税理士法人への就職はおすすめ?未経験で転職するメリットとデメリット

2021年3月26日

  • 税理士法人に新卒で就職するってどう?
  • 年齢高めでも未経験で税理士法人に採用してもらえる?
  • 税理士法人の給料は安い?平均年収はいくら?
  • 税理士法人で働くメリット・デメリットは?

税理士法人で働く場合、

税理士実務を学びながら試験合格を目指せるというメリットがあります。

ただし、税理士法人で働くことにはデメリットもあります。

メリットとデメリットの両方を理解した上で、

自分の思い描くキャリアプランの実現にもっとも近づく選択肢を選ぶことが重要ですね。

なお、会計事務所・税理士事務所・税理士法人の3つで働き方に大きな差はありません。

(企業として名乗っている名称が違うだけで、業務実態はほぼ同じです)

ただし、税理士法人となるためには、2名以上の税理士有資格者が必要ですので、

比較的大きな規模の組織が多いのが税理士法人の特徴ですね。

管理人

この記事では、未経験者が税理士法人に就職転職するメリット・デメリットを解説します。

良いところも悪いところも包み隠さず書いていきますので、ぜひ参考にしてみてください。

↓※ 税理士業界で働く人にはぜひ読んでおいて欲しい記事

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税理士法人に就職・転職するメリット4個

税理士法人 就職

(税理士法人に就職するメリット・デメリット)

税理士法人に就職・転職することのメリットとしては、

↓以下の4つを挙げることができます。

それぞれの内容について、順番に見ていきましょう。

なお、年収条件の良い会計事務所求人は、

↓下記のような会計職専門の転職サイトでたくさん見つかります。

サイト内で希望する事務所規模や年収の条件を入力しておくと、

マッチする求人が登録されるたびに自動通知してくれて便利ですよ。

いずれも無料で使えるサイトですので、活用しましょう。

最速転職HUPRO(ヒュープロ)

未経験者が税理士事務所や経理の求人探すならここ!

ヒュープロは税理士事務所や企業経理の求人が専門の転職エージェントです。
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(未経験者向けの求人例:クリックで拡大)

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1.働きながら税理士試験の勉強をしやすい

税理士法人で働く人の多くは、税理士試験を目指す受験生です。

同じように社会人として働きながら勉強している人が周りにいる環境ですから、

勉強を継続しやすいことは税理士法人で働くメリットと言えるでしょう。

終業後に資格スクールに通ったり、

試験直前にまとまった日数の休暇を取ったり

といったことがやりやすいです。

管理人

なお、税理士法人の中には「職員の資格試験勉強を応援する」という環境を重視しているところもあります。

税理士法人 就職

(税理士受験生歓迎の求人:未経験OK)

 

試験勉強と仕事の両立が必須な方は、

こういった事務所の求人を狙って就活していくのがおすすめですよ。

>>税理士受験生歓迎の会計事務所求人を見てみる

実務と試験勉強をリンクさせながら学べる

また、税理士法人での仕事内容は、当たり前ですが税理士実務です。

税理士の実務と税理士試験の内容は非常にリンクしていますから、

仕事で経験した内容が試験勉強に生かせる(逆もまたしかり)ということがひんぱんにあります。

例えば、法人税法の理論は勉強だけではなかなか理解しづらいところが少なくありませんが、

実際に仕事で法人税の申告書を作ったりするうちに肌感覚として理解していける部分があります。

他の税法や会計科目についてもこれは同じです。

税理士法人の仕事として行う経理処理チェックは、簿記論や財務諸表論で学ぶ内容そのままですし、

所得税法や消費税法は税理士法人の実務では日常的に扱う知識です。

試験勉強とオーバーラップしながら学んでいくことが可能になります。

>>税理士法人に就職するメリット4つ(一覧)へ戻る

2.経理で働くよりも圧倒的早いスピードで成長できる

税理士法人での仕事は、顧問先企業の会計や税務を代行することです。

日々の一つ一つの取引の入力や毎月のチェック(月次監査)から、

年に1度の決算業務や税務申告書の作成まで行うのが基本業務になります。

こうした仕事をやっていく中で、税理士法人の職員は

一般企業の理スタッフとして働くよりも早いスピードで成長していくことが可能です。

なぜかというと、決算業務の経験をたくさん積むことができるからです。

これは一般企業の経理スタッフとして働く場合と比較して考えるとわかりやすいでしょう。

企業の経理スタッフとして働く場合、

税務申告書の作成まで任せられるようになるためには、少なくとも10年以上のキャリアが必要になります。

それまでは自分の担当する業務範囲だけを扱いますから、会計職として経験できる実務経験には限界があります。

その一方で、税理士法人のスタッフは入社して数ヶ月のタイミングから決算や税務申告の業務を担当します。

(もちろん、先輩の職員や所長税理士の指導を受けながらですが)

しかも、担当する顧問先の数だけ決算業務をやることになりますから、

年間で20件〜30件は決算業務をこなすことになります。

(一般企業の経理スタッフは、1年で経験できる決算業務は当然ながら1回だけです)

税理士法人で働くと、企業などの経理で働くよりも圧倒的に早くスキルアップができるのはまちがいありません。

経理より圧倒的に多くの決算業務を経験できる

決算業務の経験等ものの重要性について、もう少しだけくわしく解説します。

決算業務をこれまでにどれだけ経験してきているか?」は、会計職としての実務能力を測るモノサシのひとつになっています。

(これは実務経験者として転職するときに問われます)

企業の経理担当者として働く場合、通常は経験できる決算業務は「1年に1回だけ」です。

一方で、税理士法人の職員は顧問先企業の決算や税務申告を業務として扱いますので、

多い人なら年間で30件以上の決算業務を経験することになります。

(税理士法人の職員は、1人につきだいたい20件〜30件ぐらいの顧問先を担当し、それらの企業の決算と税務申告業務を代行します)

さらにいうと、企業経理のスタッフは、

必ずしも経理の知識が豊富でないことも多いです。

(管理職でも簿記2級レベルの知識だったりします)

管理人

中小企業では、経理スタッフが作成した帳簿や決算書を、顧問税理士がチェックするという形で税務申告までを完成させているが実情なのです。

会計や税務のプロとして早いスピードで成長したい人には、税理士法人で働くことには大きなメリットがあると言えるでしょう。

>>税理士法人に就職するメリット4つ(一覧)へ戻る

3.入社してすぐ「経営者目線」で仕事ができる

税理士法人に就職したら、自分の担当顧問先企業を持ち、

経営者さんを相手に仕事をするのが基本になります。

顧問先の経営者からはさまざまなことで相談を受けることがあります。

企業の融資対策や節税対策など、経営者は「お金に関するアドバイス」を求めている人が少なくないのです。

こうした業務を行なっていると、自然と「経営者目線」で仕事をする感覚が身に付きます。

一般的な企業の場合、入社して1年目から外部の経営者とやりとりをする仕事なんてほとんどないでしょう。

経営者の人たちと日常的に関わりながら仕事ができることも、税理士法人で働くことのメリットの一つです。

また、顧問先の企業には製造業から飲食業、美容業から不動産業まで、さまざまな企業があります。

いくつもの様々な企業から経理処理を請け負うため、業務を通して多くの業界に関わることが可能になります。

4.年齢が高い人・ブランクがある人も未経験で就職しやすい

税理士法人は、年齢が高い人も未経験から転職しやすいのもメリットです。

なぜかというと、そもそも税理士試験の受験生の平均年齢が高いからです。

税理士試験というのは、受験資格からして「社会人向け」に作られている国家試験です。

(大卒または日商簿記1級合格が受験資格です)

また、科目合格制度がありますから「働きながらでも挑戦しやすい」として社会人になってから勉強をスタートする人が多いのです。

上でもみたように、税理士法人で働く人の多くは税理士試験の受験生ですから、

必然的に税理士法人で働く人たちの平均年齢も高くなるのです。

未経験から一般企業の経理職に就職するためには、年齢がネックになってしまうことも多いでしょう。

例えば、30代後半の人が経理に未経験入社…というのはなかなか難しいのが実情です。

その一方で、税理士法人では「30代後半で未経験入社」なんてごく普通のことです。

このように、年齢高めの方がキャリアチェンジに挑戦しやすいことも、

税理士法人に就職・転職することのメリットと言えます。

年齢高め(20代後半〜30代)の人が税理士を目指す場合のポイントは、

↓こちらの記事でくわしく書きました。

会計事務所 未経験 30代
税理士を30代から目指すって遅い?未経験で会計事務所へ転職する方法

「30代から税理士を目指すってもう遅い?業界未経験者がキャリアをスタートするなら何から始めればいい?」この記事では、30代から税理士を目指すという方向けに、税理士としてのキャリアをスタートするための具体的な方法を解説します。会計事務所(税理士事務所)に未経験で転職するときの注意点も説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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>>税理士法人に就職するメリット4つ(一覧)へ戻る

税理士法人に就職・転職するデメリット3個

上では税理士法人に就職・転職するメリットを解説しました。

↓その一方で、税理士法人で働くことには以下のようなデメリットもあります。

  1. 良くも悪くも「小さな組織」であること
  2. 大手企業に比べると給与や福利厚生で劣る
  3. ブラック事務所が少なからず存在しているので転職活動に注意が必要

こちらも順番に見ていきましょう。

>>雇用環境が劣悪な「ブラック事務所」に絶対に入りたくない人はこちら

1.良くも悪くも「小さな組織」であること

税理士法人は、一般企業のように何百人という組織であることは少ないです。

スタッフ数十人~100人くらいの規模の税理士法人も多いですが、

小さいところであれば、社員数が10人以下ということもあります。

実際には、代表税理士+スタッフ3〜5名

ぐらいの規模のところが多いですね。

管理人

さらにいうと、親族経営となっている組織がとても多いのが税理士業界の特徴です。

よく言えば家族経営でアットホームな雰囲気で働けるということでもあるのですが、

場合によっては人間関係で息苦しさを感じることもあるかもしれません。

(特に、所長税理士との性格的な相性はとても大事)

もっとも、逆にいえば小さな組織であるからこそ、連帯感や仲間意識を持ちやすい場合もあります。

雰囲気や社風は勤務先によって違いますが、税理士法人は良くも悪くも「小さな組織」であることは理解しておきましょう。

2.大手企業に比べると給与や福利厚生で劣る

税理士法人の給与や福利厚生は、大手企業のそれと比較すると明らかに見劣りします。

BIG4税理士法人など、大手外資系グループの税理士法人なら別ですが、そういった組織で働ける人はごく一部です。

BIG4税理士法人への転職・就活についてはこちらの記事をご覧ください。

big4税理士法人 転職
BIG4税理士法人への転職は難易度高い?学歴や科目合格は必須条件?

税理士や税理士補助としてキャリアアップを目指す人の中には、BIG4税理士法人への転職を目指している人も多いでしょう。この記事では、BIG4税理士法人への転職を成功させるためのポイント(学歴や科目合格の必要性)について解説します。参考にしてみてください。

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全体としては個人事務所レベルの税理士方人が圧倒的に多いですから、給与や福利厚生に過度の期待はできません。

未経験者の平均年収で言えば、300万円〜350万円程度が相場でしょう。

もっとも、税理士を目指す人の多くは、将来的には独立して自分の事務所を持つことを目指しているでしょうから、

「勤務職員時代の給料にはこだわらない」という人が多いのもこの業界の実情ですね。

(修行と割り切って、お給料をもらいながら勉強できるからOKとしている人が多い)

>>未経験・資格なしOK!実際の税理士法人求人で年収を見てみる

実務経験者として転職すれば年収は上を目指せる

もちろん、上で述べたことは「未経験入社の場合」の話です。

税理士実務を一人前にできるようになれば、実務経験者として即戦力採用してもらうことができますから、

年収や福利厚生もどんどんよくなっていきます。

↓実務経験者向けの税理士法人求人の例

税理士法人 就職

(実務経験者向け求人例:画像クリックで拡大)

税理士法人 就職

(実務経験者向け求人例:画像クリックで拡大)

 

実務経験者として複数の税理士法人を渡り歩いている人の中には、年収800万円〜という高年収の人もいますよ。

(所長税理士のパートナー的な扱いになっている人の中には、無資格でも年収1000万円プレーヤーも普通にいます)

ただ、未経験のうちは年収や福利厚生があまり良くないのは避けられません。

一人前になればおいしいけれど、一人前になるまで時間と労力がかかるのが税理士業界で働くことのデメリットと言えます。

>>税理士法人の実際の求人で年収を見てみる

3.ブラック事務所が少なからず存在しているので転職活動に注意が必要

上でお話ししたことと少しかぶりますが、

求人を出している税理士法人の中にはブラック企業的なところも存在しています。

いわゆるブラック事務所というやつですが、

こうした税理士法人には絶対にまちがって就職しないようにしてください。

ブラック事務所は年収200万円台…ということも普通にありますし、

担当顧問先が多すぎて仕事が激務になり、税理士試験との両立なんてとてもできない…なんて状態になりがちです。

ブラック事務所に絶対入りたくない人は転職エージェントを使おう(無料)

ヒュープロ 評判

(ヒュープロは税理士法人専門の転職エージェント会社です)

 

ブラック事務所に間違えて入らないようにするためには、

税理士法人専門の転職エージェントから情報をもらうようにしましょう(無料で使えます)

転職エージェントは、

実際に求人を出している税理士法人を訪問し、

人事担当者(代表税理士など)と会って情報を集めています。

応募先事務所の職場環境について

具体的な情報を教えてもらうことができますよ。

管理人

求人応募前の情報収集は極めて重要です。

情報収集というとハローワークや求人サイトの内容、

あるいは応募先税理士法人のホームページなどの情報からリサーチする人が多いと思いますが、

残念ながら「現場の生の情報」はほとんど知ることができないのが現実です。

↓例えば、以下のような情報は求人サイトはホームページからはまずわからないでしょう。

  • 応募先税理士法人の男女比率や年齢構成
  • 残業がどのぐらい発生しているか?繁忙期と閑散期でどのぐらい違うか?
  • 税理士試験の科目合格者や有資格者は何割ぐらいいるか?
  • 3年以内に退職した人がどのぐらいいるか?
  • 職員1人あたり何件の顧問先を担当しているか?
  • 代表税理士の人格はどうか?
  • 雰囲気は暗い?明るい?みんなちゃんとあいさつする?

転職エージェントを使えば、こうした「生の情報」を「求人に応募する前」に知ることができます。

なお、転職エージェントにお金を払うのは、求人を出す企業側だけです。

なので、私たち求職者は完全無料で使えます。

合わないと感じたらいつでも利用をやめられるので、リスクは何もないですよ。

ちなみに、転職エージェントの利用をやめたいときは、

「今の職場でもう少し頑張ることにしました」と伝えるのがおすすめです。

これは魔法のワードで、これいえばエージェントから重ねて連絡が来るようなことはほぼなくなります。

これからあなたが未経験で入社する税理士法人の雇用環境によって、

5年後・10年後のあなたの税理士としてのキャリアが決まってくることを理解しておいてください。

たとえば、ブラック事務所で5年働くとか本当に地獄です。

税理士試験の科目合格を着実に重ねていくなんてまず無理ですし、

新人時代からろくに仕事を教えてもらえず、

年齢だけを重ねてぜんぜん実力が身に付いていない…なんていう結果になりかねません。

↓※ 税理士業界で働く人にはぜひ読んでおいて欲しい記事

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ブラックな会計事務所の見分け方(12個の特徴)

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