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メーカー経理の繁忙期
- 経理の繁忙期と閑散期はいつ?
- 経理の繁忙期はどのぐらい忙しい?
- お休みを取るならいつがいい?
これから経理の仕事への転職を考えている人や、
経理に配属されてまだまもない人は、
経理が一番忙しい時期(繁忙期)はいつなのか?は気になるポイントだと思います。
この記事では、メーカー経理の繁忙期の仕事内容について紹介します。
これから経理への転職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事を書いた人
私は中小企業の製造メーカー(従業員100名以上、売上約50億円)で経理としてキャリアスタートしました。経理としてのキャリアは20年ほどになります。
現在は従業員10名のITベンチャー企業に転職し、財務管理全般と経理DXなどに取り組んでいます。
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ブログ管理人
1985年生まれ。未経験ニートで会計事務所入社→月給16万円で地獄のような目にあう→何度か転職して年収600万円→会計事務所から経理に転職→現在は経理の管理職/2018年開始の当ブログも6年目突入!おかげさまで累計34万人以上の方に読まれています。
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この記事の目次
メーカー経理の繁忙期はいつ?
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メーカー経理の繁忙期
経理の仕事は繁忙期と閑散期がはっきりしています。
繁忙期は忙しく残業もありますが、
閑散期はお休みも取りやすいのでメリハリを持って仕事に取り組むことができます。
どの職業にも残業はありますが、働き方や今後のキャリアを考える際に、
どのくらい残業があるのかは重要ですよね。
経理の年間のスケジュールを知っておけば、あらかじめ予定を立てることができるので、
プライベートを充実させたり、転職活動もしやすいお仕事です。
毎月月初は忙しい
メーカー経理は毎月月初は残業が増える傾向にあります。
どうしてそうなるのか?というと、
↓毎月月初には以下の2つの重要業務があるからです。
- 製造原価報告書の作成
- 棚卸し(たなおろし)
これらはメーカー経理特有の業務と言えますね。
それぞれの仕事内容について、順番に見ていきましょう。
1. 製造原価報告書の作成
メーカー企業では、製造に関わる金額を明らかにするため製造原価報告書を作成します。
製造原価報告書は毎月作成することが一般的なので、
毎月月初は残業が増えることが多いですね。
製造原価報告書を作成するには、
原材料、資材、人件費など製造にかかった金額の計算をしなければいけません。
毎月月初には工場を稼働しながら、
材料や資材、仕掛品などの棚卸を行い金額を確定します。
棚卸金額が確定したのち製造原価報告書を作成しますが、5日間ほどは作成に必要です。
製造原価報告書を作成するまでは、深夜までの事務作業が続くことが多いです。
また人件費やその他経費も月初に金額を計上するので、月初は忙しくなります。
2. 棚卸し(たなおろし)
メーカー経理では棚卸しは深夜から早朝にかけて行われることが多いです。
棚卸は工場の作業が終了してからの作業のため、深夜~翌日の朝にかけて棚卸しをするので、
経理も同様に深夜から〜朝にかけて棚卸金額の計算を行います。
棚卸金額が確定してから製造原価報告書を作成するので、
棚卸しをする毎月月初は早朝まで仕事が続くことが多いです。
工場によっては標準原価計算を採用していることがあり、その場合差異分析も必要となり、
分析資料を作成するのに翌日に日付が変わっていることもあります。
なお、残業の際は理由を上長に必ず事前に伝えておく必要があり、
例え長時間労働でも正当な理由があれば残業代は支給されていました。
残業について気になる点があれば、自社の36協定を確認してみてください。
11月〜12月の年末調整期は繁忙期
これはメーカー経理に限らずなのですが、
毎年11月~12月の年末調整の時期は、経理部署は繁忙期になります。
特に年末調整に必要な資料は11月中に集めないと給与計算に間に合わないため、
従業員から必要書類を回収する必要があります。
特にメーカーでは交代制のシフトで稼働している工場もあり、
夜勤の従業員から資料を回収できないことも起こりがちです。
またメーカーでは工場の従業員と経理に温度差があり資料の回収をお願いしても、
なかなか受け入れてもらえないことがありました。
12月の月初になると回収した資料に基づき年末調整を開始します。
製造原価報告書の作成、さらに冬季賞与の計算も重なるため、
メーカーの経理は少なくとも12月の中旬まで繁忙期です。
決算時期(1年でもっとも忙しい時期)
決算時期はメーカーの経理で最も繁忙な期間となります。
3月末決算のメーカーでは、4月に入り1年間で金額が不明となっている事項がないか、
元帳の金額や仕訳伝票を元に検証しなければなりません。
特にメーカー特有の棚卸金額や工場に関わる減価償却費は税務調査の対象となりやすいため、
証憑類に不備がないか仕訳伝票単位でチェックします。
不明な点があれば経理担当者が工場に出向き、倉庫にある在庫を数え、
さらに機械が実際に稼働しているかなども確認しなければいけません。
そのため毎月の製造原価報告書の作成に加え、財務諸表の作成、さらに1年間の納税額の計算なども必要となり、
決算時期がメーカー経理において最も繁忙期になります。
おおむね、5月のゴールデンウイーク前後まで繁忙期が続き、状況によっては深夜の残業に加え休日出勤が続くこともあります。
メーカー経理の閑散期(ひまな時期)はいつ?
一年を通したスケジュールで見た場合、
上で見た繁忙期以外の月は閑散期となります。
また、毎月の業務量という意味では、
月半ばから月末までは比較的業務量が落ち着いています。
ただし、閑散期には納品先であるメーカーの工場監査が入ることがあります。
その際は資料の準備で経理の担当も残業が続きます。
特に工場監査では原料の金額なども調査の対象となることがあるので、
その際は経理担当者も対応が必要になりますね。
(追伸)労働環境が劣悪な「ブラック経理」で絶対働きたくない人へ
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(経理はブラック企業にまちがえて応募しないよう注意が必要です)
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(経理は実務経験で評価される職種です)
それなのに、入社時のお給料の金額がまったく違うのはなぜなのか?
これは「応募先の企業がきちんと利益を出しているか?」の違いです。
経理って営業マンみたいに個人の成績で給料が決まる職種ではないんですね。
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逆にいうと、能力的にあまり自信がない人であっても、
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ブラック環境で働く経理は本当に悲惨…
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(ブラック企業で働く経理は本当に悲惨です…)
私自身も経験があるのですが、
ブラックな職場で働く経理って本当に大変です。
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みたいなほったらかし教育をされる危険があります。
当然ながら、そんなかたちで仕事を覚えても、
身につくのは「その会社の中でだけ通用するスキル」だけです。
5年後にどんな差がついているか…。
って考えるとぞっとしますよね。
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経理志望者は「どこで求人を探すか?」が決定的に重要
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(経理求人専門の転職サイトで求人を探しましょう)
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逆にいうと、はっきり言ってあんまりスキルが高くない人でも、
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こんなふうに差がついてしまうのって理不尽でひどい感じがしますよね。
ですが、はっきりいって世の中なんてそんなもんです。
単に「知ってるか/知らないか」で差をつくことがたくさんあります。
こういうことって社会人やってたらいくらでもあることですから、
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