆さんがそうではないのですが…、話がなかなか通じない、そしてなんども同じ話を繰り返される。
そんな経験ありませんか。
関与先の事業承継問題より、まずウチの事務所の事業承継なんだけどね…とアタマを抱える先生方が多いのも事実です。
そのしわ寄せが職員に来たりするわけですよ。
「この書類、君が作成したのか?なんでこうなってるのか説明してくれ」
「えっと…、先生の指示でこのような処理にしたんですよ。
この件については昨日もご報告したはずです。
」幹部クラスの人間であれば言えるんですが、新人のあなたがこんなこと言われたら…反論できるわけないじゃないですか。
もしあなたの事務所の所長税理士が高齢で、事業承継の体制が取られていないようなら、新人のあなたはすぐに辞められることをお勧めします。
5. 仕事を教えてくれない(なのにミスすると怒られる)
今お勤めの事務所にOJT(On-The-JobTraining 職場での実践を通じて業務知識を身に付けること)の体制はありますか。
未経験のあなたに雑用だけを押し付ける先輩しかいないような事務所は要注意です。
えっ、仕事は見て盗むもの?
経験不足なのは最初はみな同じなのですが何も教えないで、
「過去の資料を見ながらやってみて」
と言われたことありませんか。
それだけならまだしも、そこでミスが発覚するとなんと「あの子、仕事できないよね」といきなりレッテルを張られ、
所長税理士からも怒られるなんて終わってます。
やはり最低でも1年間は先輩がトレーナーとして付き、業務知識を身に付けていく必要があります。
OJTが事務所の体制として組み込まれているのかどうか、面接のときに確認するようにしましょう。
労働環境が劣悪なブラック事務所でぜったいに働きたくない人へ

(ブラックな会計事務所で働きたくない人へ)
いま税理士事務所で働いている人も、これから働く人も、
労働環境が悲惨なブラック事務所にまちがえて入社しないよう注意してください。
職員を「使い捨て」ぐらいにしか考えず、安い給料で搾取しまくるブラック事務所は、
2023年現在も残念ながら一定数存在しています。
こういう事務所ほど「うちはアットホームな職場です!」…みたいにアピールしていることが多いので注意が必要です。
ブラック事務所にまちがえて応募するリスクを避けるためにも、
会計職専門の転職サイトを活用しましょう。

↓こういった専門サイトでは、
ブラック事務所の求人はあらかじめ排除されているので安全です。
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正直、税理士業界に転職するなら、
ハローワークやリクナビは使わない方が良いと私は思ってます。

実際、私が1社目に入社したブラック事務所はハローワーク経由で応募しました。
(窓口の職員さんに「こちらは特におすすめですよ」と紹介されました…)
私も後から知ったんですが、ハローワークの相談員って、
彼ら自身が非正規職員だったりするのでけっこういい加減なんですよね…。
情報リサーチには会計職専門の転職サイトを使うようにしましょう。
(無料アカウント登録すると詳細な求人検索をかけられます)
↓例えば、以下のような優良求人をたくさん見つけることができますよ。
- 未経験・資格なしでも年収400万円スタートの事務所求人
- リモート勤務OKな税理士事務所求人
- 税理士試験と両立できるワークライフバランス重視の求人
- 一般企業の経理で会計事務所経験者を積極採用している求人
- 相続税申告の実務経験を積むことができる事務所求人
- 将来的に独立を目指すのもOKな事務所求人
- 医業や社福法人など「もうかる分野」で活動している事務所求人
- 社労士や司法書士など他分野の士業と提携している事務所求人
「今すぐ転職する気はない人」もやっておくべきこと1つ
今すぐは転職するかどうか決めてない。
でもさすがに今の職場で定年までずっと働く…はありえない。
チャンスがあれば転職もありだけど、具体的な行動はまだ…。
(なのでいろいろ調べてる)
↑私のブログを読んでくださっている方の多くは、
おそらくこういう段階だと思います。
転職活動ってはっきりいってめんどくさいですよね。
人生でそう何度もあることではありませんし。

ただ、こういう段階の人ほど、
転職サイトの無料アカウントだけは早めに作っておいた方が良いです。
実際には、転職って運で決まってしまう部分もあります。
たまたま良いタイミングで、良い求人に出会えるか?
で決まっちゃうことも多いんです。
能力的に優秀な人でも、たまたま良い求人に出会えずブラック事務所で働いている…みたいなことって普通にあります。
(逆に言うと、能力的には普通だけど、転職活動の進め方が上手でホワイト事務所に入社できている人もいる)
重要なのは、とにかく優良求人に「出会う確率」を上げることです。
具体的には、転職サイトに転職先に求める条件をしっかり入力しておくのがコツですね。
(年収や組織規模、残業上限など)
↑これをやっておくと、
転職サイトから得られる情報の質が一気に上がります。
条件にマッチした事務所求人が出た瞬間にスマホに自動通知してもらえるので、
優良事務所の求人を見逃すリスクがなくなるのが大きいです。
(転職サイトで求人検索をかけてるだけ、
なんとなく求人をながめているだけ…の人たちと大きな差がつきます)
いい感じの事務所求人が見つかったら、
ブックマーク保存等で情報としてストックしていきましょう。
日常的に積み上げた優良な情報ストックを、
行動を起こす時の判断基準に使えるようにしておくのが大切です。

↓年収高めのホワイト事務所の求人や、
BIG4税理士法人を含む大手事務所ほど、
募集期間が短い傾向があるので注意してくださいね。
>>無料アカウント作成時には「希望条件」をしっかり入力しておきましょう
現状への不満とストレスが限界を迎えると、行動する気力がなくなる

(ストレスが限界になる前に手を打てるようにしておきましょう)
転職サイトを日常的にチェックし、
気になった求人をブックマーク保存していくだけでも、
「今の環境で精神的に限界が来たら転職もある。
自分には別の選択肢もある」
↑と気づけるのも重要です。
ストレスでどうしようもなくなる前に、
転職という手を打つことができるようにしておきましょう。
これって、今の職場で働く上でも
精神的な安定につながります。
いい意味での逃げ道を常に準備しておくのが大事ですよ。

逆に言うと、いま現在の環境への不満とストレスが蓄積された後になると、
転職サイトに登録する気力すらなくなります(私の実体験談です…)
そうなると、さらに現状への依存度が高まって、
抜けられなくなる…という無限ループにはまりがちですね。
なぜ「最大手のリクナビ」をおすすめしないのか?

(「税理士業界専門の転職サイト」を情報リサーチに活用しましょう)
転職サイトっていろんなところがありますよね。
この記事を書いている2023年現在で、
なんと1万社以上あるそうです。
最大手のリクナビとかの方が、
学生時代の就活でも使ったのでなじみがある…
という方も多いかもしれません。

ただ、税理士業界って採用側も応募側もかなり事情が特殊です。
必ずしも大手の事務所が環境良いわけではないですし、
仕事探す側も税理士受験生だったり、
キャリアスタートの年齢が高めの人が多かったりと、
普通の求職者とは異なる事情が多いんです。
こういった「特殊事情」をふまえて転職活動していくなら、
税理士業界専門の転職サイトを使うべきです。
- ブラックな会計事務所で絶対に働きたくない人
- 将来は独立を見すえ、ちゃんと年収を稼げる税理士になりたい人
- 税理士試験との両立ができる事務所で働きたい人
- 会計事務所での経験を生かして経理に転職したい人
↑これらに該当する人は、
税理士業界専門の転職サイトを活用しましょう。
リクナビなどとは登録されている求人の質(年収や福利厚生)
がまったく違うので、びっくりすると思いますよ。
会計職専門の転職サイトに登録されている求人例がこちら。
現時点で8,647件の求人がありました。

最後の最後にお伝えしたいこと
↓転職に限らずですが、
仕事で成功するために大事なのって、結局はこれなんです。
能力やスキルももちろん大切なんですが、
転職活動でもっとも重要なのは情報収集です。
税理士業界は、能力的にとても優秀なのに、
転職活動のやり方がまずかったのが原因で、
ブラック事務所で働くことを余儀なくされている人…が多すぎます。

↓今から5年後に、あなたはどちらになっていたいでしょうか。
- 劣悪な雇用環境で給料も安く、税理士試験もいつまでたっても科目合格ゼロ…。貯金もゼロ…。
- 働きながらスピーディに5科目合格達成。年収高めなので独立資金のめどもある程度ついている。あとは税理士としての実務能力を高めていくだけ…!
もちろん後者を目指しましょう。それは誰でも可能です。
