メーカー経理の繁忙期・閑散期はいつ?残業時間や仕事内容の実態は?

メーカー経理 繁忙期

メーカー経理の繁忙期

  • 経理の繁忙期と閑散期はいつ?
  • 経理の繁忙期はどのぐらい忙しい?
  • お休みを取るならいつがいい?

これから経理の仕事への転職を考えている人や、

経理に配属されてまだまもない人は、

経理が一番忙しい時期(繁忙期)はいつなのか?は気になるポイントだと思います。

この記事では、メーカー経理の繁忙期の仕事内容について紹介します。

これから経理への転職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

この記事を書いた人

私は中小企業の製造メーカー(従業員100名以上、売上約50億円)で経理としてキャリアスタートしました。経理としてのキャリアは20年ほどになります。
現在は従業員10名のITベンチャー企業に転職し、財務管理全般と経理DXなどに取り組んでいます。

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メーカー経理の繁忙期はいつ?

メーカー経理 繁忙期

メーカー経理の繁忙期

経理の仕事は繁忙期と閑散期がはっきりしています。

繁忙期は忙しく残業もありますが、

閑散期はお休みも取りやすいのでメリハリを持って仕事に取り組むことができます。

どの職業にも残業はありますが、働き方や今後のキャリアを考える際に、

どのくらい残業があるのかは重要ですよね。

経理の年間のスケジュールを知っておけば、あらかじめ予定を立てることができるので、

プライベートを充実させたり、転職活動もしやすいお仕事です。

 

毎月月初は忙しい

メーカー経理は毎月月初は残業が増える傾向にあります。

どうしてそうなるのか?というと、

↓毎月月初には以下の2つの重要業務があるからです。

  1. 製造原価報告書の作成
  2. 棚卸し(たなおろし)

これらはメーカー経理特有の業務と言えますね。

それぞれの仕事内容について、順番に見ていきましょう。

1. 製造原価報告書の作成

メーカー企業では、製造に関わる金額を明らかにするため製造原価報告書を作成します。

製造原価報告書は毎月作成することが一般的なので、

毎月月初は残業が増えることが多いですね。

製造原価報告書を作成するには、

原材料、資材、人件費など製造にかかった金額の計算をしなければいけません。

毎月月初には工場を稼働しながら、

材料や資材、仕掛品などの棚卸を行い金額を確定します。

棚卸金額が確定したのち製造原価報告書を作成しますが、5日間ほどは作成に必要です。

製造原価報告書を作成するまでは、深夜までの事務作業が続くことが多いです。

また人件費やその他経費も月初に金額を計上するので、月初は忙しくなります。

 

2. 棚卸し(たなおろし)

メーカー経理では棚卸しは深夜から早朝にかけて行われることが多いです。

棚卸は工場の作業が終了してからの作業のため、深夜~翌日の朝にかけて棚卸しをするので、

経理も同様に深夜から〜朝にかけて棚卸金額の計算を行います。

棚卸金額が確定してから製造原価報告書を作成するので、

棚卸しをする毎月月初は早朝まで仕事が続くことが多いです。

工場によっては標準原価計算を採用していることがあり、その場合差異分析も必要となり、

分析資料を作成するのに翌日に日付が変わっていることもあります。

なお、残業の際は理由を上長に必ず事前に伝えておく必要があり、

例え長時間労働でも正当な理由があれば残業代は支給されていました。

残業について気になる点があれば、自社の36協定を確認してみてください。

>>(要注意)経理は「入社する会社」を間違えると悲惨

11月〜12月の年末調整期は繁忙期

これはメーカー経理に限らずなのですが、

毎年11月~12月の年末調整の時期は、経理部署は繁忙期になります。

特に年末調整に必要な資料は11月中に集めないと給与計算に間に合わないため、

従業員から必要書類を回収する必要があります。

特にメーカーでは交代制のシフトで稼働している工場もあり、

夜勤の従業員から資料を回収できないことも起こりがちです。

またメーカーでは工場の従業員と経理に温度差があり資料の回収をお願いしても、

なかなか受け入れてもらえないことがありました。

12月の月初になると回収した資料に基づき年末調整を開始します。

製造原価報告書の作成、さらに冬季賞与の計算も重なるため、

メーカーの経理は少なくとも12月の中旬まで繁忙期です。

 

決算時期(1年でもっとも忙しい時期)

決算時期はメーカーの経理で最も繁忙な期間となります。

3月末決算のメーカーでは、4月に入り1年間で金額が不明となっている事項がないか、

元帳の金額や仕訳伝票を元に検証しなければなりません。

特にメーカー特有の棚卸金額や工場に関わる減価償却費は税務調査の対象となりやすいため、

証憑類に不備がないか仕訳伝票単位でチェックします。

不明な点があれば経理担当者が工場に出向き、倉庫にある在庫を数え、

さらに機械が実際に稼働しているかなども確認しなければいけません。

そのため毎月の製造原価報告書の作成に加え、財務諸表の作成、さらに1年間の納税額の計算なども必要となり、

決算時期がメーカー経理において最も繁忙期になります。

おおむね、5月のゴールデンウイーク前後まで繁忙期が続き、状況によっては深夜の残業に加え休日出勤が続くこともあります。

>>(要注意)経理は「入社する会社」を間違えると悲惨

メーカー経理の閑散期(ひまな時期)はいつ?

一年を通したスケジュールで見た場合、

上で見た繁忙期以外の月は閑散期となります。

また、毎月の業務量という意味では、

月半ばから月末までは比較的業務量が落ち着いています。

ただし、閑散期には納品先であるメーカーの工場監査が入ることがあります。

その際は資料の準備で経理の担当も残業が続きます。

特に工場監査では原料の金額なども調査の対象となることがあるので、

その際は経理担当者も対応が必要になりますね。

【※注意】ブラック企業で働く経理の労働環境は悲惨すぎる

(経理はブラックな職場も多いので注意やで)

 

まったく同じ年齢・同じ職歴・同じスキルの経理経験者でも、

↓この2種類の人がいるのが現実です。

  • ホワイト企業で、繁忙期でも定時退社・高年収で働いてる経理と、
  • ブラック企業で、限界ギリギリまで搾取されてるのに低年収な経理…

私自身、初めて入社した経理がガチのブラック企業で大変な思いをしました。

(繁忙期は毎日終電ギリギリまで働いても月給手取り20万円ちょっとしかなかった)

経理って所属する会社によって労働環境がぜんぜん違う仕事なんですよね。

入社する会社をまちがえると、

ブラックな働き方になってしまいがちなので注意して下さい。

転職活動では情報リサーチの段階から、

ブラック企業の求人を候補に入れないことが大切です。

管理人

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なお、経理未経験者についてもこれは同じです。

スキルや学歴がまったく同じ未経験者でも、

↓こんなふうにスタート地点が分かれてしまうことがあるんです。

(まさに天国と地獄…)

管理人
  1. ゼロから仕事を教えてもらえる環境で年収400万円でスタートな人。
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↓実際の求人をお見せするとこんな感じですね。

どちらも未経験OKの求人なのに、

入社時の年収条件がまったく違います。

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↑あえて2つ目の求人(年収264万円〜…)を選ぶ人はまずいないと思います。

同じ未経験スタートなら、お給料はちょっとでも高い方が良いに決まってますよね。

重要なのは、こうした差が能力の差によって生まれるわけではないことです。

未経験者の場合、当たり前ですが入社時の仕事の能力はみんなゼロです。

(経理は実務経験で評価される職種)

それなのに、入社時のお給料の金額がまったく違うのはなぜなのか?

これは「応募先の企業がもうかっているか?もうかっていないか?」でほぼ決まります。

あなたがどんなに優秀な人であったとしても、

勤務先の会社がもうかっていなかったらお給料は低くなります。

逆にいうと、能力的にあまり自信がない人であっても、

良い環境の企業に入ることができれば、

年収で差をつけることができるんですね。

管理人

特に、経理は自分の営業成績などでお給料が決まる職種ではないので、

勤務先の会社の業績によって年収額がほぼ決まります。

経理はどういう会社を転職先に選ぶか?が決定的に重要であることを知っておいてください。

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いまは情報リサーチの段階の人も、

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経理転職には「経理専門の転職サイト」を使おう

(経理経験者は「経理専門の転職サイト」を使いましょう)

 

現在、ほとんどの人が転職サイトを使って求人探しをすると思います。

(さすがに今どきハローワーク使う人は少ない)

ただこの転職サイトには大きく分けて

↓以下の2種類があることを知っておいて下さい。

管理人
  1. 専門職向けの転職サイト
    経理・人事・法務など専門性の高い求人のみをあつかう転職サイト。
    求人数そのものは一般向けサイトより少ないが、
    求人の質が圧倒的に高い。
  2. 一般向けの転職サイト
    営業マンや総務など、いわば「万人向け」の転職サイト。
    求人の数は多い一方で、年収などの質では劣る。
    テレビCMとかでよく見かけるのはこちら(リクナビが代表例)

↑どちらも無料で使えるものですが、

経理に転職するなら必ず、1. 専門職向けの転職サイトを使うようにしましょう。

転職活動で一番大切なのはどうやって質の高い求人を探すか?です。

ここをまちがえてしまうと、

どんなに優秀な人でも転職失敗の可能性が高くなります。

ほとんどの人が

  • なんとなく名前を聞いたことあるから…
  • 学生時代の就活にも使ったし…

↑という感じで適当にリクナビなどで仕事を探してしまいます。

管理人

営業マン向けの求人とかならそれでもまあいいんですが、

専門職である経理はこういう探し方をしない方が良いです。

経理って、専門職向けの転職サイトで探さないと良い求人がなかなか見つかりません。

なぜかというと、求人を出す企業側も、

こういう専門職向けサイトを活用して実務経験者限定の採用を行っているからです。

逆にいえば、経理専門の転職サイトをメインで使うだけで、

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  • 会計事務所から経理へのキャリアチェンジ歓迎の経理求人
  • IPO準備業務の経験を積むことができる経理求人
  • CFO直下のポジションで働ける経理求人

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転職サイトで無料アカウントを作るときには、

希望する年収や、企業規模・職務範囲などを、

しっかり目に入力しておくのがコツです。

条件にマッチする求人が出てくるたびにメール通知してもらえます。

↑この希望条件入力をきちんとやらない人が結構多いんです。

転職で成功する人と、失敗する人で差がつくのって

こういうところなのかもしれません。

管理人

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転職サイトに登録する気力すらなくなるものです。

あらかじめ転職サイトに希望条件をしっかり入力しておき、

日常的に最新求人をチェックするくせをつけましょう。

転職サイトを使って普段から求人リサーチをやっておくと、

どうしても今の職場がきつくなったら転職もある

という選択肢を持てて、

過労で倒れたりする前に転職という対策を打てます。

転職サイトは無料で使えていつでも利用を止めることができます。

変な電話連絡とかもないのでリスクはゼロですよ。

(今すぐは転職する気がない人も情報リサーチに使えます)

このブログを読んでくださったあなたは、

ぜひ転職を成功させて下さい。

経理職専門の転職サイトをフル活用して、

ライバルに情報戦で勝ちましょう。

管理人

最後の最後にお伝えしたいこと

転職にしても仕事にしても、

成功する人って結局はこれなんですよね。

管理人

(個人的に衝撃を受けた本です)

 

転職活動を成功させるためもっとも重要なのは情報リサーチです。

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無料ですしいつでも解除できるのでリスクなんて何もありません。

変な連絡が来るようなこともありませんしね。

それでも、こういうかんたんな作業ですら

↓以下の2種類の人に分かれます。

管理人

  1. とりあえず今すぐやっておく人
  2. いつまでたっても何かと理由をつけてやらない人

これは転職活動だろうが仕事だろうが同じです。

(あなたのまわりにも2. みたいな人いませんか?)

ほんのちょっとの行動の差ですが、

理想の働き方に近づける人と、

いつまでたっても職場の文句ばかり言っている人とで違いが生じるのはこういうところなんですね。

↓今から1年後に、あなたはこのどちらになっていたいでしょうか。

  • 劣悪な雇用環境で給料も安く、
    雑用ばかりさせられる職場で年齢だけを重ねていく…。
  • やりがいがあり、給料の高い仕事で人間関係も良好。
    ワークライフバランス型の職場でプライベートも充実。

↑もちろん後者を目指しましょう。

>>今すぐ行動を起こす

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